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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第四章 The end of the world end
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来るはずのない日

 日常で使われる皿というのは、とてつもなく多い。

 

 例えば、パスタを作るとしよう。

 パスタを茹でる鍋、鍋の蓋。

 パスタに絡めるソースを作るフライパン。

 そのソースに入れる肉や野菜を切った包丁とまな板。箸、菜箸。

 茹で上がったパスタのお湯を切るボウル。

 出来上がったパスタを入れる皿。

 パスタを食べる際に使うフォークとスプーン。

 これだけでもう十一点の洗い物がある。

 一人でこれだ。

 二人、三人……家庭を持つ者であれば更に洗い物が増える。

 ついでにサラダを食べよう、デザートを追加しようとなると、更に皿は追加される。

 一般家庭でこれだけ洗う物があるのだ。

 料理店になれば更に増える。


 結論として、世界には洗うべき皿が無数に存在する。

 

 その数えきれない皿を洗う為に、皿洗い師は存在する。


 下級の皿洗い師は、これが仕事だとして無心で皿を洗う。

 しかし一流を超えた腕を持つ皿洗い師は、ふと思う時がある。

 

 この皿洗いに、終わりはあるのか? と。


 いつか、皿を洗わなくともいい世界が訪れるのか? と。


 そして、そんな日が来るはずはないと思う。

 だがその日、世界各地で突然皿が洗われているという現象が多発していた。


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