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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第二章 battle study・序章
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大きな問題

「不味かったですね。決闘の場で、あなたの名前を出したのは」


 軽い口調だった。


「あの様子だと、あなたは自分が何者か、彼に教えていなかったようですね」


 世間話をするような。


「協会員が野良の皿洗い師に負ける。これは別に問題じゃないんです。そういう事は稀にありますからね。飛行機が墜落するくらいの確率ですが」


 どうでもいい話しをするかのような。


「負けたら、次は勝てばいい。協会は不敗神話を誇っていたりはしません。皿は汚れるものです。それと同じで、汚れても綺麗にすればいい。そういう理念があります。あなたも、それについてはよく知っていると思いますが」


 そういう口調だった。


「けれど、あなたの愛弟子が協会員を倒したとなれば、話しは別です」


「喜一は私の弟子では……」


「無い。というのは、もう通用しませんよ」


 ようやく重い口を開けた唐馬とは対象的に、羅人の声は軽い。

 だが、それ故に怖さを含んでいる。


「協会員を倒した者の口から、あなたの名が出た。これは問題です。かなり大きなね」


「……」


「近いうちに来ますよ。刺客が」


「……それは君の事か?」


 鋭い眼を、唐馬は羅人に向けた。


「まさか。むしろ逆ですよ」


 羅人は肩をすくめた。


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