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no answer
「質問がある」
「何でもどーぞアル」
「何でも出来ると言ったが、それで地球を滅ぼす事が出来るのか?」
「YES」
喜一の問いに蛇は軽い調子で答えた。
「在膳九龍はその力で地球を滅ぼそうとしているのか?」
「NO」
「違うのか?」
「ビックバン、ネ」
「それは破壊ではないのか?」
「破壊と創造は表裏一体ネ。大いなる始まりの前には大いなる滅びがある……そういうことネ」
「地球は消滅するのか?」
「地球ではなく、この宇宙が無くなるアル」
「……そんな事をするメリットがあるのか?」
「メリット・デメリットの話ではないネ。そんな事が起こるからそうなる。というだけの話アルよ」
「……何故、この話しを俺にした?」
「出会った時に言ったネ。世界を救う気がアルのかどうか」
「俺も言った。それはどういう事なのか? と」
「ユーなら世界を救える……かもしれないネ」
「……」
「今もう一度問うネ。ユーに世界を救う気はアルか?」
「わからない」
一切の迷いなく、喜一は答えていた。




