俺のパートナー
第二話です。頑張りました。
感想の制限をなしにしたので、
評価、感想お待ちしてます!!!
「いってらっしゃい、
小さな冒険者さん」
天使はつぶやくとまた新たな
冒険者のために説明を
始める準備を始めて・・・。
ーーーーーーーーーーーーー
ヒゥゥゥッーー!!!
どんどん身体が風で浮いていた。
隣には俺のパートナー、
レーミアがいて、彼女の白く
セミロングほどの髪も
風で揺らめいていた。
ヒゥゥ〜
「なぁレーミア?これは
いつになったら地面に
つけるのかな?」
「ウフフ、怖いんですか?」
「なっ、そんなことねぇよ」
「向きにならないで下さいよ
しかし、いざ落ちるとなると、
より怖いと思いますよ?」
レーミアはそう言った。
俺はどういう事かと
聞こうとした。
「それってどんな意m・・・」
だが、俺はその言葉を
途中で強制終了させられた。
フワッ・・・
「え?」
一瞬、無重力空間にいたような
そんな気がした。
俺の身体が少しずつ、ゆっくりと
落ちていく。まるで
少し違うが、まるで
ジェットコースターの登る時
みたいな感じだ。
もちろんジェットコースターには
加速の初まりがある。
そして俺の身体も空高くこの
広大な大地が見渡せる場所で、
下にむかって急加速を初めた。
ヒゥゥゥッッーー!!!
「う、うわぁぁぁぁあ!!!」
キィィィーーーーン
耳鳴りが尋常ではない。
しかし、それを考える余裕もない
このままでは俺は・・・・・・
俺は自分の身体が地面に
叩きつけられて、一瞬で
こなごなに吹き飛ぶ姿を
想像した。
「わあぁぁあぁぁぁぁ!!!」
これが転落というものか、
絶叫マシンやジェットコースター
には普通安全装置があり、
何かしら物に手や体重を
あずけることができる。
しかし、今の俺はまわり
360度、なにも無かった。
あぁ、なんてかっこ悪い
最後なんだろうか、ついさっき
あの天使に説明をうけた
ばっかりなのに。
あ!!というかあの天使が
こんなところに俺らを
吹き飛ばすから悪いんじゃねぇか
ふざけんなよな。
冒険者の中でチュートリアルから
本世界への移動の際に死ぬ
奴なんて他にいねぇぞ!!!
ヒゥゥゥ・・・
「ふぅ、終わったな」
風の音にかき消された俺の声は
静かに物語の終わりをつげた。
「ウフフ、怖がってますね」
誰だ!?俺は自分のすぐ横を見た
レーミアだ。彼女は余裕の表情で
この空の絶叫を体験していた。
「レ、レーミア!
助けてくれ!!!」
「もちろんそう
させてもらいますよ」
彼女は優しく言うと、
急に俺を包む様にして
抱きしめてきた。
「なっ!?///」
「ちょっと我慢して下さい
ハザマさん」
地面が見えた。どうやら
俺の空の旅はもう終わりらしい。
レーミアは片手と身体で俺を
抱きしめていた。そして残った
片方の手を空にかざして、
少し力をためた?
ようなそぶりををしてから、
そして・・・
急に俺の視界が
凄まじい閃光で眩んだ。
俺はその時ビビったので
目をきつく閉じていた。
「うぅっ」
あれ?どうなった?
先程までの空を落ちていく
感覚がもうなくなっていた。
不意に、自分が何かに強く
抱きついていると気づき、
俺は顔をあげた。
「ハ、ハザマさんもう
大丈夫なんですよ?」
ん?レーミア?何して・・・
「うわっとぉ〜!!!」
俺は急速に彼女から離れた。
どうりで温かく感じたわけだ。
俺の頭はすっぽり彼女の
豊かな谷間に顔をうずめていた。
「そ、そのこれは・・・///」
「は、はい。事故ですよね」
明らかにレーミアは動揺
しているな///
そんな俺も今だに///が
消えないんだが、
その時
不意に足がつまづいてこけた。
「あいてててて」
おかしいな足場が?
空から無事生還し、
初めて周りを確認した。
・・・・・・・・・・なに?
俺は自分の目を疑った。
そこには・・・違う。
ここ、俺が今立っている場所が
クレーターの様に酷く
凹んでいた。
レーミアを見た。
彼女は少々やり過ぎたかな?
ともいい出しそうな顔をしていた
「少しやり過ぎて
しまったでしょうか?」
「いや、やり過ぎと言うより
どうやったらそんな事が?」
「分かりました。では私ども
守護霊の能力をお教え
しましょうか」
彼女は喋り出した。
「私たち守護霊は位が
あるのは先程天使に聞いた
通りです。
そしてその守護霊の義務とは
その名の通り、ハザマさん
たちのような冒険者を命を
かけて守ることです。」
「命を・・・かけて・・」
「はい」
レーミアは力強く言った。
その言葉には嘘はなかった。
現に俺は空での絶体絶命を
レーミアに救われていた。
「もちろん守る事には力が必要
です。だから私たち守護霊は
魔法が使えるように
なっています。
このクレーターをつくったのも
私の魔法の威力です。」
「魔法が使えるのか!!
しかとこんなに凄い威力なら
無敵だな!!!」
「ウフフ、そうですか」
「何かやってみてよ!!
炎とか氷とかだしてみて」
魔法に凄く興味をもった俺は
レーミアにいろいろ
聞きまくった。
「えっとそれは、私の魔法とは
簡単にいうとエネルギーの
具現化のような物で、
炎とか氷といった類いの物は
出せないんです。」
「へぇ〜そうなんだ!!
なら具体的にどんなのが
できるの?」
「基本的には能力は2つです。
まずは先程の様にエネルギーを
圧縮させて打つ、攻撃の能力と
それを身を守るために使う
防御の能力ですね」
「なるほど、他には?」
「そして私たち上位守護霊のみが
使える能力が、回復です。
この世界も普通に怪我も病気
にもなります。それを回復し、
ハザマさんを元の元気な
状態に戻すのです。」
「すごい」
俺はレーミアの力を
甘く見ていたのかもしれない
というか、彼女と俺で戦ったら
俺は瞬殺されると思うんだが。
俺は自分の左腕に盾、
背中に剣を、そして右腕に
レーミアのブレスレットを
はめていた。
剣は思ったより重い物だった。
俺はこの剣を早く振るって
みたかった。
その気持ちが後悔する事
になるとは知らずに・・・
読んでくれてありがとう。
これからも頑張ります!!!