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勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
第二部 第一章 困った時の神頼み
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第1話 平和な日々

 私達が世界を救った後、人間の国(ヒューゲン)獣の国(ビーノ)龍の国(ドラウ)天の国(エンシ)魔の国(デージン)のどこに行っても、歓迎され、宴が開かれた。


 私達は邪神を倒した功績により、各国のスカウトや勧誘が何件も来るようになっていた。

 中には、神からの手紙なんてものもあったのだが、どうせいたずらなので、無視している。


 第一、中身の文面が怪しすぎるのだ。私の世界も守ってくれませんか?って、怪しすぎるし、そもそももう邪神とは戦いたくないんだよね。


 邪神を倒しに向かっている時に入手した、モンスターの素材や、レベリングした時の神獣の素材を売れば生きることには困らない。

 だが、あんまりそういう素材を流すと、実力に不相応の装備になってしまい、犯罪が増えそうなので、今のところ流していない。


 私の獣耳や翼のことも結局バレてしまったので今はもう、外に出している。

 私の獣耳や翼がバレたのは、ホゾンのギルドマスターのせいだ。


 外では出していなかったはずなのに、何故かバレていた。

 ………私達の部屋を覗いてた訳ではないはずなんだけど…。


 バレて僅か数日で人間の国(ヒューゲン)全土に私のことが伝わって、その2日後には、すべての国に私のことが伝わっていた。

 情報が伝わるスピードが早すぎるんだけど………。


 この世界は邪神を撃破したあと、モンスターが人を襲うことも少なくなり、変異種オーガのような強力な個体も一切現れなくなった。

 モンスター達がすべて自分達で倒せると判断した人間の国(ヒューゲン)の国王は、私の元クラスメイトを元の世界に戻りたいと願った者だけ、元の世界に戻したようだ。


 委員長はこの世界に残ることに決めたらしく、この世界に残る勇者はたったの4人になった。

 邪神との戦いにおける増田卓人との戦いは、勇者達の心に衝撃を与え、元の世界で平和に暮らしたいと願う者が続出したのだそうだ。


 委員長達4人は邪神との戦闘の復興が完璧に終わるまで世界に残り、終わってから帰るのだそうだ。


 あれからカノアは私に戦いを1日に5回ほど戦いを挑んでくるようになった。

 ダンジョンに結構な頻度で挑んでいるのに、どこからその元気が沸くのだろうか?


 ラフィスさんは………、うん、ドMに磨きがかかったよ………。

 あまり考えたくない。

 とりあえず、どんな攻撃でも仲間からなら興奮するようになってしまっている。


 ディアスは正式に魔王を継承した。

 魔王になり始めに取り掛かったのは、魔王城のリフォームだった。

 一回すべてを壊してから、新しい魔王城を建てたのだ。


 ディアスの中にいる前魔王は猛烈に反対したようだが、ディアスは折れず、結局魔王城は取り壊すことになった。

 新しい魔王城は、まるでホテルのような部屋数の城になっていた。

 どうやら本当にホテルとして営業していくつもりらしい。


 では、ディアスの住むところはホテルの一室なのかと聞くと、人間の国(ヒューゲン)魔の国(デージン)の国境付近の場所にみんなと一緒に暮らしても問題ない大きさの家を作ったみたいで、そこに住むようだ。


 薫とはしばらく会っていない。

 なんでも、マーガムを越える為に鍛えてくるらしい。

 まぁ、薫の戦闘力はこの世界でも上位だし、判断能力やスキルも逃走には向いているので、何かあっても大丈夫だろう、とは思っているけどね。


 セイスはだいたい私と一緒にいるけど、邪神を撃破したことで、神界とこの世界を自由に行き来できるようになり、神出鬼没になっている。


 そして、私とマーガムは現在、デートの真っ最中だ。

 ホゾンの街をゆっくりと2人で観光している。

 その姿は元の世界のカップルと同じだろう。

 唯一違うことと言えば、街の人達が道を開けてくれることだろうか。


 ………いや、スムーズに進めるのはいいんだけど、やっぱり道を開けられた上で祈られたりするのは慣れないからやめて欲しい。


 マーガムと付き合うことになってからは、マーガムと2人きりになる時間がみんな気を使ってくれているか増えていた。

 今までは、ドキドキするだけで1歩を踏み出せず、手を繋ぐことも出来なかったけど、昨日マーガムが明日デートに行きましょうと誘ってくれたので、お互いに1歩を踏み出して今は手を繋いでいる。


 楽しかったデートは時間をあっというまに進めてしまい、私達はみんながいるディアスの新居に帰ろうとした。

 その瞬間、私の足下に突如魔法陣が展開され、私とマーガムは結界に閉じ込められてしまった。


「とりあえず、ここから出ようか。」

 そう言って私は《時空間収納(アイテムボックス)》から聖剣を取り出して、結界を概念 斬撃を使い切り裂こうとしたのだが、結界は斬れず《過程省略》でも外に出られなかった。


「なんで…、なんで斬れないの?!」

 私達が斬れないことに疑問を抱いていると、光に包まれてどこかに転移させられてしまった。

はい、アフターストーリーなんやらすっ飛んで第二部です(笑)

どうしてこうなった………。


新作の方もあるので、2日に1回の更新になります。

新作の方もよろしくお願いします。


更新時間は両方ともいつも通りの1時になる予定です。

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