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悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
8章:エルフの国のエロフ!
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村を改造しよう!

村長さんから詳しい話を聞いて、ささやかながらのもてなしを受けた。

当然の事ながら、ジャイアントトードの手足が出てきました。見た目は手羽先に似ています!


ああ、イーリス王女ちゃんが真っ青ですよ。私もちょっと遠慮したいけど…………貴重な食糧を無駄にしてはいけません!横を見ると光さんが、真っ先に手を伸ばしていました。


よし!イクのじゃ!光さん!!!


パクリッ


「ん~!なかなかイケますね♪外はカリカリで、噛めば噛む程に味が染み出て美味しいわ~!」


う~む?

食レポを聞く限りでは美味しそうですね?

では私も目を瞑って頂きます!


パクリッ!

モグモグ。モグモグ。


あら?本当に意外とイケますね♪

シオンが食べたの見て他の者も恐る恐る食べました。

なかなか好評のようでした。


そして、次の日になりました。


「光さんやクマネコもいるし、この村を結界を張って守れないかしら?」


シオンの提案に、光さんは同意した。


「そうね。また魔物が襲ってきても困るし何とかしましょう。後、シオンには村の防壁を作って貰おうかしら?」


チッ!光さんめ!自分だけ働くのが嫌だったのかしら?でも、この村の木の柵だと心元ないし、土魔法で石壁を作った方がいいわね!


村長さんに話して村の防壁を作る事を許可してもらい、シオンは魔法で城壁のような物を作っていった。


「スイレン、貴方は村の井戸や川が汚染させていないかチェックして、水の精霊らしく浄化もお願いね?」


ふっふっふっ、他の者も働かせないとね♪

自分だけ働くのが嫌なシオンであった。


各騎士団長達には村の周辺の探索と魔物の間引きをお願いした。倒した魔物の素材剥ぎもお願いした。


これで少しは村が安全になり、収入が入ればいいな!

流石のシオンでも一度に石壁を作る事が出来なかったので、少しずつ何度も石の板を魔法で作り、1日掛かりで辺境の村とは思えない城壁を作り上げたのだった。村の入口の扉だけは村人の方にお願いして頑丈な物を作って貰った。


「これだけの物を1日で作るとは信じられない!?」


大勢の村人が驚きましたが、これで安全になるとわかり、笑顔で喜んでくれました。


「本当にありがとうございました!」

「いえいえ、元凶を倒したらまた戻ってくるので、万が一魔物に襲われて村がなくなったりするとこちらも危ないですからね」


シオンが自分の仕事をしていると、光さんも昨日の村の広場に、ちょっとした台座を設置して、光の結界を張っていた。これで弱い魔物は寄ってこれないでしょう。


スイレンも井戸水など清浄な物に浄化して、村人の飲み水の確保に繋げていた。

その夕方、騎士団長達が多くの魔物を狩ってきたので村人達が喜んだ。


1番喜んだのはイーリス王女で、カエルを食べなくても良いと内心、1番喜んでいたのは秘密です!


そして、また次の日になりました。


早朝に、村長さんから小さな山脈の麓に洞窟があり、そこが魔物の巣窟になっていると聞いたのでさっそく向かうことになりました。


「洞窟か………逃げ場の確保って大丈夫かな?」


今回は王子と王女がいるので、余り危険なことはしないと心に決めて向かうシオンでした。


まぁ、いつもやらかすんだけどね♪






愚者の声

「ああ……………」

シオン

「どうしたのよ?」

愚者の声

「のどかな村が魔改造された………」

シオン

「これでお客様がたくさんきますわ♪」

愚者の声

「…………この御時世は家にいるべきでは?」

シオン

「お金こそ正義ですわ!」

愚者の声

「言い切りやがりました!」

( ̄□ ̄;)!!



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