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勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
第四章 龍の国
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第32話 最終階層攻略戦争

すいません…。

投稿前に寝落ちしてました…。

 私達は、30階層のボス部屋に入った。


 しかし、部屋はエレベーターくらいの大きさしか無かった。

 私達が部屋の中に入ると、扉が勝手に閉じてしまう。

「えっ?!」

「なんとっ?!」


 どうやら閉じ込められてしまったようだ。

 どうやって脱出するかを考えていると、壁に文字が彫られていく。


{ここが最後の階層です。

 今までの階層のようなゴリ押しでは、クリア出来ませんよ。}


 今までの攻略は、どうやら観られていたようだ。

 でも、全部ゴリ押しでは無かったんだけどなぁ…。

 気持ちを切り替えて、最後の謎に挑もう。


{では、最後の謎を始めます!}

 文字が彫られていた壁が真ん中で割れて、奥に進めるようになる。

 奥に進んだ私達が見たのは、3つに分かれた道と、{全員別の道に入ってください}と書かれた壁だった。


 仕方がないので、私は右の道に、カノアが真ん中の道に、マーガムが左側の道を進むことになった。

 みんなと別れて道を進んだ私は、扉を見つけて中に入った。



 部屋に入った私が見たのは、まるで戦場のようなかなり広い部屋だった。

 壁に文字が彫られていた。

{龍を使って勝ってください}

 たぶん戦争シミュレーションみたいな感じだと思う。

 そう思い部屋を見渡すと、目の前に台座が現れて、そこに使える龍の数と配置可能な位置とどう進軍させるか、そして敵の龍の配置が表示される。


 私が使用可能な龍は10体だけだが、それぞれが竜を100体連れた部隊になっている。

 そして、陣地を守る動かせない龍が2部隊存在する。

 部隊の龍と竜は、すべてが同じ能力値だったので、おそらく敵も同じ能力値なのでは無いだろうかと思う。


 そして、フィールドは私の陣地の方から3つに分かれて、それぞれに3ヶ所の戦場があり、3ヶ所進んだ先に敵の陣地があり、勝利条件はそこを攻め落とせば勝ちになるんだと思う。


 自分の陣地と隣接した戦場にだけ、龍を配置できるので、一番手前の3つにそれぞれ龍を2部隊ずつ配置する。

 手持ちの残り4部隊は状況に応じて運用していく。

 全部隊を同時に進軍させていく。

 しばらくすると敵の部隊と交戦を開始した。

 敵は右側に8部隊を集中させて一点突破を狙ってくる。

 私は右側と中央に2部隊ずつ投入して、状況を見ることにする。

 中央が敵を突破した時に、左側は敵を半分削り損傷はほとんど無いけど、右側は大分押されている。

 元々右側は、戦力差が2倍はあったので、すぐに突破されなかったのが奇跡だ。


 中央の部隊が敵の陣地を攻撃し始めたとき、右側の部隊が突破されて、敵の6部隊が私の陣地に向かって進んできた。

 左側の2部隊が敵を突破したので、陣地に戻して防衛させる。


 状況をまとめると、

 敵の陣地の防衛2部隊と私の4部隊が戦っていて、

 私の陣地を防衛2部隊と戻した攻撃部隊2部隊が守って、敵の部隊6部隊が攻めてきている。


 つまり、私は敵を2倍の戦力で攻めて、敵は私を1.5倍の戦力で攻めることになる。

 龍達の能力値は全て同じなので、おそらく私の勝ちだろう。


 そう思っていると、敵の部隊が私の陣地に攻め入るより早く、私の部隊が敵の陣地に攻めていった。


 しばらくすると台座が何も映さなくなり、文字だけを表示するようになる。

{勝利おめでとう。

 少し進んだ所に魔法陣があるので、それに乗って欲しい。}


 私が書かれた通りに魔法陣に乗ると、魔法陣が起動して、他のダンジョンと同じ宮殿のような場所に転送される。


 そして、足元から光が案内するかのように伸びていく。

 私が光を追って進むと、そこには青年のような見た目の男が複数ある台座をまじまじと見ていた。

 男が私に気が付いたのか、こちらを向いてくる。

「攻略おめでとう。

 丁度、君の仲間達も君と同じ試練をクリアしたところだよ。

 はやく会いたいだろうから、この場に転移させよう。」


 男がそう言うと、私の後ろに2つ魔法陣が出現して、その上にそれぞれマーガムとカノアが現れる。

「ミナさん!」

 マーガムが私に抱き着いてくるので、頭を優しく撫でる。 …かわいい。

「おぉ、ミナはやはり一番でクリアしておったんだのぅ。」

 カノアは頭を片手で押さえながらこちらに歩いてくる。

 たぶん知恵熱を出す寸前まで、頭を使ったのだろう。

 私はカノアの頭も撫でることにした。

「んぅ、これは、何とも恥ずかしいのぅ。」

 カノアが顔を真っ赤に染める。


「なんといいますか、ミナさんが長女で、カノアさんが二女で、僕が末っ子みたいですね。」

 マーガムが楽しそうに言う。

 家族か…、確かにそうとも言えそうだ。

 私が長女としてみんなを育てて、カノアはちょっとグレちゃってて、マーガムは姉にべったりなかわいい弟だと言えるだろう。

 そんなことを考えていると、忘れられた男が話しかけてくる。


「そういうのは、宿とかでやってほしい。

 これが、クリアした君達に贈るスキルだ。

 “贈与(ギフト)”」

 私の右手の甲にクリアした証の紋章が刻まれる。


「スキルは、《未来予知》、MPを消費しておよそ3秒先の未来を知ることが出来るというスキルだ。」


 今回のスキルはかなり便利なスキルだ。

 私達は魔法陣まで案内してもらい、ダンジョンから脱出した。

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