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悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
4章:戦争は大変なのです!

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事前準備をしましょう!


次の日、私達は急ぎ準備を整えてまずは城塞都市へと向かった。


メンバーは、


赤龍騎士団長リーゼン

土龍騎士団長シール

飛龍騎士団長サクラ

青薔薇騎士団長エミリア

元特務部隊長マチス


お兄様のレイン8歳

私、シオン7歳

光の精霊王ひかりさん(光の球体状態)


豪華メンバーである。




城塞都市に着くと、私達に気付いた人達に盛大に歓迎された。ちょっと!こっそりしなきゃ、密偵さんに見つかっちゃう!?大丈夫か?

私は少しドキドキしながら城塞都市を歩いて行くのだった。


ギルド長の案内で冒険者ギルドへ向かい、中に入ると


「皆さんお疲れ様です。まず、ギルド内でお休み下さい。すぐに案内させる冒険者を呼んで来ます」


私達はギルド長さんに言われて、2階の待合室でお茶を飲みながら待つことになった。


「大丈夫でしょうか?これから魔の森に行くのに目立ってしまって・・」


「確かに、ちょっとまずいね」


この騒ぎは予想外だった。どうしたものか・・


う~んと、悩んでいるとマチスさんが提案してきた。


「皆さん目立つので、レオン様と私の闇魔法で外見を変えて街を出ていきましょう。街の入口までギルド長に付いて来てもらい、門番に話を付けてもらい出て行けば問題はないでしょう」


おお!?


「良いですね!その案で行きましょう!」


私達はマチスさんの案を採用し、ギルド長が戻るまでに魔の森での役割について相談するのだった。暫くして、ギルド長さんが戻ってきた。ギルド長さんの後ろには、冒険者がいた。意外な事に、女性でした。


「お待たせしました。こちらが今回、東の森を案内してくれる冒険者で、リンデと言います」


冒険者のリンデさんは頭を深く下げて挨拶をする


「冒険者のリンデです!冒険者ランクはB級です。去年は魔物の襲撃の際に、右腕を失いましたが、シオンお嬢様のお陰で回復しました。本当にありがとうございました!」


少し緊張気味だったが、自分から案内役を相談された時に、進んでやりますと言ったのは私に身体を治して貰ったからなんだ。



「元気になって良かったです。東の森には良く行かれるのですか?」


「はい、実は私には子供がいまして無理は出来ないと思い、簡単なゴブリン退治や薬草の採集、最近は新人冒険者の育成に一緒に付いて行く感じで東の森に良く行きます」


へぇ~、小さな子供がいると無理は出来ないね。でも・・・


「それなら、あなたに案内を頼む事は出来ません。今回は危険を伴います。他の方に頼むとしましょう」


リンデさんは慌てて、お願いする。


「お待ち下さい!お気持ちは嬉しいのですが、途中まででも案内させて下さい!ご恩返ししたいのです!」


う~ん・・・


「シオンお嬢様。どうかリンデを連れて行って下さい。彼女はA級に近い実力を持っています。現在、彼女以上に東の森に詳しい者もいませんので。お気持ちを汲んでくれませんか?」


「それなら仕方ないですね。途中、本当に危険な状況になったらこちらの指示に従って貰いますよ?」


「はい!大丈夫です。よろしくお願いします!」


こうして案内役のリンデさんが同行することになりました。東の森について詳しく聞いてみようかな?私が質問しようとした時、お兄様が先に尋ねた。


「東の森のルートはどうしますか?」


リンデさんは待ってましたしと言わんばかりに説明を始める。


「近道の中腹に東の森に向かう、比較的開けた通り道があります。基本的にはそこから向かう予定です。後は多少ジグザグになっますが、一本道で中心の泉にたどり着きます」


「オーガーやリザードマンはその途中に居るわけか?それとも泉にいるのかな?」


「恐らく、その道中にいるはずです。泉は冒険者の間では聖なる泉と言われていて、魔物が寄って来ないのです。無論、泉から離れて流れる小川には生息しますが・・」


へぇ~聖なる泉かー!ん?と言うことは・・?



「神獣なら聖なる泉に入れるのかな?」


私の呟きに一同が思い付いたように頷く


「なるほど・・その可能性はありますね!」

「聖なる泉か。ダンジョンでも一部の場所にセーフティースペースがあるしな」

「闇雲に探すよりも良いな!」


それぞれが口にする。


「では、今日は必要な物を買った後は、ゆっくり休み明日の明朝に闇魔法で姿を街の人に見られないように向かうよ!ギルド長には私達が街からこっそり出られるように手配をお願いします」


「うむ、任せて下さい」




こうして、神獣救出の準備が整ったのだった。




愚者の声

「どうしよう・・・・」


シオン

「どうしようではありません!さっさともふもふを用意しなさい!」


愚者の声

「そ、それがどのような動物?を用意すれば良いのか決まっていなくて・・」


シオン

「何ですって!?さっさと用意しなければーーー!」


愚者の声

「いかん!?もふもふ禁断症状が発動したのか!」


シオン

「もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふーーーーーー!」


愚者の声

「は、早く考えまーーーーーす!」

ヽ(A`*)ノ≡




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