俺の人生が変わるハズがない!
一度、同じ月城麻里奈の名前で書いていたものを改めてもう一度1から投稿し直し、作品タイトルも(仮)から(恋)に変えました、
今度は最後までドキドキするような作品を書いていくのでよろしくお願いしますね!
恋なんて本気になっただけバカを見る、この言葉はきっと過去に誰かを本気で好きになり、痛い目を見た奴にしか、きっと言えない言葉だと俺は思う、かつて俺にもそんな本気になった恋があった、俺にとっては初恋、初めての恋だった、でも結局は無惨に残酷に終わってしまったけどな、だから俺は決めたんだ、もう2度と誰かを本気でなんか好きになったりはしないって、あの残酷な初恋から、もう随分と経った様な気がする、あれからの俺は普通に平凡に人生を生きてきた、そう思う、まぁ女の子に何度も告白された事は死ぬ程あるわけだが(笑)そんな事はどうでも良いんだよ、今日から俺は新しい日々が始まる、何故かって?決まってるじゃん、転校して来て新しい学園に通う事になったからだ、まぁ両親が海外に行ったから俺1人日本に残る事になっただけだけどな(笑)だから、そんな事はどうでも良いんだよ、んな訳で新しい生活に少なからずも期待に胸を膨らませているわけだ、だからって2度と恋愛はしないからな、絶対にしない、だけど、この時の俺にはこれから起こる色々な出来事が俺の全てを壊してしまう様な出来事だったなんてこの時の俺には想像すら出来なかったんだ、そう、彼女達との出逢いが全てを変えてしまう日々になるなんて。
話は突然と始まり真夜中の出来事、皆が寝静まった頃、携帯の着信が鳴る、あっ着信音は超人気声優の井上麻里奈さんの着ボイスだった。
麻里奈ボイス
「おーい、電話が鳴ってるぞ~電話だよ~!」
手探りで自分の携帯を探す俺、手に取る俺。
俺
「はい、もしもし、どちら様ですか?」
眠たそうに答える、寝起きの俺、電話の相手は俺の父親だった、いかにもご機嫌な声でこう話す。
父
「ハロ、ハロ~、元気か?我が息子よ~!」
俺
「何時だと思ってんだよっ!夜中だぞ!」
俺のそんなセリフに父はこう答えた。
父
「そっか!それでな、息子よ」
俺
「聞けよっ!人の話をっ!」
すっかり、目の冴えた俺だった。
父
「ごめんってば、ね?許して!」
俺はこんな、いい加減な父の子供である事をこの時ばかりは、恨めしく思っていた。
父
「ところで~大和よ!」
あっいい忘れてたが、俺の名前は深可瀬大和と言う
遅くなってスマン。
大和
「何?こんな時間に電話掛けてくるくらいだから余程の用件何だろうな?」
父
「いや、元気かな~と思って!」
そんなセリフを楽しそうに言うバカ親父だった。
大和
「切るぞっ!」
父
「あっ、待って~切らないで~大和く~ん♡」
背筋に寒気が走った俺だった。
大和
「気持ち悪いんだよっ!クソ親父!」
父
「私の事はダディと呼ぶように♡」
大和
「呼ぶかっ!用件を言え、用件をっ!」
早くも疲れ始めた俺だった。
父
「うむ!そうで、あったな!我が息子よ!」
そして、いきなり、シリアスになる父たった。
大和
「はぁ~」
そして、溜め息を溢す俺。
父
「大和よ、明日から、新しい学園だな、どうだ気分は、緊張してるか?」
大和
「別に、普通かな、何も期待してないし、変わらないよ、俺は」
そんな、俺の言葉に父は!
父
「嘘ばっかり~ウキウキしてるんでしょ?大和く~ん♡何しろ、今度、お前が通う事になる学園は女の子が圧倒的に多い学園だからな~」
父は、いかにも楽しそうに、俺にそう言った。
大和
「嬉しくねぇし、楽しみでもねぇよ!」
俺は本当の事を口にしたつもりだった、でも父はそうは捉えなかったらしい。
父
「いいから、いいから~、お前も17になるんだ、早いとこ、嫁さんでも見つけてだな!」
大和
「気が早え~よ、何だよ、嫁さんて!」
父
「何?お前、彼女居るの?紹介して、して~!」
大和
「切るぞっ!」
父
「怒らないでよ~大和く~ん♡パパ、寂しくなっちゃうぞ!」
いつもの会話とはいえ、ウザくなった俺である。
大和
「そんな、くだらない事で、いちいち、ニューヨークから電話して来たのかよ?」
父
「うん♡」
あっさりと、そう答えるバカ親父だった。
大和
「もう、いいよ、俺は大丈夫だから、あんまり俺にばかり、構うと母さんが怒るぞ?」
父
「母さんは、今、シャワー中だ!汗を流している」
大和
「知らねぇよ、つうか、いちいち、そんな報告しなくていいから!」
父
「え~、知りたくないの?パパとママがさっきまで何をしていたのか!」
大和
「知らん、知りたくもないわ!」
父
「そうか、知りたいか、さっきまで母さんとベットの中で愛し合っていたのだ!」
人の話を全く聞かない、バカ親父だった。
大和
「知るかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
息子に、なんちゅう話をしてるんだ、バカ親父は!
父
「帰ったら、ママがお前の妹弟を、連れて帰るかもしれない、楽しみにな、大和!」
大和
「あ~ハイハイ!切るぞ?」
父
「とにかくだ、頑張れ、我が愛しの息子よ!」
そう言って、電話を切った父であった。
大和
「何を考えてんだ、あのクソ親父はっ!」
俺は携帯を切ると、ベットに投げつけた、ふと、時計を見ると夜中の3時を過ぎていた。
大和
「すっかり、目が、覚めたじゃねぇかっ!どうしてくれんだ!クソ親父ぃぃぃぃぃぃ!」
俺の空しい叫びが真夜中に木霊する。
大和
「結局、少ししか、眠れなかった」
俺は、気だるそうに、起きると学園に行く準備を始めた、朝食を作り、そして食べる、コーヒーを飲みながらテレビを見て、家を出る、学園に行きながら聞く曲は携帯の着ボイスにもなっている、超人気声優の井上麻里奈だ♡俺がただ1人、大好きになった人である、姫は完璧な女性だ、顔よし、スタイルもモデル並みのプロポーション、歌も上手いし、声も綺麗で演技も上手い、言うなれば、そう、完璧なのだ、こんな女神みたいな女の子、世界には姫くらいのものだ、現実には絶対に居ない!俺はそう思う。
大和
「は~、やっぱ、姫の声は落ち着くな~♡」
まぁ、俺が何故、こんなにも、姫にメロメロになったかは、おいおい、話していくとしよう、そんなこんなで、1時間程で、学園へと到着した。
大和
「ここか、デカイ!」
まぁ、感想なんて、こんなものだろ。
大和
「行くか!」
俺は学園の中へと足を踏み入れた、先生方に挨拶を済ませ、自分のクラスへと向かう。
大和
「2年C組、ここだな!」
俺は、軽く深呼吸をすると、教室の扉を開けた、俺が教室に入ると、クラスの視線が一気に集まる。
大和
「ども、転校生の深可瀬大和です、よろしく!」
教壇にいた、先生らしき女の人にそう答えた。
瑶子
「話は聞いているわ、空いている席に座って!」
大和
「はい!」
俺は、そう返事をすると、空いている席へと向かう事にした、ちょうど、一番後ろの関が空いていた。
大和
「ここ空いてる?」
ふと、そんな事を隣の女の子に問い掛けた、しかし次に返ってきた言葉は度肝を抜く答えだった。
女の子
「お前は、バカなのか?見れば分かる事だろ、人に聞くまで席が空いているのかも分からないとはな」
突然とそんな事を言われ、俺は言葉を失った。
瑶子
「何をしているの?さっさと席に座りなさい!」
先生にそう言われ、俺は慌てて席へと着く。
女の子
「ふん!」
機嫌が悪そうに、女の子が、呟いた。
大和
(何なんだ?ここは!それに、何だ、この女は初対面の相手に、いきなり、あんな言い方、普通はしねぇだろ、機嫌悪いし、そんなにイケない事なのか?席が空いてかどうか聞くのが!分からねぇ~!)
俺の転校初日は、最悪な幕開けだった、授業なんて上の空、中身なんて入る訳もない、気付けば、窓の外ばかりを見ている俺だった、昼時も、軽く、飯を済ませ、午後からの授業はしっかりと、寝ていた俺であった、どれくらい、寝ていたであろうか、気付けば、日が落ち始めていた、ぼんやりと、目が覚め始めた時、教室へと誰かが入って来た。
女の子
「まったく、私にこんな事を頼むとは、何を考えているのだ、愚民共がっ!」
起きるに、起きられない、俺であった、しかし、何とも酷い言われ様だった。
女の子
「ん?まだ、誰か居たのか、こんな時間まで寝ているとは、呆れた、バカ者だなっ!」
大和
(バカ者って何だよ、さっさと行けよ!)
すると、その時、突然に頭を何かで叩かれた。
大和
「痛って~、んあ?」
起き上がり目を開けると、そこに居たのは、朝、俺を罵倒した女の子だった。
大和
「何をする?いきなり!」
女の子
「ふん!いつまでも、寝ている貴様が悪い、目障りだったのでな、起こしてやった!どうだ、嬉しいか?下僕よ!」
大和
「下僕っ?ふざけんなっ!嬉しい訳ねぇだろ?頭おかしいんじゃねぇか?お前!」
女の子
「ぐすっ、酷いわ、そんなに怒らなくてもいいじゃない、私は風邪を引くと可哀想だと思って起こしてあげたのに!」
さっきまでとは、まるで別人の声で、そんなセリフを言う彼女だった。
大和
「あっ、いや、えっと。ごめん!悪かったよ、泣くなって、謝るから!な?」
女の子
「ふふっ、ふふっ、あはははははは!」
突如として笑出す彼女、俺は言葉を一瞬失う。
大和
「何が、可笑しい?」
女の子
「男とは、何とも悲しい生き物だな、声を変えて汐らしい演技をしてみれば、コロッと騙される、笑えたぞ、下僕よ!」
大和
「ん!」
言葉が無かった。
女の子
「どうした、怒ったのか?下僕よ!」
大和
「別に!」
俺はこれ以上、付き合っていられなくなり、帰る事にした、すると、彼女が声をかける。
女の子
「待て、何処へ行く?」
大和
「帰るんだよっ!付き合ってられるかっ!」
女の子
「ふ~ん、女にここまで言われて、何も言い返せないとは、何とまぁ~情けない男なんだ、笑える」
さすがに、俺もかなり、頭にきていた。
大和
「お前さ、嫌われているだろ?皆にさ!」
女の子
「は?何を言っている」
大和
「気付いてないのか?バカか、お前!空気読めないし、口は悪し、性格も悪そうだな、まぁ見た目は良いから、男には人気がありそうだな、でも、同性の女の子には、絶対に好かれないタイプだな!」
女の子
「ふ~ん、で?」
大和
「でって、だから、その!」
女の子
「言いたい事はそれだけ?他には、ん?」
大和
「俺が1番苦手な女の子のタイプだよ!」
俺がそう言うと彼女は!
女の子
「あっそ、私は苦手じゃないけど!」
大和
「へ?」
間抜けな声を出す俺、予想していなかった、答えだった、すると、彼女が、振り向き答える。
女の子
「初めまして、深可瀬大和、私は澄城明日香、よろしく!」
大和
「は?何だよ、いきなり!」
明日香
「挨拶よ、挨拶!はい、よろしく!」
明日香は、そう言うと俺の手を取り握手を求めた。
明日香
「しかし、初めてだったわ、あそこまで、この私にちゃんと、言い返した男は、誉めてあげるわ大和!
光栄に思いなさい!」
大和
「あっそ」
俺は思った、何だ、この訳の解らない女は?と。
明日香
「大和!」
大和
「ん?何だよ!」
明日香
「これからよろしくね、ふふっ、楽しくなりそうだわ、何して遊ぼっか、ん?」
大和
「は?」
俺はこの時思った、とんでもない奴と知り合ってしまったのではないかと、不安が胸を締め付けていた、俺の人生は何かが少しずつ、壊れ始めていたのではないかと、この楽しそうに笑っている明日香の顔を見ているとそう思えずにはいられなかった。
大和
(俺の人生が変わるハズがない!)
そう、心の中で静かに呟いていた。
第1話 END!
1話目はこのようなスタートの物語になりました、次からどんどんと物語は進んでいくので是非とも期待してて下さい、魅力的な女の子もたくさん出るし、大和くんのカッコいい姿にも期待大です(笑)2話目からも、よろしこです!