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勇者から逃げだした聖剣  作者: 黒一忍
第二章 ホゾンの街
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第17話 いざ、獣人の国へ!

 翌朝、ギルドに顔を出した私達は、ギルドマスターにこってり情報を絞られて、洗い浚い吐いてしまった。


 一応、最下層にいた女の子と貰った《時空間収納(アイテムボックス)》のことは秘密にしておいたが。


 とりあえずジェネシスオークの魔石を、換金しようとしたら、またギルドマスターが現れた。


「なんで魔石がドロップしてるんだよ!

 魔石っていったら、ドロップ率が1%と言われる貴重品だぞ!」


 ドロップ率があるのか…、業が深いな。


「他にもドロップしましたよ?

 キマイラとか、漆黒龍とかの魔石が。

 漆黒龍とスライムだけ1体でしたけど、それ以外は10体以上は確実に居たので、割と落ちましたね。」


 私は笑顔で帰ろうとした。


「お前さん、敵が複数出るとは言ったが10体越えるとは言ってないだろうが!」


 しかし、回り込まれてしまった。


「それに、お前さんはどうやって、そいつらに勝ったんだよ!」


 冒険者の手の内を聞くのは、マナー違反なのでは?


「普通に斬りましたよ。

 たまに、面倒くさくて質量で押し潰すくらいで。」


 何も嘘は言っていない。

 本当に面倒くさかったのは、超巨大オーガブレードを持つことだったし、結局《剣舞》をつかって、持つこともなく質量で押し潰したからね。


 そのあと、魔石を買い取って貰おうとしたのだが、買い取りしきれないと断られた。

 どうやら、魔石の量が多過ぎて、買い取りが一回では出来ないようなので、何回かに分けて買い取ってもらうことにする。


「明日には、獣の国(ビーノ)に向かいます。」


「そうか。

 お前さんみたいな実力者には、定住して欲しいもんなんだが、どうやら国王には会えない理由があるようだからな。

 まぁ、気をつけていけよ?

 盗賊とか、モンスターが出ないとも限らん。」


「定住は世界を旅するのが終わったら、決めるつもりです。

 もし、私達に手を出すつもりなら、例え国でも潰すくらいの気概はあるので、それに普通の盗賊に負けるレベルじゃ無いですからね。」


 そう言って、笑顔を作り、()()()()()()()()()に向かって威嚇する。

 すると、ギルドマスターが肩を竦めて、

「こいつらに気が付くのか…、さすがだな。」


 どうやら、国の諜報員だったようで、気配を消したり、見えなくしたりするスキルを持っているようだ。


 しかし、《剣域》先生は領域内すべてを認識する上に、レベルが上がったことで魂の判別も可能になっている。

 なので、そこに居さえすれば認識可能なのである。


 そして私達のステータスもとんでもなく上昇している。

 まずは私からだ。



名前 ミナ・ルシーナ

Lv57 職業(クラス)剣姫Lv5 16才 女

HP24400 MP31500 SP6600

攻撃力 表示不可

防御力 表示不可

魔法攻撃力 表示不可

魔法防御力 表示不可

素早さ 表示不可


スキル

武器変化

高速回復Lv8

干渉無効


職業(クラス)スキル

剣域

剣聖Lv5

限界突破Lv5

並列思考Lv5

剣舞Lv5

神速抜刀

神速納刀


魔法

回復魔法Lv1

水魔法Lv2

光魔法Lv4



 《神速抜刀》は、神様ですら認識出来るものが限られる速度で抜刀するスキルだった。

 《神速納刀》は、神速抜刀の納刀版スキルだ。


 次は、マーガムだ。



名前 マーガム 奴隷

Lv103 職業(クラス)騎士Lv5 12才 男

HP5300 MP1070 SP8660

攻撃力 4100

防御力 8190

魔法攻撃力 0

魔法防御力 8190

素早さ 2140


スキル

感知Lv8

獣化


職業(クラス)スキル

防御補整Lv5

遠隔防御Lv5

身体強化Lv5

経験値共有化

防御範囲拡大Lv4

強化防御Lv4


魔法

 無し


 《防御範囲拡大》は、その名の通りでSPを500消費して、Lv×1m防御範囲を引き伸ばすことができる。


 《強化防御》はSPを消費して、消費した分の2分の1を、ステータスに変換できる物だった。



 最後に、マルムだ。



名前 マルム 奴隷

Lv103 職業(クラス)魔法使いLv5 11才 女

HP1170 MP8460 SP2140

攻撃力 1030

防御力 1030

魔法攻撃力 8260

魔法防御力 8240

素早さ 1100


スキル

高速詠唱

SP変換


職業(クラス)スキル

魔力操作Lv5

魔法貯蔵Lv5

魔法融合Lv5

魔力ブースト

魔力貯蔵Lv4

脳内詠唱


魔法

回復魔法Lv5

火魔法Lv6

風魔法Lv4


 《魔力貯蔵》は、過剰回復するMPをストックできるスキルだ。

 貯蔵できる量はマルムの総MP量×Lvなので、現在なら、32640ものMPを貯蔵しておける。


 《脳内詠唱》は、脳内で発動ワードが唱えられるスキルみたいだ。

 魔法戦闘でかなりの強みになるスキルだと思ったよ。


 でもやっぱり、私のステータスぶっ壊れてるなぁ…。


 私達は魔石の売却額を受け取ったあと、ギルドから出て、[食事処 平等謳う精霊亭]へと向かった。



 ティーナさんにも、獣の国(ビーノ)に向かうことを告げたかったのだが今日も不在だったので、ギルドに戻ってから手紙の代筆と配達を依頼してから、街を出発した。

幕間を1話入れてから第3章に突入です!

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