第72話 邪神対策会議
前話修正して分割した後半部分です。
前話少し変わっていますので、未確認の方はご注意ください。
~邪神が攻めてくる前日~
私達は人間の国の王城に集められていた。
なんでも、明日に迫った邪神との決戦に向けた最後の作戦会議を行うらしい。
………私は行きたくなかったが、ホゾンのギルドマスターに無理矢理連行された。
SSランクの冒険者でも、ギルドマスターの脅しには勝てなかったよ…。
~王城内の会議室~
この場所には、すべての王とギルドマスター、そしてSランク以上の冒険者と勇者が集められていた。
会議室はかなり広く、呼ばれた全員(総勢150人くらい)が椅子に座れるほどだ。
勇者の中には、国から出ていったクラスメイトも集まっていた。
「では、邪神への対策会議を始めるのじゃ。」
人間の国の王が開始を宣言した。
「まず、各国の協力無しではこの戦いは勝てないじゃろう。
なのでまず、この場で契約をしたいと思うのじゃ。」
「そうだな、それがいいと思うぜ。」
「良かろう、契約は絶対だからな。」
「私はいいわよ?」
「我らも同様だ。」
獣王、龍王、天使の女王、そして魔王が契約することに賛同する。
「では、この戦いにおいて、各国が協力し合うことをここに宣言するのじゃ“契約”」
各国の王が契約をしたことで、種族の垣根を越えて邪神に対抗することができる。
「では、今までの会議等で決まったことをまとめるのじゃ。」
そう言った人間の国の国王は、今までやってきた(らしい)会議の結果をはなし始めた。
1,各国に攻めてくる邪神の勢力を攻められた国が撃退する。
2,突撃部隊を結成して、邪神を撃退する。
3,邪神が各国に攻めてくるなら、国防壁を張って防衛すること、非戦闘員は国の中でサポートをする。
という感じらしい。
………嫌な予感がする。
「では、突撃部隊のメンバーを決めたいのじゃが、我こそはという者はおるじゃろうか?」
そこで、右手をスッと挙げる人物がいた。
ホゾンのギルドマスターだ。
………いや、まさか…。
「俺はこいつらを推薦するぜ!」
そう言って挙げた右手を私達の方に向ける。
右手を全員が目で追って、私達を全員が見ることになった。
そして全員が、「あぁ~」みたいな感じで頷いてしまった。
「では、そなた達は突撃部隊に決まりじゃ。」
「いや、なんでですか!?」
「そりゃ、お前さん達は各国で噂の冒険者だからな。」
「噂?どんな噂ですか?」
とても気になる…。
「そりゃ、すべてのダンジョンを制覇し、頭のおかしい奴らも従える、聖女の冒険者って噂だぞ?」
「いや、聖女じゃないんですけど?」
「まぁ、そんな噂が流れてるんだよ。」
いや、その噂流したのホゾンのギルドマスターだよね?!
他の冒険者も、ギルドマスター達に推薦されて突撃部隊にされていった。
全体から見れば少ない数だが、被害者は少なくなく、20人の被害者が出てしまった。
しかし、各国の強い要望により、カノア、ラフィスさん、ディアスは国の防衛をすることになった。
カノアは、「火龍王だからのぅ。わしは龍の国を守ることにするのぅ。」
ラフィスさんは、「私は、天の国にも守りたい人がいますから、ご主人様、お願いいたします。」
ディアスは、「我の中にいる魔王が、魔の国を守るって言ってる、我も魔の国を守りたい。」
とそれぞれが言ったので、皆の意見を尊重してそれぞれの防衛に参加出来るようにした。
人間の国には勇者が居るんだから1人くらいはこちらの防衛に付けてくれ、という獣の国からの意見があり、薫が獣の国の防衛に参加することになった。
薫が寝てたから、話が勝手に進んでいった。
………薫、それでいいの?
そして会議は無事に終了して、王やギルドマスターはそれぞれの国や街に帰っていった。
私達は《相転移》ですぐに向かえるので、国王達に《相転移》の座標の人形を渡しておいたのですぐに向かえるはずだ。
私達はその日、[食事処 平等謳う精霊亭]へと向かい、明日を戦い抜くためのエネルギーを食べて補充した。
ティーナさんがどんどん料理を作ってくれるので、私達は満腹になるまで食べた。
[食事処 平等謳う精霊亭]での食事が終わると私達は宿に戻り、早めに眠ることにした。
翌朝、目が覚めた私はいつも通りの光景を見て、これからもこの光景が見れますように、そう願うのだった。
皆が起きて準備をし終わった時、世界を割るような歪な音が世界に響き渡り、邪神が各国に侵攻を開始した。
私とマーガム以外は、《相転移》でそれぞれの国に向かっていった。
私とマーガムはギルドに向かい、他の突撃部隊のメンバーと合流してから、空間の穴の中に突入していった。




