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皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第三章 battle study・紅
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実力勝負

「上手くやってたつもりだったが……ここまでか……」


 弓徒は深く息を吐き出した。

 バレた。

 謎の女から教わった合気。

 周囲と他者の気を利用し、自らのものとして合一させる事により、相手が強ければ強いほど自らの気も大きくなる術。


 原理は単純だ。

 

 ポジティブな人といればポジティブに。

 ネガティブな人といればネガティブになるのと同じ事。

 正であれ負であれ、人はより強い力に引っ張られるもの。

 それを禹歩と合わせる事により、自らの気が負に引かれぬよう清浄に保ちつつ、気の出力のみを利用する。

 

 そういう技であった。

 それが、見抜かれた。

 そして対応された。

 この技を破るのは簡単だ。気を発さなければいいのだ。

 無用な気を発さずに、黙々と皿を洗う。普段通りの皿洗いを心がけるだけでいい。

 決闘とか勝負事とか、そういう事に向いていた意識を皿洗いにだけ向ければいい。

 そうすれば、溢れた気が利用される事はない。

 こうなってしまっては、小手先の技は通じない。

 故に、


「ここからは……俺自身の皿洗いをするしかねぇ……」


 単純な実力勝負。


「やってやるぜ……」


 不敵に、弓徒は笑った。


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