表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四天王最弱の闇の貴公子に転生した俺は器用貧乏を返上し、無限の手札と敵専用チート級最強最悪スキルで、高笑いと共に全てを蹂躙し屈服させ覇道を征く!  作者: ミオニチ
第2部 〈全世界統一制覇〉編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/94

81、永世皇帝の憤怒。――〈唯一無二にして完全なる存在〉。

 張り詰めたような空気に満ちた室内。


 ――長椅子に座る金髪の少年。永世皇帝ネスカリシュオの血を吐くような呪詛を含んだ声が、響く。


「…………愚鈍、愚劣」


 一方の相対する俺たちは、一気に臨戦体勢へと移る。


「デスニア!」


「うむ! わかったのじゃ! ジュドさま!」


 ――呪詛は、なおも続く。


「…………傲慢、不遜」


「アリューシャ!」


「うん! あたしもやるよー! ジュドー!」


 ――紡がれ、重なり、そして。


「…………この身の程、知らずが」


「神核・解放!」


「勇輝の光剣ー! 傲魔の闇剣ー!」


 俺の右腕のデスニアが、左腕のアリューシャがそれぞれの最強のスキルを発現すると同時。


 ――呪詛が、最高潮に達し、解き放たれる。


「…………マリアリテレザ」


「はい。どうぞ存分にお使いください。わたくしの愛するネスカリシュオ永世皇帝陛下」


 ゆらりと立ち上がった少年帝。


 影のように付き従い、微笑みを絶やさず、その隣に楚々と寄り添った国母将帝マリアリテレザ。


「百年」


 ――その胸元に、ずるりと永世皇帝ネスカリシュオの左手が伸びる。


「ん、あああっ……!」


 そこから引き出されるは、膨大な魔力。


 桃色の髪の絶世の美女が内包した膨大な魔力の一部が、その圧倒的なる母性の象徴たる豊満な胸から、伸ばした左手を通して吸い出され――永世皇帝ネスカリシュオに流れる。


「な!? なんという……魔力の高まりじゃ……!」


「これが、あたしたちの……!」


 それは、四大将帝を倒したそれぞれの切り札を最初から使い、すでに全力の戦闘体勢を整えたデスニアとアリューシャを制止させ、思わずその場に縫い止めるほどの。


「くっ……!? これほど、とは……!」


 俺自身にも例外なく、否応なしに重圧を与えるほどの。


 ――そして、その膨大な魔力が指向性を帯び、形をなしてそのスキルの名が告げられた。


「我は、〈唯一無二にして完全なる存在〉」


 一点に魔力が収束し、爆発し、そして――顕現する。


 黄金の迸る魔力をまとい、その金髪を怒髪の如く逆立てさせた永世皇帝ネスカリシュオの戦闘形態(モード)


「…………これで否応なしに理解できたであろう? 痴れものどもよ。余こそが、余だけが。この世界の全てを蹂躙し、屈服させ、統べる力と資格を持つ唯一無二の存在であることを」


 ――まさしく、絶対者。


 さっきまでの力のない少年から一変し隔絶した、その自分たちを上回る圧倒的な魔力を前に、俺は、震えていた。


 これならば、()()()……!


 ――そう。勝利の確信に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ