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勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
第八章 魔の国
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第58話 魔の国

 私達はカノアに乗って魔の国(デージン)へと向かった。

 ………のだが魔の国(デージン)が見えない位置でカノアが着陸して、私達を降ろしてから人型に戻ってしまう。


「ここから先を龍形態で向かうと、魔法で集中攻撃されるからのぅ。」

 魔の国(デージン)、わりと危険な国かもしれない。

 私達は徒歩で魔の国(デージン)に向かう。


 途中でゴブリンやオークが現れるが、私達の敵ではないのでサーチ&デストロイで進んでいく。

 ………とゆうか、ただのオークでレベルなんて上がらないから間引きしか討伐理由が無いんだよね。

 そんなことを考えている間も、カノアとラフィスさんによってオークやゴブリンは討伐されているんだけども。

 むしろ、ディアスが《憤怒》を使って通った後よりも環境に優しく、モンスターは跡形もない。という状況なのは気にしてはいけない。


 私達はしばらく進んでいたのだが、一向に魔の国(デージン)にたどり着かない。

「おねぇ、ここさっきも通った。」

 ………《剣域》では、まっすぐ進んでいたはずだが、どうやら同じ道に戻って来てしまったようだ。


「ディアスは道わかる?」

「我はわかんない、でも魔王ならわかるかも。」

 《解封(ロック・アンロック)》で《憤怒》を封印した時、ディアスが解放出来るようにディアスの意思で解放できるようにしておいたのだ。


 ディアスの《憤怒》を封印したことで、職業(クラス)は変わらず魔王だったのだが、融合していた魔王の人格は封印された。

 その影響か、ディアスは子供っぽいしゃべり方だけど一人称が我になっていた。

 ステータスやスキルも変わらなかったが、ディアスの左手に赤い紋様が刻まれていた。


「まぁもう少し進んでみて考えようか。」

 私は《剣域》に集中して使いながら進むと一瞬で景色が変わった。

 どうやら転移魔法で他の場所に転移させられたようだ。

 転移魔法、人が使えたのか。

 というか、魔の国(デージン)に人が寄るのを避けているようだな。


 試しに上空に《縮地》で移動してみると、魔法が一斉に飛んできた。

 魔の国(デージン)の位置を確認してから、《縮地》を使って皆の元に戻る。


魔の国(デージン)見えたよ。

 いままで苦労した分、楽しようか。」

 私は皆の手を繋いで、《縮地》を発動して空を経由しつつ、魔の国(デージン)へと向かった。



 さすがに《縮地》の連続使用は、《剣域》での感知範囲内が一瞬で変わるためあまりやりたくないが、今回はしょうがないだろう。

 私達は、魔の国(デージン)の門の前まで一瞬でたどり着いた。


 門番はとても驚いた顔でこちらを見てくる。

「迷いの森から自力で出てくるとは、貴様達化け物か?」

 …化け物とは失礼な。

「私達はSSランクの冒険者ですよ。」

 そう言って私はギルドタグを取り出して門番に見せる。

 すると、私やディアスとラフィスさんを忌々しげに見た後、門を通してくれた。


 街に入った私達を待っていたのは、魔人からの罵声やらなんやらだった。

 しかし、私達がSSランクの冒険者とわかると、すぐに逃げていく。


 また、私達がSSランクと知らない人間が魔法を放ってきてディアスの左手に当たってしまう。

 そして現れた紋様を見た瞬間、魔人達の動きが止まる。

 次の瞬間、魔人達が一斉に平伏する。


 ………ちょっと前にこんな光景見たわ…。

「ちょっと前にこの光景みたのぅ。」

「そうですね、あの時はミナさんでしたが、今回はディアスのようですね。」

 薫も頷いているので、皆思ったことは同じなのだろう。


 ディアスの左手の紋様は、魔王の証らしい。

 平伏している魔人に質問をいくつかして情報を得た。

 どうやら魔王は、姿形が変わろうともそのどれもが7人いる魔王の初代らしい。

 憑依、もしくは融合することで魔王が永遠に強くなるということだろう。


 私達は魔人を無視してギルドに向かうと、王城に向かうように言われたので、王城に向かった。

 王城は、雰囲気や造りが魔王城のような感じだった。

 私達は案内されるままに魔王城に入っていった。

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