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勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
最終章 邪神
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第77話 決戦 獣の国

 ~薫視点~


 ………しまった。

 邪神の軍勢が攻め込んできているのに寝てしまった。

 獣の国(ビーノ)の住人達がモンスターを撃退しているのを見ていたら安心して寝ていた。

 海那に任されたのだから、獣の国(ビーノ)をしっかり守ろうと思っていたのにな…。


 とりあえず獣の国(ビーノ)の国防壁は作動しているので、壁の外にある木と自分の位置を《相転移》で入れ替えて外に出る。


 俺は獣の国(ビーノ)の周辺にいるモンスターを倒していく。

 それにしても、獣の国(ビーノ)に攻めるからってモンスターをオークや魔獣で固めなくてもいいだろうに…。


 周囲の安全を確保してから、《影分身》を使って自分の分身にモンスターの討伐をさせていく。

「ふぁぁ…、そういやステータス見てなかったな…。」

 そう思ってステータスを確認する。



ステータス

名前 上原 薫 勇者

Lv684 職業(クラス)暗殺者Lv10 16才 男

HP45280 MP35600 SP45000

攻撃力 59600

防御力 23500

魔法攻撃力 2000

魔法防御力 23500

素早さ 68250


スキル

意思あらばすべてを成す(勇者専用)


贈与(ギフト)スキル

解封(ロック・アンロック)

鑑定

並列思考


職業(クラス)スキル

感知Lv10

隠密Lv10

弱点特攻

影分身Lv10

真眼

隠密攻撃

潜影

影刃Lv10

限界突破Lv10

急所攻撃

正違混同


魔法

闇魔法Lv10


概念

忍者



 意思あらばすべてを成す

自分の意思で決めたならば、世界の範疇を越えない範囲でなんでも出来るようになる。

ただし、途中経過がどうあろうと関係無く結果のみが出来るようになるため、途中で死ぬこともある


 感知

SPを100消費して、半径(Lv×2)メートル内の状況を把握出来るスキル


 隠密

SPを(1100-Lv×100)消費して、自分の音、気配、匂いなどを隠すことができるスキル


 弱点特攻

相手の弱点属性で攻撃した時、攻撃力をその攻撃だけ2倍にするスキル


 影分身

自分の分身をLv×2倍だけ出すことができるスキル

出した分身はスキルを使用出来ず、ステータスも半減する。


 真眼

すべての真贋を見極めるスキル


 隠密攻撃

攻撃対象が攻撃に気がついていない場合、攻撃力が4倍になるスキル


 潜影

影の中に潜れるスキル

影が無くなってしまった場合、強制的に外に出される。


 影刃

影で対象を刺せるスキル

影が無ければ使用不可


 限界突破

ステータスを一定時間2倍にするスキル

一定時間経過後ステータスが最大値の10%+(Lv×2)に減少する


 急所攻撃

相手の急所(男の人ならば、心臓、頭、股間)を攻撃した時、攻撃力をその時だけ10倍にするスキル

急所に当たった場合、専用の音が鳴る


 正違混同

正しいことを違うように、違うことを正しいようにするスキル


 概念 忍者

忍者っぽいことができるスキルの性能を上昇させる

さすが忍者、汚い!

さらに、


 ………おい、概念 忍者の説明遊んでるだろ。

 とりあえず、《正違混同》の効果は分かりにくかったが、《影分身》で生み出した分身体がスキルを使えるようになったことから、効果をめちゃくちゃにするスキルみたいだな。

 おまけに、《影分身》の分身体とリアルタイムで意思の共有が出来るようにもなってた。


 早速、分身体を仲間がいるそれぞれの場所に向かわせて状況の確認をさせることにした。

 海那の仲間がいなくなったら、海那が悲しむからな。


 分身体から報告があり、空間の裂目を見つけ、敵のボスと思われる個体を発見したとのこと。

 俺はそのボスの元に向かった。


「もっと手応えのあるものはおらんのか?」

 ボス(《真眼》でみたら邪獣と出てきた)は、狼が二足歩行しているような感じだな。

 その邪獣が獣人達を蹂躙していい気になっているな。

 獣人達には悪いが、少しだけ邪獣の注意を向けていてもらおう。


 俺は《隠密》を発動しつつ、邪獣の後ろに回り込み、《影刃》と《急所攻撃》、さらに《隠密攻撃》を発動させて邪獣の全身を攻撃する。

「ぐおぉぉお!?」

 《急所攻撃》が当たったことで壮絶な音を鳴らし、邪獣が倒れて光に包まれて消えた。


 ………ん?!

 もしかして倒せたのか?

 邪獣っていうくらいだから、俺のことを察知してるのかと思ってたぞ。

 分身体からの報告があり、空間の裂目が塞がったとのこと。

 どうやら完璧に倒せたようだ。


 空間の裂目が塞がったことで、俺がここにいる意味もなくなったので、人間の国(ヒューゲン)に向かい、人間の国(ヒューゲン)の空間の裂目から海那の元に向かうことにした。


 人間の国(ヒューゲン)へと向かう途中、分身体から人間の国(ヒューゲン)以外の空間の裂目が塞がったとの報告があった。

 さらに、海那の仲間達も全員回収出来たこと、全員がボロボロであることが報告された。

 人間の国(ヒューゲン)に《相転移》で移動して他の仲間達も向かわせようとしたが、《相転移》してすぐにやめさせる。


 なぜなら、人間の国(ヒューゲン)に化け物が現れたからだ。

 まるで、タコのようなそれは、20階建てのビルほどの大きさがある化け物だった。

 《真眼》で見ても分からないので、海那の仲間全員でかかる必要がある。

 スキルの効果などでは無いが、直感がそう訴えてくる。


 他の勇者達も戦っているが、あまり効いていないようだ。

 仲間が全員が到着してから、俺達はスキルのデメリットの時間の経過を待とうとしたが、ラフィスさんが重体なので、直せる人物を探すことにした。


 目的の人物は、勇者の中にいたので、ラフィスさんをスキルの時間を進めることで直してもらった。


 全員が揃ったことで、俺達はタコの化け物に挑んだ。

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