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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第四章 The end of the world end
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スケール感

 それは一体どのようなスケール感なのか。

 宇宙を感じるという事……。

 幽体離脱した者がよく言う「宇宙から地球を見た」というものよりも更に視野を広くしたものであるのは間違いない。

 喜一は宇宙に点在する他惑星の存在——所謂地球外知的生命体の存在を感じ取っている。


 無論、それを実際に目にしたわけではない。

 意志の力により何もかもが可能になるとは言っても、それは自身の想像の上での何もかもに過ぎない。

 出来ると思った事が出来る、というのは、逆に出来ない事は出来ないであり、更に言えば、知らない事は出来ないとなる。

 考えもつかない事は実現可能ではないのだ。


 在膳は、考えてはいなかった。

 喜一は、考えていた。


 地球以外にも高度な文明が発生し、それは食事などに皿を用いているであろう、と。

 その皿は、洗われたがっているであろう、と。

 そう考えたが故に、彼はその皿を自身の手元に引き寄せる事が出来た。


 修行により人類を超越した視野を喜一は身に付けた。

 これで勝負は決まった——わけではない。


「ふん——!」


 在膳九龍は、瞬時に喜一の感じるそれを理解した。

 彼の手元に、地球のものとは異なる皿が出現した。

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