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ラブコメみたいな展開になるハズもない!

2話目の時には書き忘れてましたが、物語を多少ですが読みやすくはしました、どうしてもギャルゲーみたいなセリフの物語になっていたので普通に書き直しました、楽しんでくれたら幸いです!

スーパーで茜と別れた俺は、真っ直ぐ家へと戻る事にした、だけど俺の心の中は、先の見えない不安に溢れていた。


(大和)

ただいま~っと!


俺は家に帰り着くと、買ってきた食材を冷蔵庫に入れ、ソファーへとグッタリ腰を落とした。


(大和)

ふぅ~、茜----か、俺と同い年だって言ってたっけ?ホントに明日香とは真逆の女の子だったな

(笑)


俺は、そんな事を考えながら、お風呂を沸かし

、夕飯の準備を始める事にした。


(大和)

さてと、作りますか!


今日の夕飯は、デミグラスソースたっぷりのオムライスとハンバーグを作る事にした。


(大和)

下ごしらえが大変なのよ、ハンバーグを作る時はね、そう言えば、茜のやつも、自炊してるって言ってたっけ、明日香のやつは、まぁ自炊なんてしないだろうな、いや逆に明日香の料理は

何か、怖い気がするのは何故だ?


そんな事を呟きながら、料理を黙々と作り始める俺、30分程で全ての料理を作り終えた。


(大和)

さきに、風呂に入ってくるか!


俺は夕飯の前に風呂に入る事にした。


(大和)

んぁぁ~、生き返る~、ん?言っとくけど、サービスシーンじゃないからな!


そんな事を言われなくても分かっているわ(笑)


(大和)

ふぅ~!


しばらくして、俺は風呂から上がり、髪を乾かしながら、ソファーに座り込んだ。


(大和)

髪伸びたか?もしかして、切りに行かないといけないかもしれないな!


まぁ髪の毛の話はこれくらいにしておこう、実際マジで伸びてきていたし、そろそろ、切ろうか迷っていたのも事実だしな(笑)


(大和)

ふぅ~、さっぱりした、本来ならば、ここでビールを飲む所だろうが、あいにく、俺は未成年だ、そこで風呂上がりの一杯と言えば、テイバンノコーヒー牛乳だろうな!


俺は冷蔵庫から、冷えたコーヒー牛乳を取り出すと、一気に飲み干した。


(大和)

くはぁ~、ウマイ!やっぱ、コーヒー牛乳だよな!さてと、飯だ!


俺は夕飯を食べる事にした、ご飯も丁度、美味しそうに炊けている。


(大和)

ハンバーグは先に作っておいたから、後は、オムライスを作るだけだな、デミグラスソースも忘れずに作らないと!


俺は残りの、オムライスを作り始めた、まぁ結構、デミグラスソースを一から作るのは大変なんだけどな。


(大和)

完成~、我ながら、完璧!


料理を完成させて、リビングに運ぶ、そして静かに食べ始める。


(大和)

いただきま~す!


いつも通りの夕飯----なのに、何故か、俺の心は寂しさを感じていた、もしかして、俺は誰かと一緒に食べたいのだろうか?今まで一人で平気だったのに、とてつもない不安、そんな思いが俺の胸の中には渦巻いていた。


(大和)

ごちそうさま、何か、あんまり味を感じなかったな、おいしい筈なのに!


夕飯を終え、後片付けを始める。


(大和)

片付け終わったら、早めに寝るかな!


すると、その時、突然と電話が鳴った。


(大和)

親父か?全く、いつも懲りないね!


俺は電話の受話器を取る。


(大和)

はい、もしもし?どちら様でしょうか?


すると、電話から聞こえてきたのは、いつものバカ親父の声ではなく、可愛らしい女の子の声だった。


(女の子)

あっ、もしもし?お兄ちゃん?ハロハロー、元気にしてる?


その声は、俺の妹だった。


(大和)

何だ、撫子か-------!


撫子は親父達と一緒に、海外に行っている。


(撫子)

んもぉ~、お兄ちゃんの声が聞きたくて、わざわざ電話してあげたのに!


撫子はむくれているみたいだ。


(大和)

ああ、ありがとな、撫子、お前の声を久々に聞いたら、元気でたよ!

(撫子)

お兄ちゃん~♡


撫子の嬉しそうな声が聞こえてきた、撫子は最後まで俺と日本に残る事を主張していたが、バカ親父に反対され、一緒に海外に行く事になったんだ。


(大和)

んで、親父達は元気にしてんのか?

(撫子)

うん、呆れる程に元気だよ!

(大和)

そっか、それは良かった!

(撫子)

お兄ちゃん?撫子に会えなくて寂しくない?

(大和)

そりゃな、可愛い撫子に会えないのは寂しいさ

、でも、こうやって声だけでも、聞けてるからいいよ!


俺がそう言うと撫子は-------!


(撫子)

お兄ちゃん!撫子帰る!

(大和)

はっ?--------今なんてった?

(撫子)

撫子帰る!

(大和)

繰り返すなっ!


こう言う所は、何だか、明日香のやつに、似ていると思った。


(撫子)

とにかく、帰るからね!

(大和)

お、おい!


電話が切れていた。


(大和)

ったく、勝手に切りやがって!


とは言うものの、撫子は俺にとって可愛い妹に違いはない-----まぁ時々、とてつもなく、振り回されるが------!


(大和)

はぁ~、撫子が帰ってくるとなると、色々と大変になるな、ホント、ここ最近は疲れる事ばかりだよ!


俺は明日の準備を済ませ、早めに眠る事にした

、自分の部屋に向かい、ベットの中へと潜り込む。


(大和)

やっぱ、布団の中が一番落ち着く~、おやすみなさい!


俺は目覚ましボイスをセットし眠りに就いた。


一方、その頃、明日香と茜は--------!


(明日香)

ふふふ、完璧だ、さすがは私だ!大和の奴、きっと驚くだろうな!


明日香の奴は何かを企んでいる様だった。


(茜)

明日のお弁当の準備をしなくちゃ、大和くんか

-----今日のお礼も兼ねて、一緒にお弁当作ろうかな、喜んでくれると嬉しいな!


茜は明日の大和の分のお弁当も一緒に作る事にした、大和の喜こぶ顔を楽しみにしながら、でも不思議だった、何故、茜は大和と同じ学園の生徒だと分かったのだろうか?実はこの二人は既に出会っていたという過去がある事は茜しか知り得ない真実、大和はその事はすっかりと忘れている様子だった。


翌朝--------!


(麻里奈ボイス)

朝よ、起こしてくれって頼んだのはあんたなんだから、早くしてよ!


枕元に置いた携帯を手に取る俺。


(大和)

ん、ん~、はぁ~い!


朝はやっぱり、姫に起こされるのが幸せだ。


(大和)

ふぁ~あ、眠い!


布団から起き上がると、俺は洗面所へと向かった。


(大和)

ん~


頭を掻きながら、歯を磨く。


(大和)

それにしても、撫子の奴は、いつ頃、戻って来るつもりなんだ?って言うか、今、撫子は何処に居るんだよ!


現在地を把握していない俺だった。


(大和)

うっし!


顔を洗い終え、リビングへと向かう、朝食の準備をする為に。


(大和)

あっ、今日の昼飯も作らないといけないしな~

どうしよ?めんどくさいし、う~ん、今日は購買で何か買う事にするか!


しかし、この選択が後に、茜を喜ばせる事になろうとは、予想していない、俺だった。


(大和)

さてと、飯も食ったし、着替えて行くか!


部屋へと戻り、制服に着替える、そして戸締まりを確認して、いつもの様に、学園に向かう事にした。


(大和)

たまには、バイクで行くか!


そう思い、俺は久々にバイクで学園へと行く事にした。


(大和)

到着っと、やっぱ、バイクだと早く着くな!


俺はバイクを停留所に止めると、クラスへと向かう事にした、すると後ろから、知った声が聞こえてきた。


(明日香)

大和、今日はずいぶんと早いな!

(大和)

まぁな、バイクで来たしな!

(明日香)

ほう、お前、バイクの免許なんて持っていたのだな!

(大和)

ああ、16の時に取った!

(明日香)

バイクなど、不良の乗る代物だな!

(大和)

決め付けかよっ!まったく!


俺がいつもの様に呆れていると明日香が笑ながら話しかけてきた。


(明日香)

まぁそんなに落ち込むな、大和よ!今日はお前の為に、素敵なプレゼントをやろうと思って待っていたのだ!

(大和)

ん?何だよ、プレゼントって!

(明日香)

フフフフッ!聞いて驚くが良い!

(大和)

はぁ?聞くって何を?

(明日香)

コホン!


明日香は、わざとらしく咳払いをすると、俺にこう言った、しかも、俺が大好きな、あの人の声色で!


(明日香、麻里奈ボイス)

おはよう♡大和くん!今日も一日間張ろうね♡

(大和)

あ!


ポカンとなる俺、当たり前だ、その声は、まさに、井上麻里奈本人の声色だったからだ。


(明日香)

どうだ、驚いたか、大和よ!

(大和)

驚いたかって、驚くに決まってんだろ、って言うか、スゴいな、明日香!

(明日香)

まぁ私に掛かれば、こんな物は、たいした事では無いがな!

(大和)

普通に凄いわ、マジで!

(明日香)

そ、そうか?


何だか、照れている、明日香だった。


(明日香、麻里奈ボイス)

ほらっ!早く行きましょう、大和くん、遅刻するわよ?

(大和)

はい!


明日香相手に敬語になる俺、相手が姫ならば仕方がない、まぁ声だけだがな、俺が、疑似麻里奈姫と学園の中に向かおうとした時、後ろから声を掛けられた。


(茜)

おはよう、大和くん!

(大和)

ん?茜、何でここに?

(茜)

私もね、大和くんと同じ学園の生徒なんだよ!

(大和)

そうだったのか----昨日は何も言わなかったから普通に驚いたし、ビックリした!

(茜)

ふふ、ごめんね?

(大和)

別に、怒ってないよ、ただ、こんな直ぐに再会するなんて思ってなかったから!


すると、後ろから、明らかに不機嫌そうな明日香の声が聞こえてきた。


(明日香)

おい!大和、この女は誰だ?

(大和)

んえ?誰って、昨日知り合った人だけど?何か起こってないか?

(明日香)

ふん!別に怒ってなど、おらんわ!


怒っている、めちゃくちゃ!


(茜)

初めまして、双葉茜です!


茜が明日香にそう答える。


(明日香)

澄城明日香だ!


明日香は素っ気なく答えた。


(茜)

あっ、そうだ、大和くん、今日のお昼はどうするの?

(大和)

今日は弁当持って来なかったんだ、たから購買で何か買おうかと思ってな!

(茜)

そうなんだ、あのね、良かったらお弁当食べない?作ってきたの!

(大和)

マジで?

(茜)

うん!

(大和)

食っていいの?

(茜)

味は保証するから、大丈夫だよ!

(大和)

おう、サンキュー、じゃあ遠慮なく貰うわ!


茜から弁当を受けとる俺、明日香は怒り心頭で

俺を睨んでいた。


(大和)

ん、何だよ?明日香!

(明日香)

別に、授業に遅れる、もう行く!


さっさと、その場を離れる明日香。


(大和)

なんだ、あいつ!

(茜)

それじゃ、私も行くね!

(大和)

ああ、これ、サンキューな!

(茜)

うん!


茜もそう返事をして、去っていった。


(大和)

やれやれ!


この時の俺には、明日香が、何故あんなにも怒っていたかなんて、まったく、分からなかったし、この先、俺達に、何が、起こるのかなんて

分かるハズもなかった、ただ一つ言える事はラブコメみたいな展開になるハズがない!と思う事だけだった。


(大和)

大丈夫か?本当に!撫子も帰ってくるし、明日香達には、なるべく会わせてくないんだが、さらに波乱の予感しかしねぇよ!


不安は募るばかりだ----------!

3話目はこんな風になりました、明日香は嫉妬爆発でしたね(笑)大和くんの妹も帰ってくるみたいだし、これからどうなるのでしょうかね、更なる女の子達も登場します、お楽しみに!

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