第7話 ギルドに登録!
ドキドキしながら、ギルドに入る。
完全なお上がりさん状態で、周りをキョロキョロ見渡していると、門番の人が前を進んでいくので、慌てて付いていく。
そしてカウンターの前までいくと、受付嬢がやや驚いた顔をしてから、対応してくれた。
━━━今まで私を見た人のほぼすべてが、顔を赤くさせたり、驚いたような顔をするんだけど、私に何かあるのかな?
―━まぁ気にしなければいいか。
「ようこそ! 冒険者ギルドへ! ご用件は…門番の人が付き添いでいらっしゃるので、冒険者に登録ですね?」
「はい! それと、オークの素材の買い取りもしてもらいたいんですが…」
完全に死活問題だからね…
「わかりました。
では、始めに買い取りから始めますね。 素材を出してください。」
私は、言われた通りテーブルに、オークの素材を出す。
「オークの肉は、料理でよく使われるので、恒常クエストなんですよ。
なので、クエストクリア扱いにして、クエストの報酬をお渡ししますね。
10キロにつき銀貨5枚ですから、40キロなので銀貨20枚ですね。」
幸い、オークが大人で、胴体は無事だったため、銀貨20枚になった。
「続いて、冒険者ギルドへの登録を行いますね。
こちらに、必要事項を記入してください。」
そう言って、紙を渡してくる受付嬢。
紙を見てみると、見たこともない文字が書いてあるが、ARみたいに若干浮いた感じで日本語で翻訳されていた。
「すいません。 文字は読めるんですけど、書けないので、代筆お願いしてもいいですか?」
読めても書けなきゃ意味無くない?
とりあえず、代筆してくれるかわからないが、お願いしておく。
「はい、勿論大丈夫ですよ。 でも珍しいですね。
文字が読めるけど書けないなんて。」
ですよね! そりゃそうだよ! むしろ読めたら書けるよね、多分!
とりあえず、うまい言い訳が無いかな?
「文字が読めるだけのスキルを持っているんですよ。あはは…」
「確かに、そんなスキルがあると聞いたことがありますね。
それも転移者がよく持っているとか。」
スキルあるのね。
それも転移者がよく持っているのか。
「私、転移者じゃないんですけどね。」
嘘はいっていない。
だって転生者だもん。
「これは、失礼しました。
では、項目の答えだけを教えて下さい。」
ちなみに項目はこんな感じだった。
名前
職業
年齢
戦闘方法
とりあえず答えていこう。
名前 ミナ
職業 剣姫
年齢 16歳
戦闘方法 前衛で剣を振る
代筆し終わった受付嬢が、不思議そうな声で聞いてきた。
「こんな職業聞いたことがないのですが、1度ステータスを確認してもよろしいですか?」
受付嬢に向けて、名前のルシーナと、スキルや、攻撃力などのステータスを隠して、ステータスを表示する。
ステータス
名前 ミナ
Lv1 職業 剣姫Lv1 16才 女
「ありがとうございます。
信じがたいですが、新たな職業と認定します。
登録してくるので、テーブルのほうで、しばらくお待ちください。」
今まで待っていてくれた門番の人に、銀貨11枚を渡す。
受け取った門番は、通行許可証を私に渡してから帰っていった。
その後、言われた通りにテーブルに向かったのだが、まだ、見られている感じがする。
会話が少しだけ聞こえた。
「あの子、一人で登録したってことは、まだパーティー組んでないってことだよな?
お前誘ってこいよ!」
「無理だろ。 何組のパーティーが狙ってると思ってるんだよ。
行ったが最後、生きて帰ってこれないぞ。」
「だよな。 でも、あんな美人がパーティーに居たら、それだけで頑張れるよな。」
━━━美人?
だから、顔を見たみんなが、ちらちら見てくるのか。
とりあえず、フード付きの服でも買うことを決めた。
そして、しばらく経つと、受付嬢が戻ってきた。
その手には、ドッグタグのような小さいプレートを持っている。
「こちらが、ギルドタグです。」
ギルドタグっていうのか、このプレート。
スマホが細長くなったような感じなんだけど、液晶とかは無い。
ギルドタグを受け取る。
「ギルドタグに付いているボタンを押すと、先程答えていただいた情報が表示されます。
さらに、ギルドタグは、クエストを受ける時にも必要になるので、無くさないでくださいね。」
頷いてから、他の注意点や、おすすめの宿屋を聞いておいた。
ちなみにギルドタグの登録情報は、こんな感じだった。
名前 ミナ
職業 剣姫
年齢 16歳 性別 女
戦闘方法 前衛で剣を振る
ギルドランク F
ギルドポイント 10pt
ギルドマネー 0円
ギルドポイントが一定の数値になり、昇格試験をクリアすれば、ギルドランクが上昇するらしい。
ギルドマネーは、1円で銅貨1枚と同じ価値らしい。
門で通行許可証を発行するのに、お金払ってる人を見なかったのは、ギルドマネーで払っていたからか。
とゆうか、円ってことは、ギルド作ったのは、もしかして日本人かな?
まぁそれは置いておくとして、私はクエストを受けるために、クエストボードを見るのであった。