表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第四章 The end of the world end
131/184

皿洗い師なのだから

「む——師匠か」


 突如として出現した女——かつて稽古をつけられ、その気配を知る弓徒としては背後を取られた程度で驚きはしない。


 一方で、斗真は唖然としていた。


「え? どちら様? というかどこから入ってきたん?」


「ドーモ、お嬢サン。ミーは雷乃蛇アルよ。気脈を利用した縮地法を使ってお邪魔したネ」


 常識的な質問に対しての、常識人が少しもわからぬ言葉での返答に斗真は「あ、そですかー」と半ば放心状態で言うしかなかったので、続きは弓徒が引き継いだ。


「師匠はいつも突然現れますね」


「神出鬼没ネ」


「普通に玄関から入ってくればいいのに……んで、なんか用すか?」


「ユーは世界を救う気はアルか?」


「んー……どうすかねぇー」


「アルか? ないアルか?」


「あるかないかで言えばあるかなぁ……でもそのビックバンとやらを防ぐのは、俺じゃなくて喜一がやりますよ。と言うか今の俺じゃあ力不足でしょ」


「力量はまあ修行で上げられると思うアルが……ユーの推す喜一はわからない言ったネ」


「それは師匠の頼み方が悪いっすよ」


「What?」


「俺達は——皿洗い師なんですから」


 白い歯を見せて、弓徒は笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ