再度!王様との謁見です!
長くなりそうなので区切りますね。
私は7歳になっていた。あれから領地の開墾は順調に進み、魔物の発生も落ち着いている。そして私はー
お城はでっかいどーーーー!!!!
(そのネタは既にやりました)
私はお城に来ていた。またお呼び出しがあったのだ。今回は何ですかね?私は何もやってないよ?たぶん・・・何かやっちゃったかなー?と冷や汗をかきながらお城に来ていた。
「シオン、大丈夫かい?」
お父様が気遣う。
「ええ、大丈夫ですわ」
私はお父様に微笑む
「顔色が悪いよ?無理しないでね。シオン」
お兄様も私の顔を覗き込み心配する。再度、私は大丈夫と言って歩み始める。
「シオンお嬢様!体調が悪いのでしたらわたくしがおんぶ致しますよ?」
そう言うのは青薔薇騎士団の団長エミリア・ゼファーだった。
「おいおい、城の中では大人しくして下さいよ?お前はお嬢の事になると周りが見えなくなるからな」
そう苦言をこぼすのは、赤龍騎士団の団長リーゼン・マキシムだ。
「お嬢をおんぶ出来る権利は渡さんぞ!?」
エミリアに対抗心を燃やすのは、土龍騎士団の団長シール・グランである。この中では1番の年長者である。
「お嬢以外のフィリアス家の方々を護る事を忘れないで下さいね」
1番まともな事を言うのは、飛龍騎士団の団長サクラ・シロガネだ。良くある東の国出身の女武芸者で武者修行の旅の折りに、フィリアス家に仕える事になった。男女比が2:2で丁度良いね♪
今回、お城に家族で登城する事になった時に新生フィリアス騎士団を王都にも見せびらかしてやろうと、各騎士団団長と各騎士団10名を護衛に王都に来たのだった。今回の護衛で参加希望者が殺到して、バトルロワイアル形式で参加者が決まった。あれは凄かった。うちの騎士団があんなに強くなっていたなんてなー!
王都に来る途中も、すれ違う旅人や商人、休憩に立ち寄った街の人々など道を開けて私達を見送った。う~む!流石は知名度が国中に知れ渡って有名になったもんだ。まぁ、ただでさえ公爵家の豪華な馬車に10名ずつとは言え鮮やかな龍素材で作った鎧の騎士達が整列して行進している姿は人々の目に焼き付くだろう。
これでフィリアス領に来る旅人や商人が増えればもっと発展するだろうな!
「さて、すまないが城の中に入れるのは各団長のみとなる。他のもの達はこの辺りで時間を潰しておいてくれ。多分、時間は遅くなるだろう」
お父様が団員達に通達すると騎士達はしっかり返事をして見送ってくれた。
「シオン・・・体調が悪いなら必ず言いなさい。今回は大臣達や官僚達が揃っているから、対抗派閥から不愉快な思いをするかも知れません」
お母様が優しく頭を撫でながら言ってくれる。
「団長達も、短気を起こさず堪えてくれ。こちらから手を出すと余計に突っ込まれる。宮廷のうるさい騒音は私が黙らせる!」
おお!お父様が格好いいぞ!
ってか、お偉いさん達が揃っている状態での王様の謁見って何があるんだろう?ここは必殺技!【猫かぶり10枚】の出番かな!?
「大丈夫!いざとなったら私も護るからね」
お兄様が手を繋いでくれた。本当に優しい家族だよ。・・・絶対に護ってみせるからね!
「ふふふ♪愛されているわね。シオン」
光の球体状態のひかりさんが念話で話掛けてくる。
(///∇///)かっ
恥ずかしいこと言わないでよ!
私は恥ずかしくて俯くのだった。
『『可愛い!』』
そんなシオンを見て、家族+団長達が内心で悶えているのは平常運転なフィリアス家だった。
シオン
「むふふふ!」
愚者の声
Σ(´Д`;)!?
「何を企んでいる!」
シオン
「失礼な!!!!」
愚者の声
「でっ?どうしたの?」
シオン
「いやー!お父様達がかっこよくて見とれてしまったのよ!」
愚者の声
┐(´д`)┌ファザコンが!
シオン
「あら?私はお父様以外にも、お兄様、お母様、ひかりさん、全員好きよ?」
愚者の声
「・・・なんて言って良いかわからない!?」
シオン
「愚かね!あなたは!自分の作品のキャラを愛せないと言うの!!!」
【主旨が違います】
愚者の声
Σ( ̄□ ̄;)ガーン!
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