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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第四章 The end of the world end
146/184

最適化の先

 決闘は全くの互角だった。

 あらゆる家庭から皿が瞬きの間に姿を消し、次の瞬間にはもはや別物と感じられる美しさになって出現する。

 事情を知らない多くの人々はこれを変わらない毎日が繰り返されたが故の幻覚だと思った。

 神を信じる者は、これを奇跡として天に祈りを捧げた。

 後に人々はこれがどういった経緯で発生した現象かを知る事になるが、容易には受け入れられず、暫くは奇跡と考えられていた。

 受け入れると、人々は思った。毎日こうであればいいのに、と。

 毎日、皿が綺麗であればいいのに……。

 これを怠惰と糾弾する事は誰にも出来ない。

 日常のどこかで、必要なタスクを削減したい気持ちは誰にだってある。

 それは皿洗いに限った話しではなく、日常の中で定型化されたあらゆる物事をもっと自分に都合よく改変したいという気持ちは誰しもが抱いている。

 

 ——しかし、この気持ちの行き着く先はどこなのか?


 何もかもを最適化して行った先には何があるのか?


「無だ」


 皿洗いの最中、在膳九龍が徐に言葉を放った。


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