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勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
最終章 邪神
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第82話 神剣VS邪神

活動報告更新しました。

 私は受け身を取りつつ《時空間収納(アイテムボックス)》から聖剣を10本取り出して《剣神》で操りつつ、邪神に向かって()()ながら概念 加速を使って邪神の目の前に現れる。

 《過程省略》によって、邪神の元に歩く過程を省略した上でその速度を加速したのだ。

 そして、邪神の目の前に到着した瞬間に、私は手に持った聖剣を振るという過程を省略して、斬ったという結果だけを邪神に与える。


「やるな!」

 しかし、邪神がただでやられるわけもなく、私が斬った場所から禍々しい棘が射出され、その後瞬時に再生した。

「ちょっ!?危なっ!」

 私はすぐにその場から《過程省略》を使って脱出しつつ、聖剣で追撃するが追撃は邪神によって打ち落とされた。

 今、棘が出てくるの見えなかったんだけど…?

 《未来予知》で棘に当たった未来が見えたから、避けることが出来たのだ。


 それにしても、概念 加速によって、速度が上がり続けるはずなのだが、速度が上がるかわりに、邪神と戦っていたときにあった空気が鉄のように固くなる現象が無くなった。

 《剣神》によると、停止の概念によって空気の動きを停止していたのが、私の概念 加速によって打ち消されている状態ということだろう。

 《剣神》によって、相手の概念が認識できるのは本当にすごい。


 今はまだ、お互いの手の内を見極める段階だが、邪神に対して私が押されている状態だ。

 それは生きてきた、いや存在してきた年数の違いか、それとも戦ってきた次元の違いか、もしくはその両方によって邪神との戦いは私が不利になっていた。

 私が神化に覚醒までしても、有利に戦うことが出来ない。

 それほどまでに、邪神の戦闘能力は凄まじく、私が放つ結果のみの一撃をも軽々と捌いてみせる。


「なかなかやるようになったが、まだまだだな!」

 邪神が戦斧を振るうと、私の周りの空間が崩れ落ちる。

 が、私は《過程省略》を使って崩れ落ちる空間から脱出する。

 《剣神》によると、今のは崩壊の概念による攻撃のようだ。


「なら、これはどうかな?」

 邪神がまたしても戦斧を振るうと、戦斧から氷の礫が飛び出し、私が出していた聖剣を取り込んで地面に落ちる。

 私が《剣神》の効果で動かそうとしても、聖剣はピクリとも動かない。

 《剣神》によると、どうやら聖剣が邪神の概念 融合によって氷の礫と融合してしまい、剣の概念を保有しなくなったため、《剣神》で動かせなくなってしまったようだ。


 邪神の保有する概念はどれも応用が利きやすい、単純な効果のものが多いな…。

 邪神の概念によって、私のほとんどの攻撃が潰されてしまうのがかなり痛い。

 しかも邪神を傷付けると、認識不可のカウンターが飛んで来るのが本当に厄介だ。

 最上級の邪神なのも納得だ。


 作った武器は私が持っていない限り、崩壊させられるか、氷の礫と融合されてしまう。

 なら、魔法はどうかと試してみたが、魔法は邪神に触れると同時に邪神と融合し、邪神を強化してしまった。


「まだだ、まだあるだろう?私を楽しませてくれ!」

「あなたを楽しませる気なんて無いよ。」

 私と邪神は何度か打ち合ったが、私の聖剣はボロボロになってしまった。

 私は邪神から《過程省略》を使い、《武器創改造》を使う時間を稼ぐことにした。


 私は髪の毛を1本引き抜き、抜いた髪の毛に《武器創改造》を使用する。

 項目がいくつか出てくる。

 どういう形状にするか、

 どういう効果を付与するか、

 そしてどういうギミックにするか、が決められるようだ。


 私は形状を黒剣(ワシュヴァ)黒刀(ノールツ)と同じ形状にして、剣の方には、破壊不能、魔力吸収を、刀の方には魔力放出、破壊不能を付与する。

 ギミックとして、刀と剣を合体させて、大剣になるように設定する。


 《剣神》の力を最も発揮出来るのが大剣のようなので、大剣にもなるようにした。

 とはいえ、刀でも剣でも、その二刀同時でも問題なく扱えるんだけどね。

 私は出来た剣と刀を手に、逃げるのを止めて、邪神に向かって踏み込んだ。


 邪神の首を斬ろうとするが、邪神によって塞がれる。

 しかし、今の私は二刀流だ。

 手数では圧倒的に有利なのだ。

 私は邪神に傷を付けては、カウンターを回避するという行為をしばらく繰り返していたのだが、邪神の回復スピードが私の攻撃スピードを上回っていたので、他の方法で倒すことにした。


 戦況は、邪神の概念を解析出来たこと、覚醒したスキルに馴れてきたことにより、何度か五分五分の状況になっている。

 しかし、邪神を倒すには瞬間大火力で倒すしかないが、邪神がそれをわざわざ喰らうとは思わない。

 あと一手が足りない。

 私がそう思った時、私の後ろの空間が割れて、人がギリギリ通れるぐらいの穴になった。

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