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悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
7章:コラボ小説なのです!
135/180

戻ってきた日常

しばらく閑話の話しになります。(予定)


別タイトルで、

現在、連載中の【悪役令嬢戦記!~大切な人戦います~】の【外伝】を投稿しました。


本来、こちらの方で殺伐とした戦乱の戦記物を書こうとしたのですが私の執筆力不足の為に話が脱線してしまったので今回、本来のコンセプトで投稿しました。


どうぞご覧下さい。

帝国から戻って来た後はしばらく大変でした。詳しい詳細を家族に話したり、お城から呼び出しを受けたりとてんやわんやでした。でも1ヶ月ほど過ぎると落ち着きを取り戻し平穏な日々がやって来ました。最近、お手紙でジークも頑張っているとお便りがきたよ!お兄さんのアーレストさんに帝王学など学んでいるそうで、仲良くやっているそうだ。


「ここのご飯は美味しいのう!特にこのオムレツは格別じゃ!」


部屋に【黒猫】さんがいるのですが普通にしゃべっている事に違和感が無くなりました。さてこの喋る猫は誰だと思います?

なんと!古龍のアイトワラスのお爺ちゃんです!長いので【アイト】と呼んでます。


「アイトのお爺ちゃんもすっかり馴染んだねー」

「この姿は良いの!食べる量も少なくなるし動き易いわい!」


フィリアス領に古龍のお爺ちゃんが来たときは軽い騒ぎになったけど、試しに小さくなれないの?って聞いたら黒猫に変身出来ちゃったのよねー


ひかりさんに続いて古龍まで餌付けしてしまった私って………

いや、深く考える事は止めよう。


さて、しばらくほったらかしだった畑でも耕しますか!

私が忙しくて家に居ない時は侍女の方々が畑をみてくれていたんだよね。私が育てる珍しい作物は全て驚くほど美味しいので、自分達の食生活の為に侍女の方々も頑張って耕してくれたみたい。


それと、私がいつもふらりと消えて厄介事を持ってくるので新しい侍女をお父様が雇ったそうだ。全く失礼しちゃうわ!プンプンです。


戦いも出来る戦闘メイドAさん。違った、戦闘侍女エーコさん。サクラさんと同じく東の方の出身でエーコさんと呼ばれるのが嫌だからエーさん、Aさんと呼ぶようになりました。騎士団と一緒に訓練もしているのよ!ってか、私の身の回りの世話をしろよ!っと言ってやりたい。


※【漫画で出てきた人物ですよー】


まぁ、私も自分の事は自分でやるタイプだけどね!でも、貴族のドレスって一人で着れない物が多くてねー、背中のチャックを自分で上げようとしたら、回転して倒れて腕をツッタ所を見られた時のAさんの冷めた顔が忘れなれないのです。

(恥ずかしくて穴があったら入りたい!)


ちなみにAさんはクノイチですよ!マチスさん以上に俊敏に動けるの!?凄く無いですか!まぁ、この国では暗殺者……もしくは工作員と言う呼び名で可愛くないですが。


※ちなみに、Aさんもエミリアと同じく【シオン・ラブ】な属性で、クノイチの訓練で感情を出さない所はエミリアと違いますが、シオンの回転して倒れた所を目撃した時は内心、【何!?この可愛い生き物は!?】と悶えていたのは内緒です!


あぁ………どうしてまともな人物が出て来ないの?

※仕様です!(オイ!)


外仕事用の服に着替えて畑に行きました。


テクテクテク………


じゃーん!到着です!


目の前には何やら野菜が植えられており、しっかり成長しているようである。まずは【カボチャ】に【大根】、【大豆】に【小豆】、カボチャ以外はサクラとAさんの故郷から仕入れました。

その他にも色々と育ててます。


ふっふっふっ!これで料理のレパートリーが増えるぜぃ!


香辛料は塩以外で、胡椒と唐辛子は隣の都市国家からそれなりの値段で仕入れる事が出来ているし、砂糖もうちの領で極秘に生産出来るようになり利益として潤っている。


本日はカボチャの収穫を行います!うちで育てているのは普通のカボチャだけど……海向こうにある【ミスレイン公国】からの特別製の肥料を与えると1度、重さ1トンもあるお化けカボチャが出来たので不作の時以外は禁止しました。運ぶのと保存が大変なので。では収穫したばかりの西洋カボチャ?を料理しますか!


収穫した野菜を調理場に運ぶと、料理長及び厨房スタッフ全員が待っていた。執事の様に胸に手を当ててお辞儀をする料理長達。うん!壮観ですね♪


「シオンお嬢様!本日の料理は何をお作りされるのでしょうか?」


軽い緊張感の中、誰かがゴクリッと喉を鳴らす。文字通りにね。その時初めて厨房スタッフが全員いる訳を知ったよ!みんな、味見をしたいのですね!まったくもう!

(´~`)


カボチャもジャガイモに次いで凡庸性の高い食材だ。煮てよし焼いてよし、擦りおろすもよしだ。しかも大人数の料理を作るのに適している。

まずはカボチャスープから作ります。兎に角、全てのカボチャ料理ではカボチャを柔らかく煮てから、料理によって分けていきます。


カボチャスープは塩、牛乳、バターなどで下味を付けて、濾したカボチャを溶かしていく。冷めても美味しいのよね♪

次は定番のカボチャの煮付け。出汁や砂糖を加え煮詰めていくだけ。お袋の味だよ!


オードブルとしてカボチャとベーコンのチーズ焼きも作った。スライスしたカボチャにベーコンと塩胡椒を加え、少量のニンニクを加えた物。食欲を注ぐなー


一緒に豚肉のカボチャ焼きも作ってみた。単純にスライスしたカボチャに豚肉を巻き付けて焼くだけの簡単料理です。皆さんも自宅でトライしてみてください♪


料理長は熱心にメモを取っている。その他のスタッフも真剣に手順を見て復習している。


では、待ちに待った試食です!


まずは私が全ての料理を一口食べてからみんなに振るまわれた。


「「「美味しい!!!!!」」」


「何これ、甘いだけじゃなくコクがあって美味しいです!」

「甘さの中に芳ばしさがありどれだけでも食べられそうだ!」

「ホクホクした優しい甘さで美味しいです!」


【超絶】絶賛好評でした♪


「キャー!シオンの新作ね!早く食卓に持って来なさい!みんなして酷いわ!」


ひかりさんが黒猫のアイトと一緒にやってきた。


「ワシも食べたいのじゃ」


いまや、黒猫がしゃべっても誰も驚かないのです。


「シオン、何か甘い香りがするけど?」


お兄様とお母様もやってきたよ!?


「シオン!料理人や侍女達に食べさせて、家族は最後ってどういう事かしら?……お仕置きが必要?」


アワアワアワ……………


こうしてフィリアス家、全ての人々の胃袋を掴むシオンなのでした。






愚者の声

「良いなぁ~」


シオン

「何をしみじみしてますの?」


愚者の声

「こういう日常の話が好きなのよ!殺伐とした戦い物は嫌い。読むのは好きだけど!」


シオン

「自分の執筆無さが問題でしょうに」

┐(´д`)┌


愚者の声

「バカにされた!?」


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