後始末です。気分が良いもんではありません
臨場感のある戦闘シーンが書けないので挿絵で逃げました。すみません
襲撃者達が散りじりに逃げていってから少し経った。辺りには何十人もの亡骸が転がっていた。
「すまない。前方を片付けてくれ。馬車を少し進ませたい。子供達や侍女達に余り見せたくないんだ」
カイン公爵の言葉に騎士達は作業を始める
「念のため、赤龍騎士団の5名は交易都市シェルに向かい襲撃があった事を伝えてくれ!後の5名は 王都に向かい国王に伝えてくれ。・・・これは黙っている訳にはいかないからな」
赤龍騎士団
「「了解しました!」」
「お前達ばかりお使いを頼んで申し訳ないな。戻ったら旨い酒を用意しておくよ」
「勿体無いお言葉です。お前達!俺とお前は国王様に報告を!後の者は先行して交易都市に向かえ!馬を乗り潰さないようにな!」
赤龍騎士団はしっかり返事をして出発していった。少し馬車を進ませて怪我人の治療を行った。
「シオンお嬢様の支援魔法は素晴らしいですね。さすがにあの人数の襲撃で誰も死なないとは!?」
「みんなが無事で良かったよー!」
「ありがとうございます!」
私はみんなの無事を喜ぶ!馬車の中にいた執事と侍女さん達は青ざめて気分が悪そうだった。それはそうだ。100人以上の襲撃者に襲われたんだから。私も城塞都市の赤龍戦で人の死は見てきたけど、対人戦での殺し合いは吐き気がするよ!
「カイン公爵!敵の隊長を捕らえました!ただ、傷が深いためシオンお嬢様に治療をお願いしたいのですが・・・」
騎士が言い難くそうにしたのは、襲ってきた相手を治療しろということだろう。それでも私は治療を承諾する。慈悲とかじゃないよ?家族や騎士団を襲った人達に慈悲はない!でも、情報は必要だからね!
隊長さんの状態を見るとヤバかった!もう少しで死ぬ所だったよ!ってか、心臓が止まってほぼ死んでたよ!捕まえてないじゃん!拾ってきただけでしょう!?報告、連絡、相談はしっかりと!報連相は確実にね!(これ大事!)
「うっ!・・・俺は生きているのか?」
おっ、気が付きましたね!
お父様や騎士団長が側に来て尋問する。あくまで尋問だよ?私達は拷問なんてしないからね!
「すでに気付いているが一応聞いておくぞ、帝国兵だな?」
隊長さんは少し、沈黙してから首に手を当てて驚く
「えっ!?無いぞ!隷従の紋様が無い!俺は解放されたのか!?」
独り言の様に呟く隊長さんにお父様が気になる単語に反応した。
「貴様!隷従の紋様と言ったか!呪いに縛られていたのか!?」
お父様に尋ねて見る。
「お父様、隷従の紋様とは一体・・・?」
「シオン、隷従の紋様とはその名の通り特定の相手に服従して逆らえなくする呪いの事だ。100年ほど前に魔族が使っていたという魔法で、奴隷に掛けて売買する時に使われていた。しかし、100年前の戦争で魔族を撃退したおり、奴隷は各国で禁止となり隷従の紋様は禁術とされ封印されたはずだ」
ふむふむ。なるほど!
「・・・俺は何故解放されたんだ?術者が解く以外に死ぬか、光魔法の浄化しかないと聞いたが・・」
隊長さんすみません!多分、前者の方だと思います!死ぬ寸前の状態で回復させたから解けたんだよ!・・その事を素直に伝えました。
「そうか、俺はあんた達を襲った。この後殺されても文句はない。ただ、俺の持っている情報を伝えたい」
あれ?っと私は首を傾げる。
「呪いで無理矢理、従わされていたんだ!あいつらの不利益になる事をして仕返ししてやりたいんだよ!」
どうやら、帝国に恨みがあるようだ。
「君の状態はわかった。悪いが縛らせて貰うぞ?この先の交易都市に入り、詳しい話を聞こう」
辺りには散りじりに逃げていった帝国兵がいるから安心出来ないからね。息のある襲撃者達の治療を行い、騎士団に後始末をお願いしフィリアス家一行は交易都市シェルに向かうのだった。
シオン
「おーーーーほっほっほ!」
愚者の声
!?
『遂に悪役令嬢に目覚めたか!?』
シオン
「我らフィリアス騎士団の完・全・勝・利!ですわ!」
愚者の声
「君は何もしてないけどね」
シオン
「支援魔法で騎士団達を強化しましたわ♪騎士団達は私の手足となって働くのですわ!」
愚者の声
「真の悪役令嬢がいるよ!?」ガクブル
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