テンプレです!
出発前に城門の関所の所でひかりさんとお兄様の魔法で姿を消して、ちょっとした【おまじない】をしました。
そして私達は明朝に城塞都市を出発しました。宿の女将さんにはそれとなく魔物の襲撃の事を伝え、私達は帝国内部へと出発しました。
城塞都市では商人の馬車と馬を2頭買い、快適な旅路を進んでいます。
暫く街道を進んでいると大変です!テンプレが発生しました。そうです!盗賊さんが現れたのです!どうしましょう♪
「お前達!荷車を置いていけば命は助けてやるぞ!」
ぞろぞろと、なんと20人ぐらいまで増えましたよ!盗賊は1匹見付けると100匹いるというのは本当なんですね!
「皆さん、なるべく殺さずに懲らしめてアジトを聞き出して下さいね」
「「了解しました!」」
各騎士団長が馬車から降り立ち武器を構えた。
「なんだー?やろっていうのか?こっちは20人以上いるんだぜぃ」
盗賊達は数の上で勝っているにで強気だ。
馬に乗っているリーゼンとシールが笑いながら言う
「この程度の数、俺達だけで十分だぞ?女達は馬車にいろよ」
「そうじゃぞ!この程度の雑魚ども二人居れば事足りるぞい」
「そういうな、シオンお嬢様の指示だ。人数が多い方がすぐに片付く」
「わたくしが1番多くの賊を倒して誉められるのです!」
エミリアはぶれないなー。私達の会話を聞いて盗賊達が襲い掛かってきた!
「ふざけんなよ!てめぇら!男は殺して女は持ち帰るぞ!かかれー!」
一斉に襲ってくる盗賊に、赤龍騎士団長リーゼンは騎馬のまま突進して、文字通り盗賊を蹴散らす。
「ぎゃっ!」
「ぐえっ!」
「はーははは!ヤれるもんならやって見ろや!」
リーゼンは楽しそうだね。暫く、馬に乗って無かったからなー!
「効かぬわ!」
土龍騎士団長シールが盾で盗賊の剣を弾き、そのまま殴り付ける。
「ぐふっ!」
「がはっ!」
男性陣に負けられないと、飛龍騎士団長サクラさんと青薔薇騎士団長エミリアもバッタバッタと盗賊を倒していく。強化魔法も使ってないのに凄いぞ!
「な、ななな!」
盗賊の頭と思われる男が、驚愕した顔で見ている。
「さて、残るはお前だけだぜ?」
リーゼンが馬で後ろを防ぎ、残りのメンバーが盗賊頭を囲む。
「ま、待ってくれ!命だけは!?」
武器を捨てて命乞いをする。まぁ、命は助けるから安心したまえ。余罪について死刑になるかは知らんけど。
「命が惜しければアジトへ案内しろ」
盗賊頭はガタガタと震えながら頷いた。気を失った盗賊達を縛って近くの木に結び、リーゼンに先の街へ知らせに向かわせた。リーゼンすまぬ!いつもお使いさせて
街道を逸れて、森の中に入るとこれまた定番の洞窟があり、結構奥まで続いていた。
「うわぁ!ちょっとドキドキするー!」
「こら、シオン気を付けてね」
軽くお兄様に注意を受けて洞窟へ入っていくのよ!
少し進んでいくと広く開けた場所に出ました。木のテーブルあり、酒瓶が転がっている。ざっ!盗賊のアジトって感じ!
「うわぁ~盗賊のアジトって感じだね!」
珍しい物を見る様にキョロキョロする私に、各団長達も苦笑いをする。
「教育上、シオンお嬢様には余り見せたくないのですが・・」
「シオンは言い出したら聞かないからね」
「そうですね。困ったもんです」
君たち言いたい放題ですね?良いですよ別に?晩御飯抜きで良いならね!
まったくもう!私はぷんすかと先に進むと、まだ奥に続く通路があったので先に進もうとすると腕を捕まれた。
「シオンお嬢様!気を付けて!奥から声が聞こえます!」
エミリアに呼び止められて、耳を澄ますと泣き声が聞こえる。
「大変です!泣き声が聞こえます!誰か捕まっているのかも!?」
エミリアとシールが先に行きますと言って先行した。私とお兄様が後に続くと、奥にはもう1部屋あり、牢屋みたいな所にドレスをきた女の子が捕まっていた。鎖に繋がれている!年齢は10~12歳だろうか?金髪の碧眼でつり目だと!?
・・・なんか私以上に悪役令嬢っぽいのだが?
女の子はこちらに気付くと、慌てて涙を拭い言った。
「わたくしをここから出しなさい!ただではおきませんわよ!」
うん、気丈に振る舞っている所を見ると貴族みたいです。
愚者の声
「臨場感ある戦闘シーンが書けないのですよねー」
シオン
「それがあなたの限界ですわ♪」
愚者の声
「限界とは超えるものなのです!」
シオン
「パラメーターが10で1増えからどうだと?
(´;ω;`)
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