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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第一章 everyday
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三つ目の選択肢

一般的な焦げの落とし方は、激しく、荒々しく削るか、

優しく、丁寧に洗い落とすか。

この二つに絞られるであろう。


激しい方であれば、金だわしなどを用いる。

汚れは落ちるが、鍋が傷つく恐れがあるという点でリスキーではあるものの、時間は掛からず、効果も大きい。


一方で、通常のスポンジか、あるいはヘラ状のキッチン用具を用いて、優しく洗う方法もある。

この場合、鍋は傷つかないが、綺麗な状態にするまで、それなりの時間が必要となる。


どちらも、一長一短。


焦げの状態や、鍋の状態。

そのような、様々な状況を見極めて、どちらかを使い分ける必要がある。


……けれどもこれは、常人の場合は、である。


皿洗い師である喜一は、金だわしなど使わない。


彼にとって皿洗いとは、ただ汚れを落とすというだけの行為ではない。


皿を、新たに生まれ変わらせる。


そのような哲学を持っている喜一は、決して皿を傷つけたりしない。


故に彼は、通常のスポンジを用いる。


通常のスポンジで、


「ふ——」


焦げを、


「——っ!」


こそぎ落とすのだ。


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