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俺は失恋して、その屈辱を糧に異世界へ旅立つ

お読み頂きありがとうございます。


この物語では、読みやすいよう改行を多めに取り入れております。

ご了承ください。

俺は、高校2年の夏 幼なじみの秋風(あきかぜ)に告白した。

そんでもって、盛大に振られた。おっと、唐突で悪い。

今思えば、男として非常に情けない次第だ。


それで俺は、マジで人生やり直したいと思ったわけだ。

でも、そのくらいで人生やり直したいなんて【甘い】と思うだろ?

俺だって普通に告白して、普通に振られたって言うのならそう思う。

ただ、俺の場合は少し違ったんだ。


まず、この事件に関わっている俺の幼なじみ…いや、容疑者を紹介する。


最初に言っておくが、幼なじみといっても1人じゃないぞ。

俺の幼なじみは4人いる。




1人目は、川乃木(かわのき) 春葉(はるは)


成績は学年トップ。春葉は、男女ともにクラスの人気者だ。

ちなみに男子には凄くモテる。クラスの奴に連絡先教えてほしいって頼まれた事もあったっけ。断られたけど。でも、世話焼きな所もあってなんだかんだ優しい奴だ。


2人目は、紀田(きだ) 夏里(なつり)


バスケ部のキャプテンだ。

こいつはいわゆるスポーツ万能ってやつで、小さい頃から男子と混じって野球とかしてたっけ。

中学の頃までは男と間違えられる事もあった。

まあ、今は色々育ってきてそんな事はないが…


3人目は、木口(きぐち) 秋風(あきかぜ)


言うまでのないが、こいつが俺が告白して撃沈した相手だ。

これだけ聞くと、ふざけた奴だって思うかもしれないが実はこいつは生徒会長だ。。

生徒会長とは真面目な奴がやるというイメージがあるかと思うけれども、うちの学校ではなぜか歴代真面目さよりも元気が取り柄なやつが当選する。明るい学校生活を!ってか。


4人目は、(たちばな) 湖冬(こふゆ)


こいつは、4人の中では1番大人しい。

学校では、友達と群れる事なく1人で本を読んでいる事が多い。

5人でいる時はわりと積極的な所もあるんだけどな。



そして俺は、神野(かんの) 季節(きせつ)

ズバリ、この事件に巻き込まれた被害者です!


俺たちは、住んでるアパートが同じで小さい時から何となく一緒に遊んでた。

小さなアパートだったから、親同士も仲良くて毎日のように一緒にいた。

家が近からと決めた高校も、偶然なのか5人一緒。

さすがに高校にもなって女子4人と一緒に登校はキツい…主に周囲の目が痛い…。


で、本題にいこう。


重ね重ね言うようだが、俺はこの夏 秋風に告白をした。

幼稚園の頃から一緒だったからか恋人とかそういう目でアイツらを見たことがなかったが、この夏は1人ずつと会う事が多かった。


その中で、あいつは特別何かに突出したものがあるわけではなったがなぜか惹かれるものがあった。

ひと夏のマジックだったのだろうか。今考えれば、夏とは恐ろしい。恐ろしいぞ、サマー。


それで、告白したわけだ。で、あっさり振られた。

まあ、こんな事は良くある話だ。高校生だし、失恋の一つや二つ人生の経験値だ。そう思った。

しかし、問題は秋風のその返答であった。


「あーっはははははは!私の勝ちー!ゲームだよ!ゲーム!気づかなかった?最近みんなから色々誘われたりしてたでしょ」





……





…………





は?




は??





俺は呆然と立ち尽くした。

秋風は続けて言う。



「4人の中で誰が一番に季節に告白させるかっていうゲームしてたの。」



はっきり言って、全く意味が分からなかった。

確かによく考えばこの夏の4人はどこかおかしかった。自分で言うのもなんだが、鈍感で超絶鈍い高校生男子代表みたいな俺でも少しばかり違和感を覚えるほどであった。


そもそも、何が目的でそんな事をした?何がしたい?

本当はそう問い詰めるべきふだったのかもしれないが、正直、俺はその場を逃げるようにして走り出してしまった。男としては非常に情けない限りだが、こんな時にカッコつけれる程恋愛経験値は積んでいない。人類の男たちよ。ここは、俺を見逃してくれ…





「は!?ちょっとどこ行くのよ!」



そう言う秋風の声なんて俺には全然届いていなくて、俺は悔しさと失望と、それと羞恥心でいっぱいになり、とにかく全力でその場から逃げた。走って走って、とにかく走った。





ーーーーー♪♪




スマホが鳴った。なんだか突然我に返った。


知らない番号だ。

誰だろうとは思ったが、気づいたら応答ボタンを押していた。


すると、その主はこう言うのだ。


「人生やり直したくはないですか?」


怪しむ事も忘れて俺は答えた。

「ああ。今まさにそんな気分だよ。」


「あなた以外はもう先に行っていますよ。私が連れて行ってあげましょう」


…俺以外?


次第に目の前が明るくなり、銀髪のとても美しい少女が現れた。

少女は、受話器越しではなく俺に向かって言う。




「さあ、次はあなたの番です! 始めましょう!異世界戦争を!」




こうして、俺の生涯を掛けた復讐の物語が始まった。今この場所でない異世界で。

謎の少女の少女に連れられて、異世界へと旅立つ事となったキセツ。

長年の付き合いであった幼なじみ4人組に裏切られた屈辱を糧に、キセツの異世界復讐劇が始まる!


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