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勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
最終章 邪神
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第83話 マーガムVS邪神の眷族

 ~マーガム視点~

 僕はミナさんに命令されて、他の動かない冒険者達を連れて邪神のいる空間から脱出した。

 邪神のいる空間から他の空間に移った途端、冒険者達が動き始めた。


「ここは………、どこだ?」

「邪神がいた空間を少し戻った空間です。」

 冒険者達が状況を確認し始め、自分達では邪神と戦うことはおろか、前に立つことすら出来ないことを理解してしまう。

 しかし、自分達しか邪神の元にたどり着けないことを思い出すと、人間の国(ヒューゲン)近くにある裂目で、出てくるモンスターを倒している冒険者も一緒に邪神に挑めば今度は大丈夫なのではと思い、空間をどんどん戻っていく。


 モンスターを討伐しつつ順調に空間を戻っていたが、次の空間に繋がる空間の裂目に入ろうとした時、空間の裂目がその前に広がり、中から邪神の眷族が現れる。


「逃げるとは、主に挑む権利も無い!」

 それだけ告げると、邪神の眷族は即座に黒い何かを放ち冒険者の1人が飲み込まれた。

 すると、冒険者の姿が無くなってしまい、他の冒険者の動きが僅かに止まる。

 その隙を邪神の眷族が逃すはずもなく、次々に冒険者の姿が無くなってしまい、僕1人だけになってしまった。


「あの時からどれ程強くなったか、見せてもらおうか。」

「あの時の僕とは違いますよ。」

「あぁ、安心するといい。

 消えた者達は元の世界に戻しただけだ。

 故に、存分に力をみせてみせろ。」

 邪神が魔法による攻撃を放ってくるので、僕は《獣化》して《強化防御》と《身体強化》を使い、左手に持った盾で防ぎつつ、邪神の眷族に向かって進み始めた。


 邪神の眷族の魔法攻撃を受け止め、受け流し続けていると、魔法攻撃が無くなり、今度は邪神の眷族自らハンマーを持って接近戦に持ち込んでくる。

 ハンマーによる攻撃を受け止めるのは無理みたいだ。

 《未来予知》によると受け止めきれずに吹き飛ばされるようだ。

 なので僕は攻撃を受け流すことで対応することにした。


少し前に見たステータスによると、やっぱり攻撃系のスキルは持っていないので、ミナさんに作って貰ったパイルバンカーを直接当てるしか勝つ方法が無い。




名前 マーガム 奴隷

Lv869 職業(クラス)騎士Lv1 12才 男

HP43600 MP8730 SP69940

攻撃力 34740

防御力 69470

魔法攻撃力 0

魔法防御力 69470

素早さ 17360


スキル

感知Lv10

獣化

槍術Lv1


贈与(ギフト)スキル

時空間収納(アイテムボックス)

魔力変換

未来予知

解封(ロック・アンロック)

相転移

鑑定

並列思考


職業(クラス)スキル

防御補整Lv10

遠隔防御Lv10

身体強化Lv10

経験値共有化

防御範囲拡大Lv10

強化防御Lv10

限界突破Lv10

防御力転換

防御結界

極点防御

制限解除


魔法

無し


概念

守護


防御力転換

防御力をすべて攻撃力に変換できるスキル


防御結界

自身と同じ防御力を持つ結界を張ることができるスキル


極点防御

防御範囲1立方mmの点を作成するスキル

この点の防御力は自身の防御力の10倍に相当する


制限解除

スキルの時間制限を無くすことが出来るスキル


概念 守護

守りたい思いの強さによって防御力が変化する

さらに、




 どうにかして邪神の眷族を拘束出来れば勝機はある。

 そう思った僕と邪神の眷族との接近戦は激しさを増していく。

 邪神の眷族がハンマーを振り下ろすと、それを左手の盾で受け流しながら、右手に持った槍でカウンターを繰り出し、さらに勢いをそのままに《遠隔防御》で作った壁を足場にして盾で邪神の眷族を殴る。


 あまりダメージを与えられているとは思えないけど、攻撃後の隙を無くすためにも、必要な攻撃だ。

 僕が少し距離を取ると、すぐに邪神の眷族が距離を詰めてくる。

 そんな一進一退の攻防が続き、邪神の眷族が苛立ったのか、大振りの攻撃を放ってくる。


 僕はその隙を見逃さない。

 すぐさま《遠隔防御》を発動して、邪神の振り下ろす腕の進行上に配置する。

 そして腕が防御壁に当たり少し跳ね返った時、《防御結界》を発動して邪神の眷族を閉じ込める。


 結界には邪神の眷族が動ける空間があったが、空間を割って移動される可能性があるので、動けないように《極点防御》を邪神の眷族を結界と挟むように展開した。

 これで邪神の眷族は空間を移動することが出来なくなった。

 僕はパイルバンカーの準備を始めた。


 パイルバンカーの準備が終わり、結界越しに邪神の眷族に向ける。

「なるほど、よくやるものだ。だが…!」

 邪神の眷族がそう言うと、結界が割られてしまう。

 結界から出てきた邪神の眷族の姿は、三首の獣に変化していた。

 その姿をミナが見ていたら、こう言っただろう、ケルベロス、と。


 しかし、邪神が変化するのと同時に、マーガムにも変化が訪れていた。

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