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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第一章 everyday
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一触即発

協会は協会以外の皿洗い師を認めない。


何故か?


それは偏に、皿洗い師の為である。


皿洗いは誰でも出来る。

しかし完璧に皿を洗える者は、皿洗い師以外には存在しない。


家事の一環として行われる皿洗いとは、根本からして異なるのが、皿洗い師の皿洗いなのである。


故に、協会に所属する皿洗い師は極限まで己を磨き上げ、超越的な技術を取得するに至る。


有名な言葉がある。


「協会以外の皿洗い師は皿洗い師に非ず。見付け次第粛清すべし」


これは、世界皿洗い協会の現代表である、在膳九龍ざいぜんくりゅうの格言である。


だからこそ、陽は、喜一の身分を聞いた瞬間、場の空気を一変させた。


「貴様、今何と言った?」


「……」


隣にいた斗真は、重い空気に圧され、数歩、たたらを踏むように、よろけた。


「……」


弓徒も、不意に言葉を発する事は出来なかった。


一触即発。


そうとしか言い表せない空気の中で、喜一は、静かに口を開いた。


「フリーの皿洗い師だと言った」


「粛清する」


陽の殺意が、放たれた。


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