罪と罰!
【お知らせ】
アルファさんの方でファンタジー大賞に応募するため2ヶ月の間、更新が不定期になります。
翌朝になりました。
現在、12時頃なのですがまだお昼ご飯を食べていません。昨日の夜から日の出近くまでダンジョンに潜っていた私は、服を溶かされ、すっぽんぽんでダンジョンを脱出する事になりました。
ダンジョンに潜っていた事はすでにバレていて、ダンジョン入口で待ち伏せされていたのです!
その後は語るも涙の、恐ろしい事が待っていました。
なんと!?私の大親友であるミスレイン公国のお姫様であるシオンちゃんがお尻ペンペンの刑にあってしまったのです!
あぁ………なんて恐ろしい罰なんでしょう!?
さて、なんでこんなナレーションをしているのかと言うと………
私も刑罰を受けている最中なのですよ!
目が覚めてから、部屋の中で【正座中】なのです!
「ひ、光さん………足が痺れて……」
側で、ミスレイン公国の本を椅子に座りながら優雅に足を組んで読んでいる光さんがシオンの方を向いて答える。
「ん~~~?な~~に?」
「光さん………足が痺れて……」
「聞こえなーい!」
!?
「ひ、光さん!」
「だって、シオンにはいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも!危ない事はしないように言っているのに、いうことを聞いてくれないんだもん」
光さんはプイッとシオンから顔を反らし、本に視線を落とした。
プルプルッ!プルプルッ!
我慢の限界だったシオンに、追い討ちを掛けるように次の刺客が部屋に入ってきた。
「ルームサービスです。お昼ご飯をお持ち致しました」
お城の侍女さんが昼食を持ってきてくれました。暖かい料理で湯気が立ってますね。
「ありがとうございます!わぁー美味しそう♪」
テーブルに料理を並べていく侍女さんにお礼を言って、部屋を出て行った。
「さぁ!食べますよ♪」
あれ?光さん?私の分は???
「ひ、光様………?」
ま、まさかね………?
「シオンは正座したままおあずけよ♪」
ガガガーーーーーーーーーーン!!!!!!!!
シオンは絶望の顔で【光様】を見つめた。
「い、今なんと………?聞き間違いですよね???」
「お☆あ☆ず☆け☆よ☆♪」
ガガガーーーーーーーーーーン!!!!!!!!
「許して下さい!もう危ない事はしないようにしますから!」
無意識に立ち上がったが、足が痺れていて倒れてしまった。
「だーめ!これは罰なんだからね!」
シオンは涙を流してながら懇願するのでした。