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大二病棟へようこそ!  作者: 兼坂 真白
つまらない小説の主人公は大体思弁的かつ表層的な物言いしかしない
1/6

始まりはいつだってインパクト

~中島みゆき「地上の星」を流しながらお読みください~


人は誰しも、その成長段階で特定の病を発症することが知られている。日本では罹患率が数十%を超え、社会問題に発展している病である。

まずは中二病。己を世界から選ばれた特別な能力を持つ人間と思い込み、邪気眼をその目に宿してしまう恐ろしい病である。これにかかったら最後、人生で最も恥ずかしく振り返る記憶が爆誕してしまう。

次に高二病。高二病は、中二病から覚めた高校生に多い、厭世的な思考回路になることを指す。最近の社会はおかしいと感じ、自分なりの理屈を作り上げる。これの慣れの果てが、「俺最近ビートルズにハマってんだよね」「あ~、俺も俺も。90年代のアメリカジャズは今の比じゃねえ」などという神も仏もない会話が成立する。

そして最後に罹患するのが、いわゆる「大二病」である。

人が若き時分に経験するすべての妄想、虚言、苦悩、葛藤、嫉妬、野望…。これらを総括した総決算こそ大二病なのである。


これは、そんな大二病という最も治しがたい難病に立ち向かう、ある大学生たちの闘いの日々を描いた物語である。


ーーーーー○ロジェクトエーックス…(エコーかけて)

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