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戦機戦記/senkisenki  作者: ゴキブリ初心者
東京編
11/39

10話(脱出2)

「って、これ置いていかれるやつか!?」

俺は船を傍観しているわけにはいかない。どうやら急がないと乗せてもらえないようだ。

そう思い、船に向かって走ろうとするが、敵がそれを逃さない。

「くっそ!まだ動けるやつがいたのか!?」

そう言っている俺の前に2機の敵機が現れた。

どうして倒そうか迷っている俺の目の前にボロボロの2号機が来たのである。俺が気づかないうちに色々とあったようである。

2号機は、ロングレンジライフルの砲身の方を持ち、まるで鈍器のように扱っている。だが、すでにボロボロの2号機には勝機がないようだ。次第に敵の攻撃でさらにボロボロになっていく。

そうした時、俺のモニターに (unit 2 explosion・・・10 second ago)と表示された。どうやら2号機は、10秒後に自爆するらしい。一大事である。

「10秒って、もっと前から言ってくれよーっ!!」

巻き込まれると思った俺は一目散にここから離れた。

1号機も2号機もだが、なぜかこの3号機を優先して助けているように思う。どうやらそうプログラミングされているようだ。この機体には、他の2機を犠牲にしてもいいような価値があるのだろうか?そう思うと尚更、船に届けなくてはいけないような気がした。

そう思っていると、2号機が爆発した。俺の走っている場所に残骸が飛んでくる。かなりの威力だ。

7番コンテナの船までもう少し。そう思い、俺はなるべく力強く走るイメージをした。すると走るスピードが上がり、船までもう少しだ。残っていた敵もこちらの行動に気づき、攻撃を仕掛けてくる。まさに瀬戸際である。俺は当たらないと信じ、船へと飛び立った。



ドン!



船への乗艦に成功した。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

俺はその時点でかなり緊張がたるんだ。戦闘が始まり、ここまで1時間弱。たかが1時間であるが、いろんなことがありすぎた。とりあえず従来の目標を達成したのだが、まだ仕事が終わってないようだ。この船の司令室らしきところから、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「ザザッ!3号機聞こえるか?とりあえず、ここまで運んでくれて感謝する。ご苦労と言いたいのだが、もう一仕事残っている」

「・・・なんでしょうか?」

「まぁ、そんな難しいことではない。その機体を収容コンテナにまで運んで欲しいのだ」

「コンテナって・・・7番コンテナだった場所にですか?」

「いや、これはただのダミーだ」

「じゃあ・・・どこに?」

「今開ける」

そうしていると、7番コンテナ前の床に穴が空いた。

「そこに降りたところが収容コンテナだ。入った後は各所のメカニックの指示に従ってくれ」

「了解です。ところで、僕の扱いってどうなるんですか?」

「ああ・・・お前は、その機体(3号機)のパイロットだ」

「え?」

そう驚いている俺に緊急入電が入った。

とりあえず東京編はこれで終了です。

ちなみにノアノフ(7番コンテナの船)についてなのですが、一番上に7番コンテナがついており、下に巨大な船があるという感じです。例としては、氷山の一角をイメージしてもらえればと思います。7番コンテナが海面上に出ている氷で、本船が海面下に隠れている氷という感じです。

自分で書いていても分かりずらかったので補足しました〜

これからもよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
東京編まで拝読しました takeです 迫力ある戦闘シーンがとても良かったです!!
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