165/184
新たなる星
長い長い時が流れ、一つの世界が滅びた……。
長い長い時が流れ、一つの世界が生まれた……。
その星は、様々な生物を育んだ。
長い長い時を経て生物は増え、進化していった。
そして知的生物が誕生した。
道具を作り、使う、そこにあるものをそのまま使うのではなく、更に発展させていく知性も持った生き物の誕生……。
加速度的に発達していく文明……。
知的生物達の文明がある程度発達した時、彼らは不思議に思った。
「何故、使った皿が勝手に綺麗になっているのだろう?」と。
この疑問は長い年月を掛けて、神の御技であるとして解釈された。
この星を作った神様が皿を洗ってくれているのだ、と。
生物達の頭にまた疑問が浮かんだ。
何故、皿だけなのか? と。
仮に神が汚れを嫌う存在であるのならば、皿に限らず衣服や、大地などの全てが綺麗になるはず……。
そうではない理由は何なのだ?
何故、神は皿だけを綺麗にするのか?
生物達は考え続けた。
長い長い間考え続けた。
だが、答えは出なかった。
生物達は考え続けている……。




