表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第一章 everyday
PR
22/184

相乗

「そう言えばよ、この前行った家の女の子が、凄い可愛くてな〜」


「そうか」


何気ない会話。


どこでもありそうな、何でも無い話題。


二人の男が喋っているだけだが、それによって、厨房には暖かい空気が生まれている。

同じ厨房にいるのが、苦ではない。

ちゃんとした人間と一緒にいる。


それを、改めて感じさせてくれているのだ。


「あの子、絶対俺に気があるね」


「そうか」


それに、ただ暖かい場を形作っているだけでなく、その腕前も確かだ。


料理人達が、彼らの後ろを通る度に僅かに足を止め、涙ぐんでいる事から、実力の程がわかる。


総料理長も、先程何気なく背後を通り、一筋の涙を流した。


自分達の使った皿をここまで綺麗に洗い清めるとは……。

新品同様……いや、それ以上の美しさだ。

彼らの皿洗いは、皿を生まれ変わらせているのだ。


それに気付いたからこそ、料理人達は皆、その皿を活かすべく腕を奮わずにはいられなかった。


料理と皿の相乗効果。


今宵のパーティーは、大いに盛り上がった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ