抜けているのはシオンだけじゃありませんでした。
短編で【悪役令嬢戦記!絵本風(パロディ編)】を投稿しました。【練習用の試し書き】のため短くて、余り面白く無いかも知れませんが、今後のなろう様での【新しい小説の書き方】として余り見掛けない書き方で投稿しました。(私が知らないだけかも知れませんが)
今後は子供向けの童話など絵本風に書ければなっと思っています。
興味のある方はご覧下さいませ。
水の精霊王の娘であるスイレンを仲間になった。
タラララッンタッタンターン!
スイレンが仲間になった。
「皆のもの!これからよろしくなのじゃ!」
元気に挨拶をする。周りのみんなもひかりさんに慣れているのか、すぐに緊張が解けて打ち解けたよ!
「あらあら、すぐに仲良くなれるのも人徳かしら?」
ひかりさんや、精霊は神の使いなんだから、神徳では無いでしょうか?と、どうでも良いことを考えているとスイレンが突然、大声を上げた。おい!びっくりするでしょう!
「あ・あなたは光の精霊王様!?」
ひかりさんに初めて気付いて、驚いている。
「久しぶりね。水の・・いえ、スイレン」
スイレンはひかりさんに駆け寄ると、飛び付く様に抱き付いた。
「うわあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁん!」
急に泣き出すスイレン
「わ、だじ・・、おがあざんやひがりのぜいれいおうざまがきえだあと、まぞくがらにげだんだげどおいづかれで・・ひっく、ふ、封印ざれて・・」
ひがりさんはスイレンの頭を優しく撫でながら泣き止むのを待つ
「闇の化身を倒す時に、各精霊王は次々と力を使い果たして消滅していったけど、歳の若い精霊達は逃がそうとしたのよね・・」
「うっく、かなりの力を失った状態では魔族の追跡を振り切れ無かったのじゃ・・必死に逃がしてくれた精霊王様に申し訳なくて封印を解こうと頑張っていたのじゃが・・」
スイレンの声が小さくなっていく。封印を解こうと頑張っていたが100年も経ってしまったのだから・・・
「大丈夫よ。頑張ったわね」
優しく誉めるひかりさんに顔を埋めながら頷くスイレン。今のスイレンが1番欲しかった言葉だよね。1人暗い空間に閉じ込められて100年も必死に足掻いていたんだから。
ひかりさんとスイレンの心温まるシーンを子パンダをもふもふしながら堪能していると、マチスさんが私に聞いてきた。
「シオンお嬢様、スレイン様にここの泉が今後どうなるか聞いて貰えますか?後、そろそろ帝国側に向かいませんと、間に合わなくなります」
流石はマチスさん!状況をしっかり把握しているね。まず、この泉が無くなると冒険者達が困るから確認しないとね!
「スイレン、ちょっと聞きたいんだけど、スイレンがここから居なくなったらここの泉は無くなっちゃうかな?」
スイレンは私の方を向くと首を振った。
「100年の間、地下の湧水を汲み上げていたからもう私が居なくても勝手に水が出るから大丈夫なのじゃ。ひかり様が精霊樹を植えたので、じきに各精霊も集まってくるからより清浄な場所になると思うのじゃ」
なるほど、とりあえずこの場所は大丈夫と言うことか。では次はー
私達はスイレンに今の状況を説明した。すると以外にもスイレンも協力してしてくれるという。
「我の探知能力を使えば魔物の居ない場所を選んで通れるのじゃ」
おお!どうやら水の力を使っての探索能力を使えるらしい。何気に使えるよ!
「ありがとうね。では、色々ありましたがいきましょうか!」
そこで、私は重要な事実に気付いてしまった。なんて事だ!やっぱりどこか抜けているよ!?
「あっ!ひかりさん、魔物の誘導ってどうするの?魔物の居ない場所を通ってしまうと出来ないんじゃない?」
ふふん♪今回はミスる前に気付いたぜ!私も成長しているのだー!
「あら?言ってなかったかしら?私達が通った道に、私が魔法でマーキングしていくから大丈夫よ~帝国側に抜けたら発動し魔物を誘導するわね」
良かった。これで問題解決だね!ではしゅっぱーつ!
「ちょっと待って下さい!」
飛龍騎士団長のサクラさんが呼び止める。珍しいなー?
「どうしたの?」
私達はサクラさんの言葉を待つ
「このまま帝国側に向かうのは理解しました。その後はどうするのですか?」
どうするって、その後は帰るだけだよ?ナニを言っているの?
周りを見渡すと私以外のみんなは理解したように驚いている。どうした!みんな!??
「帰りはどうしましょう?」
帰りはって、だからそのまま帰るよ?このまま近道を使って戻るだ・・・け・・???
魔物を誘導して、大勢の魔物の群れの中を・・?
無理じゃん!
どうするのよ!?どうして誰も気付かないのよ!
今更になって作戦の欠点に気づいたシオン達であった。
シオン達の明日はどっちだ!?
【to be continued】
愚者の声
「今回は短編も作って、疲れているためお休みです」
(。-ω-)zzz
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