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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第一章 everyday
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戦いは……

並みの皿洗い師が持つ能力は、当然、喜一も持っている。


隅々まで皿の汚れを見る事の出来るその眼は、完全な見切りを可能とする。


故に、極限まで最適化された動作で、放たれたそれを回避するのは、難しい事では無い。


「当てたつもりでしたが……」


「……」


「よく、躱しましたね」


低く、囁くかの如く、陽は怜悧な声を発した。


「……」


その冷たい声と、殺意に満ちた視線を受けても、喜一は動じ無い。

彼は、黙っている。

あるいは、備えている。とでも言うべきか。


事実、陽は喜一の沈黙を、抗戦の意志あり。と取っていた。

油断なく、隙を見せず、自分の次の動きに注視している。

あまりにも冷静すぎる喜一のリアクションを前にして、そう思った。


だからこそ、


「次は、当てます」


彼女は、その静けさを穿つ。と言わんばかりに、指先に、力を込めた。


が、同時に、


「待ちな」


弓徒が、二人の間に、入っていた。


「……あなたは協会員のはずでは?」


「協会員さ、俺は。だからこそ、言わせて貰う。協会員なら……いや、皿洗い師なら、皿洗いで闘ったらどうだい?」


不意の割り込みに疑問を口にした陽に、弓徒は、そう言った。



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