表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
7章:コラボ小説なのです!
145/180

本当の主役は!?

少し短いです。


次回から多分、冒険に出発です!


夜会(戦争)の会場にお兄様にエスコートされて入場するとフィリアス公爵家の皆が注目されて感嘆の声が上がった。


「あれが水の貴公子レイン様なのね!とても大人びているわ!」

「エスコートしているのは妹君ね!?なんて美しい女の子なのかしら?」

「10歳ほどの年齢なら可愛らしいと思うのが普通だが、あの少女は美しい!」


あっちこっちから声が上がるが、私には気にしている暇がない!コルセットがキツくて屈むことも出来ないのだ!

(助けて!?)


そしてお母様はそっと二人の社交界デビューに隠れてグッと拳を握りニンマリしていたのだった。


※因みに、本当の社交界デビューはまだ先です。年齢的に。今回は親睦会に呼ばれた関係上出席していますが、本来は成人前の子供は夜会には出席出来ません。



「お兄様は水の貴公子と呼ばれているのですね?」

「さぁ?どうだろうね。呼びたい方には呼ばせて上げるだけだよ」


気を紛らわそうとお兄様と会話していると、またまた後ろから歓声が上がった。何かと後ろを見てみると…………

(;゜Д゜)……………はっ?


私は唖然としてしまいました。だって、結構きわどい赤いドレスに身を包んだ【ひかり】さんがそこにいたの!?


「あらあら♪流石はひかりさんね!とっても綺麗ですわ!」

「お母様の見立てのおかげですわ♪お母様もいつも以上にお美しいじゃないですか」

「ふふふっ、ありがとう。もっとシオンで着せ替えたいのにシオンはドレスに興味が無いので寂しかったのよね」

「そうでしたの!?だったら私も協力しますので、今度ご一緒しましょう」


ひかりさんとお母様が不穏な会話をしておられる………うん、聞かなかった事にしましょう。そこに、ミスレイン公国のシリカ王妃様が声を上げた。


「皆様、本日は夜会に出席して頂き、誠にありがとうございます!建国祭は数日後ではありますが、この場を普段はなかなか御会いできない、他国や海向こうの国々の方々の交流の場として設けさせて頂きました。夜会は毎晩行いますので、慌てずゆっくりとお話を楽しんで下さい」


王妃様の挨拶に拍手が起こり、一呼吸置いてからひかりさんの紹介があった。


「皆様にご紹介したい御方がいます。近年、数を減らし滅多に見なくなった精霊について御存知でしょう!その精霊達を束ねる王が一柱である、光の精霊王ひかり様です!皆様、粗相のないようお願い致します」


王妃様の手を取り、会場の中央にくると赤いドレスを纏ったひかりさんが力を解放し、【光の翼】を出して会場の人々を魅了した。


「ご紹介に預りました。光の精霊王です。今はフィリアス公爵家長女、シオン・フィリアスと契約を交わし力を取り戻しました。以後お見知りおき下さい」


ひかりさんは私の猫かぶり10枚を使った時ぐらいの綺麗なカテーシーをしてドレスをふわりとさせた。その動作、仕草、一つ一つが会場の人々の視線を釘付けにする。


「完全にひかりさんに場を持ってかれたね」


レインお兄様が腕を広げてやれやれとする。


「今夜ぐらいは多目に見ますよ」


私はそれどころじゃないからね!私は渡されたグラスの果実水をちびちびと口に含み、舌を濡らす程度に飲むのだった。



シオン

「グルルルルッ!」


愚者の声

「野生化したシオンが現れた!」


シオン

「グルルルルッ!!!!」


愚者の声

「駄目だ!完全に自我を失っている!!?」


戦う

逃げる

会話する


どうすればいい!?


『よろしければ感想、評価、ブックマークよろしくお願いします!』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ