表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
第八章 魔の国
66/168

第61話 問題児は誰だ!

 私達は、ダンジョンに挑む前にギルドに来ていた。

 思えば、魔の国(デージン)のダンジョンがどんなダンジョンか一切把握していなかったのだ。

 なので、情報収集の為にギルドに寄った。


 敵の情報とかがあらかじめ調べられるのに、調べ無いのは怠慢だからね。

 そう思って受付嬢にダンジョンのことを聞こうとしたら、「ギルドマスターがお呼びです。」と言われたのでギルドマスターの部屋に向かった。


 魔の国(デージン)のギルドマスターはかなりがらの悪そうな魔人だった。

「お前らが問題児って奴等だな?」

「いえ、問題児じゃないです。」

「あぁ?んな訳ないだろ?

 他のギルドマスターが異常だの、なんだのと言ってやがったぞ。」

 え?!

 私達、普通にダンジョン踏破して、ギルドの依頼もクリアしてきただけなんだけど?


「やだなぁ、私達は普通ですよ。」

「お前らみたいな奴らが普通なら、この世界にモンスターなんざいねぇからな?」

 ………まぁ、そりゃそうかもしれないけど。


 なにか依頼される前に先手を打っておくか。

「私達は、今からダンジョンに潜りますから依頼とかは受けられないですよ?」

「別に依頼がしたくて呼んだ訳じゃねぇよ。

 …まぁ、依頼っちゃあ依頼だがよ。」

 なんかめんどくさそうなこと言われそうな気がしてきたぞ。


人間の国(ヒューゲン)が召喚した勇者は知ってるな?

 その勇者の1人が契約に背いて失踪した。

 お前らには、その勇者の捜索を手伝ってもらいたい。」

 ………案の定、めんどくさい依頼だったな。

 とゆうか契約って破ったらペナルティがあったと思うんだけど。

 まぁ、《干渉無効》があれば契約破れるからそういうスキルを発動したんだろう。


「その勇者の名前はなんですか?」

「ちょっと待ってろ。

 ………あぁ、あった。

 えーっと、マスダ・タクトって奴だな。」

 ………問題児はそっちの方です。


 私達は、頭を突き合わせて会議を開催する。

「どうする?」

「別に受けなくても良いのではないかのぅ。」

「でもそれだと、ギルドに怪しまれたりしませんか?」

「ご主人にお任せするっすよー。」

 セイスは真面目に考えて欲しい………。


「おねぇ、よくわかんないけど、受けた方がいいと我は思うよ?」

「私はどちらでもいいですよ。

 ………まぁ、勇者なんてミナ様に比べたらゴミですけどね。」

「ゴミとか言わないの。」

 ラフィスさんにチョップしておく。

 ラフィスさんを興奮させてしまうが、まぁ、しょうがないことだろう。


 最後は薫だけど、薫は寝てるから、意見無しでいいかな?

 とゆうか、いつから寝てたんだろう?

 まぁ薫は置いておいて、一応条件付きで受けておくか。

「条件付きで受けます。

 条件ですが、敵対してきた場合は捕縛せずに倒しても文句を言わない、私達は見ても報告だけにする、これでいいなら依頼を受けます。」

「まぁ、受けてくれるだけでありがてぇわ。

 その条件でいいぞ。

 あと、勇者が居なくなったのはお前らがライゾの街にいた頃だ。

 他のギルドマスターどもが伝達するのを忘れてやがった。」

 ギルドマスターが伝達不足って大丈夫だろうか?

 言質も取れたから、もう話は終わりでいいだろう。


「では、私達はダンジョンの情報を集めてから、ダンジョンに潜ります。」

 そう言って私達は、ギルドマスターの部屋から退出しようとして、いい忘れたことがあったのを思い出した。


「私達よりも、勇者達の方が問題児ばかりですよ!

 特に、増田卓人が一番の問題児です!!」

「お、おう?」

 ………これだけは言って置かなければならない。

 そう思ったんだ。

 それだけ言って私はダンジョンの情報収集へと向かった。



 ダンジョンの情報を集めていると、どうやら、自分自身との戦いになるらしい。

 モンスターや罠も無いようなので、食糧等の準備をしてから、私達はダンジョンに挑んだ。


 ダンジョンは、古城、そう言い表すしかないダンジョンだった。

 おそらくは、この古城のどこかに管理者の元に飛ぶ転移の魔法陣があるはずだ。

 私達はそう思い、古城に入っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ