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戦機戦記/senkisenki  作者: ゴキブリ初心者
東京編
4/39

3話(3機目)


「r-03・・・と言うことは、1、2号機も存在しているのか!?」


 このコンテナはかなり広く、この機体の前には、2体分のスペースがあった。

と言うことは、他にも機密で2機製造していたということなる・・・しかし、シャッターは開いてなく、他の2体はどこか別の場所に移されたのだろう。

すると、ドドドドという轟音と共に銃の発砲音が聞こえてきた。戦闘である。どうやらunityの軍人とcocの侵略者による戦闘が、上のブリッジで行われていた。

どうやら先ほどの爆発で、パイロットらしき人物が損傷している。そう、傍観していると、俺のところにも銃弾の飛び火が飛んできた。


「あっぶねぇ!!」


迫り来う銃弾を避け、武器を探す。

 

『こんなところに拳銃が!』


俺はそれをサッと拾い構えをとる。 


「俺だって、軍艦学校で銃の扱いなら、、、」


相手に向けて何発か発砲する。

俺には迷いはない、ここでやらなければやられるのは俺だからだ。cocというのは誰にでも見境なく攻撃する相手なのであると認識している。

そして、負傷していたパイロットが持っていたであろう手榴弾が近くに落ちていた。俺はすかさずその手榴弾を取った。


「行けるか・・・?」


俺は手榴弾を投げ、宙に飛んでいる手榴弾に向かい、何発か発砲した。


ドォォォン!


手榴弾の爆風に巻き込まれ、向こうにいた侵略者は吹っ飛んだ。戦機に傷をつけるかと思ったが、全くの無傷。どうやら、爆発には耐性がある装甲らしい。


「君!こっちへ!」


Unity軍人が俺を呼ぶ。 


「突然で悪いが、君にこのカギを渡す。」

「これは・・・?」

「これはこの戦機を起動するためのものだ。操作方法はコンピュータに従えればいい。とりあえずこいつを向こうの第7コンテナまで届けてくれ。」

「突然そんなことを言われましても・・・」

「頼む!!時間がない!早く!!!」


軍人さんは息絶え絶えな声で必死にお願いしてくる。この気迫には逆らえなかった。

どうやらこの戦機は日本じゃないどこかへ届けるためのものらしい。


「・・・わかりました。第7コンテナへですね?」

「そうだ。頼むぞ!・・・ところで、この状況だが、俺が敵に突撃し、敵の意識を俺に惹きつける。その隙に君はコックピットの中へ行くんだ」

「ッ・・・了解です。」

「では、いくぞ!」


軍人さんはものすごい勢いで敵に向かい突撃していった。


「さぁ!早く!!」 


俺も戦機のコックピットへと駆け走る。


バンッ!バンッ!


激しい銃撃戦が始まった。


「グハァ !さぁ、の、乗るんだ!」


軍人さんの意思を無駄にさせないためにも俺はコックピットへ乗り込んだ。後ろを見たかったが、軍人さんのプライドを傷つけたくなかった。 



「こ、こいつは、特別だから・・・」


そう言い、軍人・・・シドウ三佐は息絶える。



ーーー


 俺は急いでコックピットのドアを閉じる。


「この鍵は、この・・・真ん中に刺せば・・・」


どうやらシステムが起動したようだ。そして、軍人さんが言っていた通りに操作方法はコンピュータが教えてくれるようである。


「ここが腕部で、アクセルみたいなところが、脚部で、出力を操作できる、と。」


俺も噂程度だが、戦機は(プラズマ)と呼ばれる新技術が使われており、ある程度であるが人の脳波から思考を読み取って、パイロットが動かしたい部分をAIが自動で可動させることができるのである。ただし、ある程度脳に負荷がかかるらしく、今は実験途中なのだとか。

だがしかし、この機体はそんなことはまるで感じない。なんなら、気持ちが落ち着くまである。これも新技術なのか?今はそんなことはいい。

 

 周りは業火に見舞われている。しかし、俺は第7コンテナまで行くという約束をした。そこに何があるのかはわからない。しかし、これに乗ったからにはもう引くことが出来ない。


そしてようやく初の1歩目を動き出した。


・・・20メートル進んだだろうか。経験がない俺でも簡単に動かすことができた。こいつ、実はとてつもなくすごい代物ではないのだろうか?


ピコン! 


 画面に何やら四角で取り囲まれた表示が出てきた。どうやら武器みたいものが壁に取り憑いているらしい。

外は戦闘状態であり、これに乗ったということは俺も標的である。だから戦わなくてはならない。そうして武器を手に取るイメージをした。すると機体が勝手に武器を取ったのだ!


「おお!これはすごい!」


これはどうやら勝手に脳波が機体側に受信されたようである。

この武器の名前はバレットライフル。実弾武器であり、中距離から近距離までが対応の武器であるようだ。そして他には、標準装備として、超音波ナイフが腰にマウントされている。

この機体は推測するに、汎用機であることが見て取れる。そうしているうちに外に繋がるシャッターの前に来ていた。俺は気持ちを整えて(シャッター開閉)と書かれたボタンを押した。

もし、この作品をここまで見てくださった方。ありがとうございます。

伝え忘れていましたが、一応として設定画がございますので見たい方はお申し出てください。


まだ続けてまいりますので、どうぞ、お楽しみください。

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