前へ目次 次へ PR 6/7 どうせ、どうせ。 __________________ どうせ消えてしまうからいい。 自己肯定を繰り返したところで生き続けられるわけでないし、いつかは居なくなってしまうのだから、このままでいい。 どうせ消えてしまうからいい。 机に突っ伏したまま、クラスメートの声を耳の奥で噛みしめて、石になってしまう。 呪いが解けなくて嬉しい。 どうせ消えてしまうからいい。 誰にも聞こえない声で、走りゆくバスの車内から、窓に張り付いた雨粒を数えていく。 _______________