表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
6章:スタンピード!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/180

ピンチです!

現在97話

カウントダウン中


【報告】

もうすぐ100話達成を記念して、ちょっとしたサプライズを用意しました。


お楽しみに!

丘の上の戦いが落ち着いた頃、魔の森方面の戦いにも戦況の動きがあった。


「まだまだいるね。面倒くさくなっちゃったわ」

「流石に、この数じゃと老骨には堪えるわい」

「何を言ってるのよシール!バカを救う為に、龍の盾を突き出して魔物の中を駆け抜けた貴方が何を言ってるのですか!」


シールの言葉に、周囲が呆れるのだった。周囲にはおびただしい数の魔物の亡骸が、倒れていた。すでに城塞都市周辺には魔物は居なくなり、散発的な襲撃では削られるだけと判断したナーガは魔物達を引き上げさせていた。


「ふむ、大分削られたのぅ?しかし、かなり魔の森の方までやってきたのぅ!これでは城塞都市に戻るのも難しいじゃろうて」


ナーガは配下の【ネクロマンサー】に指示を出した。そう、ネクロマンサーは1人では、いや1体では無かったのだ。


リーゼンとアルフはエミリア達と合流していた。そして、後方から悲鳴が上がった。


「うわぁぁぁぁああああ!!!!」

「なななっっっっ!!!!」

「魔物が生き返って!?」


周囲に転がっていた魔物の亡骸が、蠢き出しどんどん起き上がってくる。そして─


襲いかかってきた!!!


魔物との戦いに慣れている冒険者達も、これだけの数の魔物が蘇って襲ってくる状況にパニックになった。


「た、体勢を整えろ!」

「囲まれているぞ!」

「退路を絶たれた!」


浮き足だす冒険者達に、フィリアス騎士団がフォローに入る。


「落ち着け!前方の魔物は俺達が相手する。冒険者達は後方の魔物を相手して退路を確保してくれ!」


「わかった!すまん!助かる!」


各フィリアス騎士団長達は、苛立ちを隠せなかった。


「っち、やってくれるぜ!」

「わざとここまで攻め入らせて、倒した魔物を蘇えさせて取り囲む・・・か、頭の切れる奴がいるもんだ」

「ここからだと、城塞都市に戻るのも一苦労だな。ここまで作戦のうちか?」


1度倒した魔物は、どこか欠損しているため動きは遅い。しかし、腕を切っても痛みを感じず、恐怖もなく襲ってくる。しかも首を落とさないと中々動きを止めないのだ。


「クックックッ!さて、次の手を打つかのぅ。ただ、この状況を打破出来るのかみものよのう」


ナーガは、1度は近くまでやってきていたフィリアス騎士団が、冒険者を守りながら後退していく様子を見つめながら呟のだった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

城塞都市─


城塞都市に火急の知らせが届いた。


「大変です!フィリアス騎士団の皆様や冒険者達が魔物に囲まれて、退路を絶たれました!」


この報せに、私は慌てる。


「どどどどっど、どうしよう!!!!!?いえ、慌ててはダメよ!落ち着くのよシオン!こう言う時は円周率を数えるのよ。3.141592653・・・・π、パイ、おっぱい、乳、大きい???大きくなーれ?大きくなれよ!!!!!?って、ちっがーーーーーーーう!!!!!」


ただいま、絶賛混乱中です。

(ちなみに、私は年齢の割には膨らみがある方だと・・・って、何を言わすのよ!)殴り


私が1人漫才をやっていると、お兄様が話掛けてきた。


「シオン、動揺しては駄目だよ?大丈夫!フィリアス騎士団は強いんだ。そうそうやられないよ」


お兄様の言葉に頷き、気持ちを落ち着かせる。そして、現状の把握をする。


「どうして、ここまではしっかり魔物を倒して戦線を押し返してきたのに、魔物に取り囲まれる事になったのですか?」


その疑問にやってきたジークが答えてくれた。


「後方にいて、戻ってきた冒険者の話だと、倒した魔物が蘇ったと言っているんだ。どういう事だろう?」


ジークは首を傾げている。周りに人が集まってきて、そこにひかりさんがやってきた。


「・・・多分、ネクロマンサーですね。死人を操る忌みべき魔物」


ひかりさん顔が険しくなる。かなり厄介な魔物のようだ。


「では、倒した魔物をゾンビとして蘇えらせたのですか!?」


「・・そうですね。魔物ならともかく、死んだ人間も死人として操るのですよ。最悪の魔物と言えましょう」


私はその恐ろしさに身震いしたの!

そして、ひかりさんが怖い顔で助けに行くと言い出した。こんな怖い顔のひかりさんは初めてである。


「命をもて遊ぶ、私の最も嫌いな魔物です!すぐに助けに行きます」


ここに、魔物に取り囲まれた冒険者達を救う救出隊が結成させたのだった。


すなわち、【精霊救助隊】が!







シオン

【怒】


愚者の声

「な、何を怒っていらっしゃるのでしょうか?」


シオン

「何で、ひかりさんがメインになってストーリーが進んでいるのよ!!!!!?」


愚者の声

「それは、ひかりさんの魔法ならアンデットを浄化出来るから・・」


シオン

「わたくしにもできましてよ!?さては貴方・・・」


愚者の声

「なんでしょうか?」


シオン

「精霊救助隊を書きたかっただけなんじゃ?」


愚者の声

ぎっくーーー!!!!!?


『よろしければ感想、評価、ブックマークよろしくお願いします!』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ