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遂に激突です!

大変申し訳ありません。


サプライズ企画で漫画製作のため執筆時間を削られ、小説のストックが無くなったので1週間、お休みを頂きます!


1週間書き溜めて、また毎日更新しますのでご了承下さい。

(。-人-。)

レインの判断は撤退だった。後退ではなく城塞都市まで撤退だったのだ。フィリアス公爵次期当主の判断には各騎士団長達は従うのだが、戦いのプロであるリーゼンは意見した。


「レイン次期当主の意見には従いますが、理由を聞いてもいいですか?今なら周囲の魔物も減って、奥にいる魔物のリーダーらしき者にも近付けるチャンスですぜ!今、撤退したらまた多くの魔物に囲まれて倒す機会が無くなるかも知れない!俺はこのまま戦うのが正解だと思うのですが・・・そこはどうなんですか?」


リーゼンの言葉には、撤退するなら納得出来る説明をしろっと言う威圧感があった。


「リーゼン!不敬だぞ!」


エミリアはリーゼンを注意するが、レインは手でそれを遮る。


「時間が無いので手短に言うよ。まず、魔物のリーダーは人間で言う所の将軍だと思って対応しろ!すでにこれだけの戦略を練り、罠を仕掛ける事の出来る【人物】だと認識しろ!まだまだ罠がある可能性があるんだ。それに・・・ひかりさんの消耗が激しい」


ひかりさんの事に周囲の目がひかりさんに集中する。


「・・・レイン君、どうして私が消耗していると?」


「ひかりさんが、あの程度の魔法で息切れするなんておかしいでしょう?」


「ふう~、良く見ているわね。ちょっと、魔力の使い過ぎで少し疲れているわ。昼間なら太陽の光で魔力の回復が早いのだけれど、夜の・・しかも魔の瘴気が充満している所では、休まないと回復しないのよ」


ひかりさんは光合成で魔力を作っているようだ。(推測)


「しかも、ひかりさんは城塞都市の人々を癒す為に都市全体の範囲で回復魔法を使っている。元から魔力が減っているんだ。光の精霊王とて無限の魔力がある訳じゃないんだから」


「あらあら、良く見てるわね。そんな訳で残りの魔力もそんなに余裕があるわけではないので、1度戻りたいのよ」


そう言われてはリーゼンも従うしか無かった。


「ちゃんとした理由があるなら反対はありませんよ。では、殿は俺がやるのですぐに下がりましょう」


すでに、冒険者達も撤退に入っている。残すは前線のフィリアス騎士団のみであった。そこに─


「それは困るのぅ?せっかくの100年振りの再開じゃ!もっと楽しんでいって欲しいのじゃがのぅ?」


気付くとすぐそこに魔物を従えたナーガがいた。


「なっ!?こんなに近くまで!」


気配に敏感なサクラでさえ気付かなく接近されていたのだ。


「・・・まさか貴女だったとはね。まだ生きていたのね。ナーガの、更に上位種ナーガラージャ(蛇の王)のタクシャカ!」


「おお!妾の名を覚えておったとは嬉しいのぅ!」


「忘れるものですか!100年前、手の込んだ巧妙な罠を張って同胞を屠った貴女は赦さないわ!」


ひかりさんの激昂にレインですら圧倒される。


「ひかりさん!奴を知っているのですか?」


「ええ、とっくに死んでいると思っていたけれど、魔法が得意で特に罠を張って相手を追い詰める所から【狡猾なタクシャカ】と言う2つ名を持っていたわ。嫌な奴よ!」


ひかりさんの言葉に、フィリアス騎士団とアルフは更に神経を尖らせ、相手の動向を見つめる。ひかりさんの話では少なくとも100年以上は生きている事になり、魔物とは多くの場合で長く生きている者ほど強いというのが常識である。

「さぁ!ここであったが100年目じゃ(本当の意味で)、宴を楽しもうぞえぃ!」


ナーガ・・・タクシャカの背後から次々に魔物が現れる。種類は、オーガキング、オークロード、ミノタウロスリーダー、ハイリザードマンなど、各種族の上位種が現れたのだ。


「っく、まだこんな戦力隠していたのか!?」

「強化している我々でも手を焼くかもしれない・・」

「・・なんとか撤退するスキを作らなければ」


現れた大物の魔物達に、流石のフィリアス騎士団長達も戸惑う。


「光の精霊王よ!逃がさんぞえぃ!」


現れた魔物達は、その巨体に似合わず俊敏に動き、囲んでいく。


「いかん!包囲されるぞ!」


魔物達の動きを察知して動いたのは、土龍騎士団のシールが右側に移動したミノタウロスリーダーを大楯で動きを止める。左側には飛龍騎士団のサクラが気付き、ハイリザードマンを刀で斬りかかり、行動を止めた。


「っち、すまん!反応出来なかった!」


左右に目を配り、アルフとリーゼンは謝る。


「こちらは大丈夫だ!正面は頼んだ!レイン様やジークを頼んだぞ!」


魔物統括するナーガのタクシャカ側には、オーガとオークなどの魔物が控えているのだ。


体力と魔力の減った我々に、【狡猾なタクシャカ】は万全の態勢で襲いかかるのだった!




シオン

「あなたバカですの?本末転倒って言葉を知っています?」


愚者の声

「うぅぅ、申し訳ありません!」


シオン

「だいたい、漫画は許すけれど妄想イラストって何ですか!ハレンチですわ!」


愚者の声

「男の子の夢とロマンを詰めたよ!!!」


シオン

「あんな物を書く暇があったら執筆しなさい!」


罰ですわ!

【ホーリー・フラッシュ・ライト】


愚者の声

「ふっ!その魔法は人間には効かないと・・・」


ジュー!!!ジュー!!!


愚者の声

ぎゃーーーー!!!何故だーーーーー!!!


シオン

「貴方の邪な心に反応しているのですわ」


つまり邪な心が魔物並みに強いということですわね。



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