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7of3  作者: キリトLv100
1/2

Prologue

プロローグなので、意味のわからないところがあるかもです。


あと、この小説を読んで悪くはないな、と思ってくれた方、キリトlv100のページも見ていただければ幸いです。


それでは。


2021年、日本。


全てが利便化され、理想が現実になった世界はなにか、大切な物を代償にした気がする。


それは自然でも、伝統的な文化でもなく。


もっとちっぽけな、ものを。


でもそのちっぽけなものが思い出せない。


何故だろう。何故――





「それじゃ、行ってくる。」


俺は、現在高1。


成績も運動も中ぐらいで、特徴のない寂しい人だ。


「よっ。

朝から寝ぼけてるんじゃ、学校で大変だよっ!」


なんて言ってくれる彼女は当然いるわけもなく、1人寂しく自転車をこいで、学校へ向かう。


耳にヘッドホンをつけ、赤信号を無視して走る俺を、非難の目で見るおじさんやおばさんたち。


そんな景色を眺めているうちに、学校についた。


教室に入ると、先に学校に来ていた級友に、あいさつをされる。


それを返して、いつも通り教卓の目の前の席に座って本を読み、退屈な授業を受けて家に帰る。


友達との会話がほとんどない……。


そんなことは、自分でも分かっている。


確かに、他の人から見たら、寂しく見えるかもしれない。


個人面談でも、担任の先生にいつも友達を作りなさい、って言われる。


俺は別に、1人でいることが大好きな人じゃない。


ただ、


面倒くさい。


それだけだ。


人と関わるためには、仲良くなるためには、他人にあわせなければいけない。


そんなこともないって?


確かにそうかもしれない。


みんな優しくて、楽しいかもしれない。


だけど・・・・・・。


それは、ほんの一握りの奴らだけなんだ。





家についてからは、読書をしたり、ゲームをしたり。


そんなありふれたことをやりながら、俺は眠りにつく。





だから。


俺は、非日常を求めていた。


そして俺は非日常を願い、不思議にもその願いはかなった。


いや、かなってしまったと言うべきか。


なんでそう言うのかって?


そりゃ、今の俺が、普通の、昔の生活に戻って欲しい――そう思うからだ。





――1時間前

「あの空飛んでる飛行機みたいなやつ、なにかな?」

私は、友達にそう聞きながら、集中してそれを見た。

おかしい。飛行機なら5機も横に並んで飛ばないはずだ。

「んー?そんなの見えないよ。詠架ちゃん、大丈夫?」

「いや、あそこらへんに……あれ?見間違いかなぁ。」

「詠架ちゃん。確かに最近は少し物騒だけどねー。学年主席に、UFOがいた!みたいな事言われたら、反応に困るよー。」

「見間違い……なんだろうね。ごめんね、心配かけちゃって。」

「全然大丈夫だよ!それより、早く学校に行こう!」

親友に心配をかけないように、笑って少し歩くスピードを速める。

私が動揺している事を、悟らせないように。


ついに、きてしまったのか……。





――同じく1時間前の別の場所

「あれは……」

俺は学校に向かって歩いていた。その時、数秒見えたものがあった。

「なぁ、今空に5機位何か飛んでなかった?」

その問いには誰も反応しない。通学路で言った一言だから、誰も気にとめないのは当然と言えば当然なのだが、それにしても

「誰も、見てないのか?」

妙に反応が薄すぎる。通学途中の学生がたくさんいるのだから、空を見上げたり思案顔になっている奴が1人くらいいても良いのではないか。

「俺の幻覚、か。」

そう判断して、学校に向かった。




彼はまだ知らない。

同じ時間に、同じようなものを見た少女がいる事を。


to be continued

初めまして。またはお久しぶりです。


キリトlv100です。


実は、この小説にはある思い入れがあるんです。



それは、……次回のあとがきに。


最後に、友達と読んでくれた全ての方に感謝をこめて。


ありがとう。次回も宜しくおねがいします。


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