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悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
2章:内政改革は波瀾万丈です!

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閑話2(城塞都市編終了)

あれれ?何でだろ?サイドストーリーの方が面白いと言われる。解せぬ!

大魔人(お父様)が現れた!


戦う

守る

逃げる←


みんなの行動は速かった!心を1つにして、即逃げた。そう逃げたのだ!今までいがみ合っていた王子とお兄様が協力して私と王女様を逃がそうと手を引き、広場から立ち去ろうとした・・・が!



逃げられない!



逃げる←



逃げられない!



逃げる←



逃げられない!


そうなのだ・・・

【ラスボスからは逃げられない】

が発動していた。


【オマエタチナニヲシテイル?】


ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!


大魔人・・もとい、お父様が逃げ道を防ぎ近付いて来た。


「私の見間違いかな?王子が嫌がるシオンに抱き付き、襲いかかっていたように見えたが?」


先程の般若の顔では無く、清々しい笑顔で尋ねて来た。私はお兄様以上のブリザードに氷っていた。これはそう、絶対零度のコキュートスの笑顔だよ!何だよ!お前らは!?似た者同士か!

あっ!親子だった・・・orz


「お父様!良いところに!王子がシオンに襲いかかろうとしていたところを止めていたのです!」


お兄様が裏切った!・・・良いのか?


「ほほぅ?どういう事かな?」


お父様はずずっいと顔を近付ける。


「フィリアス公爵、誤解ですよ?身を呈して市民や騎士団を護ったシオンを抱き締めていただけです!」


あっ!バカ王子!死亡フラグ建ててどうする!


ボキッ!ボキッ!


「ほほぅ?くそ餓鬼が!死にたいようだな!」


せ、世紀末だよ!なんか胸に七つの傷痕あるマッチョが、あぁぁああちょぉぉぉぉよ!みたいな感じで連打する光景が見えるよ!


「おじ様!久しぶりに会うシオンが心配で仕方なかったのです!」


おっと、王女様の援護が入りました!

(インターセプト)


「王女様には御心配をお掛け致しました。しかし、それはそれです!我が家のマイ!エンジェル!!!に手を出した者は死刑と決まっているのですから!」


トラップカード発動!【威圧!】

(援護無効)

王女様の援護が不発に終わった!


こわっ!怖いよ!お父様!


「シオン!無事だったかい?」


お父様が話し描けて来た!私はどういう態度を取って良いのか分からず、顔を赤くしてモジモジしてしまった。

(*ノд`*)σ


「「ブッチ!」」


何かが切れる音が2つした。えっ!?2つ?


『『シオンにあんな顔をさせる何て!』』


『『ぶっ殺す!!!』』(羨ましい!)


それを人は嫉妬と言うのだが、父と兄の心が1つになった瞬間だった。(なんかこの話し、心が1つになる瞬間が多いな!)


「私はシオンの婚約者です!将来は結婚して幸せにして見せます!お父さん!」


「誰がお父さんだ!シオンを嫁にやるかーーー!!!」

(*`Д´)ノ!

(一撃必殺オーバーキル発動!)


お父様の綺麗なアッパー!が決まり、王子様がこれまた綺麗に打ち上げられた。

お父様も死亡フラグ建てないでよーーーーー!!!?私が必死に旗を折っているのにーーーー!!!私はまたまた、絶望してorzになるのだった。


地面に叩き付けられた王子様は幸せな顔をして延びていた。王女様が癒し系の魔法を掛けている。


そこに、ローランド騎士団長がやって来た。


「王子に王女様!探しましたよ!さぁ!国王陛下に言い訳する為にも、城塞都市のために働きますよ!」


どうやら国王様に内緒で来たらしいので、何かしらの行動をして実績を作らないとヤバいらしいのだ。ローランドさんも大変だなぁ~。どれ、シオン・スペシャルDXを食べさせて上げようか!私はまだ残っていたうどんをローランドさんに差し上げた。ズズッズ、旨い!どうやらお気に召してくれたようだ!

ローランドさんは感謝しながら、王子と王女を引きずって行ったよ。え?それで良いのか団長よ?そして私はお父様とお兄様に引きずられながら、ひかりさんとお母様の元へ連れて行かれたのだった。


なんやかんやで、防衛戦で疲れていたフィリアス騎士団に代わり、近衛騎士団が周辺の見廻りや警備に付いてくれて、私達はゆっくり休めた。王子と王女様とも、きゃきゃと遊んだよ?だってわたしろくさいだもん!友達と遊びたいお年頃だもん!こうして、親睦を深めつつお互いに自分達の街へ戻って行ったのだった。


帰る時は凄い歓声が響いて、街の人々総出で見送られたよ!大勢の人が亡くなってしまったけど、ここは魔の森に近いため良い意味で人の死に慣れているのだ。



また来よう!今度は全てを守れるように!

私は心に誓って城塞都市エルドラドを後にするのだった。


愚者の声

「やれやれ、第2章も終わりですね。疲れた」


シオン

「何を言ってますの?これからもっと働きなさい!てぃ!」

シオンは魔法を放った。


愚者の声

「ふははは!毎回受けると思うなよ!トラップカードオープン!魔法反射!」


シオン

「・・・トラップカード発動!トラップ破壊よ♪」


愚者の声

「えっ???」呆然


ちゅどーーーーん!!!!



愚者の声

ぎゃぁぁぁーーーーー!!!!

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