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悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
3章:動き出した国々です!

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内密なお話しですよ!

意外に長引いてしまった・・・難しいですね小説って


国王様との個人話をする部屋へ通された。


「先程はお疲れだったな」


国王様が砕けた口調で話掛ける。側には、王妃様に王子、王女様もいる。お互いの家族での話し合いだよ!


「お互いに・・な。それより、随分と大胆な事をしたもんだ。びっくりしたぞ!長年の案件を俺達をダシにして片付けるとはな」


お父様が大袈裟に、手でリアクションをする。国王様もそれに乗っかりいやいやと手を振る仕草をする


「本当にお互い様だよ・・・どうして黙っていた?」


国王様が、低い声で呟く


「すまん。シオンのおかげで欠損部分回復も出来て後遺症も無いので、下手に言って心配を掛けたく無かった」


「水臭いだろう!何かあればお互いに直ぐに伝えると約束しただろう!」


どうやらお父様と国王様には何かしらの、秘密の繋がりがあるらしい


「それならお前も、内政府の大掃除の事を黙っていただろう!何故言わなかった!私とて、文官と繋がりがあった!力になれたはずだ!」


お互いが、相手に心配を掛けたく無かった為に言えなかった擦れ違いだったのだ。


「「はいはい!そこまで!!!」」


そこで、お母様と王妃様の声が被り仲裁が入る


「しかし・・だな?」

「まだ言いたい事が・・」


お父様も国王様も形無しですね。お母様ズ!は、最強なのです!


「話が進みませんわ。お互い、心配を掛けたく無かったと、二人の世界に入らないで下さいな」


「そうですわ、それはちょっとした行き違いでしたのでしょう?大丈夫です。わかっていますから」


ここで1度、話しがまとまり情報交換の場となった。さすがはお母様です。


「兄上が重症を負ったと知り、大臣、文官達の処罰は間違い無かったと確認したよ」


国王様が手に入れた情報とは?


「魔の森からの魔物襲撃で、秘密裏に森を調査していたのだが、帝国兵と思われる装備をした遺体を発見した」


!?


「しかし、帝国領も魔の森に面している。帝国も森の調査や採集に入っていてもおかしくないのでは?」


「確かに、それはお互いの冒険者なども自由に入っているから悪い事ではない。しかし!土龍が通って来たと思われる道沿いに、多数の帝国兵の装備をした者達の遺体があればどうだ?」


私達は驚いた。そして考えると─


「帝国が龍の住み家を荒らし、フィリアス領へ逃げたのか・・?」


国王様が首を振る


「フィリアス騎士団も同じ事をしただろう?土龍を誘導した(・・・・)・・」


!?


「まさか、龍の襲撃は帝国が仕組んだと!?」


国王様しか知らなかったのだろう。王妃様を初め、この場のみんなが驚きを隠せない。


「そうだ。最初は憶測の域を出なかったが、押収した帝国兵の遺品が無くなるという事件が起こった。調べていくと上級文官から大臣へと繋がり、帝国兵の遺品を引き渡す現場を押さえて判明した」


ふむふむ、私達が畑仕事に勤しんでいた時にそんな事が起きていたのかー!


「ふむ、最近の王族警護の影は良い仕事をするのだな」


おや?お父様が気になる事を口走ったぞ?それって忍者だよね!?NINJA格好いい!大好きな職種だよ!


「だから言ったんだ。フィリアス公爵家を攻撃(・・)したので堂々と粛清できるってね!大臣達が帝国と手を結んで、こちらの内情を渡すから、偽の情報を渡して現場を押さえたんだよ」


いや~良い仕事しますね!さすがは国王様だね。するとお父様が真剣な顔になり尋ねる。


「此方の情報はどれだけ漏れたんだ?」


「わかっている所で、宝物庫の場所や国営での国家予算額、騎士団の編成に部隊長の顔と名前かな?」


お父様は手を顔に当て上を向く


「あいつら、無能を通り越してバカなのか?宝物庫の場所がわかればいつ襲撃されるかわからないし、国家予算が知られれば身代金が限度額まで釣り上げられる。騎士団の編成や部隊長がわかれば、首狩り戦術の餌食になるし、戦争時でも相手に得意な戦術を対応されて負けるだろう・・」


お父様がガックシ肩を落とすのもわかる。

これってかなりヤバイよね?


『ふっふっふ・・・!』


またまた謎の声が響いたのだった。


(もう良いから!ひかりさん!普通に出てきてよー!と、内心でツッコミを入れるシオンだった)














愚者の声

「ついに、話しだけだけどNINJAが出たよ!」


シオン

「いえ、忍者と言うより暗部ですわね?」


愚者の声

「似たようなもんでしょ?」


シオン

「まぁ、否定はしませんが・・」


愚者の声

「NINJAを使えばシオンの弱みを握ることも?!」


シオン

「ほぅ?本人の目の前で言いますかぁ?」


びくっ!


愚者の声

「ち、違うの!言って見ただけデスよ?」


シオン

「そうですわね。間違えは誰にでもあるものですわ」


愚者の声

「そ、そうですね?」(なんだ?珍しく怒ってないぞ?)


シオン

「ここに、スマホがあります。あら、手が滑って川に落ちましたわ・・」


愚者の声

「あらら、なにやってんの?」


シオン

「趣味の悪いキャラシールが付いていたのでつい・・」



愚者の声

「キャラシール?・・・な゛ーー!わだじのだーーーー!!!」



どっぼーん!





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