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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第四章 The end of the world end
130/184

uuum

「喜一君からさぁ、例の話し聞いたぁ?」


 昼と呼ぶにはまだ早い時間。

 水戸斗真が、やる気のない女の代表といった風な、気怠げな調子で声を掛けた。


「世界が滅びるってやつの事か?」


 その声を受けたのは、岩の如き量感を持つ巨漢、華弓徒である。


「そうそう。それ」


「それがどうかしたのか?」


「どうかしたのか? って……世界が滅びるんやろ? ヤバくない?」


「まあ、ヤバいかもな」


「いやいやいやいや! かもなじゃないって! ヤバいでしょ!」


「うーむ……」


「いやそこ悩むとこやないから!」


 弓徒は緩やかに皿を洗っている。

 端から見れば遅い——が、その実無駄な動きは一切なく、着実に皿が美しくなっている。

 思考しながらも、皿洗いに一点の乱れもない。


「世界滅んじゃったら色んな人が困るでしょ」


「世界が滅んだら困るとか困らないとかいう次元の話しも無くなる」


「それはそうやけど……でもうち、まだやりたい事とかいっぱいあるんやけどなぁ……」


「うーむ……」


 大局的に見れば何も気にならない。

 けれど個人間で思うところはある。

 故に弓徒は思考していた。

 

 その時——だった。


「ユーはどうするアル?」


 突如、背後から声が聞こえたのは。

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