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What's My Age Again?

誰か金くれっ…!!頼むっ…!!

はい!つーわけで!学園祭当日でございますよ!みなさん!



どいつもこいつも浮かれやがって!

こーちょーせんせーのありがたい話なんざ誰も聞いちゃいねー!



ちなみに俺達のライブは午後2時からの有志ステージで演奏です。


それまではババア喫茶でブチャラティですよ!

奈緒とか里緒とかswallowtailとかstand outとか友達バンドの人とかも来るのに、あの格好ですよ!

ガチで恥ずかしいわ…

憂鬱だ…



開会式も終え、いよいよ学園祭の開催です



「テメェら!!気合い入れろよ!炙りサーモンの為に全力を尽くせ!ショッカー軍団、手段は問わん!客をかっ攫ってこい!!ミニスカポリスども!色仕掛けだ!バカな男共をウチのクラスに押し込め!!そして、バカ4人!!ショボいライブしてみろ!ぶち殺すぞ!!」



気合い入ってんね〜。

つーか、この先生口悪すぎだよ


「そいじゃあ!ババア喫茶夏子リボルバー開店じゃー!!」


『イーッ!!』




と言ったのはいいけど……



「糞ヒマだな…」


「あぁ。」


開店から30分。

クラスメートのほとんどは客寄せと他のクラスの出し物を観に教室から出て行ってる。つーか、全然客来ねーのね!

商品のフライドポテト食っちゃうよ?


「鉄人、あんた達ライブあるんだから他のクラス観に行ってきてもいいわよ?」


つまみ食いをしている俺達4人に美鈴が声をかける


「そーだな。行こうぜ。」


「てっちゃんとミスターは行かねーの?」


教室から出ようとするタマとかっつんが俺達に声をかける



「せっかく着替えたからいいわ。」


「俺もパス。かっつん、千夏先輩んとこ行くんだろ?美鈴、タマと一緒に回ってやれよ。」


俺がそう言うとタマがドキッとした顔をしている。

人の気遣いは素直に受け取れ



「そ、そんじゃ行くか?美鈴」


「う、うん。じゃあ、店番頼むわね。」


タマと美鈴はお互い照れた感じで教室を出て行く。

幼なじみのクセに何を照れてんだか…


「かっつん、頑張れよ。ライブまでにはきっちり戻ってきてな〜」


「あんがと。行ってくるわ!」


かっつんは爽やかな笑顔を残し教室から飛び出して行く



「なんか青春って感じだな…」


遠く見つめながら呟くミスター

おっさん臭ぇな


「とか言って、ミスターだって愛菜ちゃんといい感じなんだろ?」


「う…。ほっとけ!」


なんだかんだ言いながら、ミスターも愛菜ちゃんとよく遊びに行ってるらしい

swallowtailの3人を誘ったのもミスターだったりする

照れ屋のミスターも多少免疫がついてきたのかな?




「鉄人くーん!お客さん連れてきたよー!!」


ミスターと無駄話をしながらまったりとしてると玲奈が女の子のグループを連れ教室に入ってきた



「いらっしゃいませ。これはこれはプリチーなお客様。ご注文は何に致しますか?」


英国紳士な対応です。ブチャラティだからイタリィか?


「あ、あのインブルの鉄人さんとミスターさんですよね!?私達、インブルのファンなんです!!握手してくださいっ!!出来れば写真もいいですかっ?」


「お、おおぅ…いいよ」


女の子達の勢いに負け、ミスターも俺もタジタジになりながら写真を撮る


「キャーッ!チョー嬉しいっ!!ライブ頑張って下さいね!!」


と、女の子達は握手を交わし教室から出て行く。


「俺らって意外と人気あんだな〜」


「んだな〜」


ミスターと2人で出て行った教室を眺めながら、しみじみとする


「てーつーひーとーくーん?」


「なんだい?玲奈さんや」


「なんだい?じゃないでしょ!!せっかく連れてきたのに何で注文も取らないで帰しちゃうの!?」


あっ!!忘れてた!!腰に手を当て頬を膨らませる玲奈

コスチュームがミニスカポリスだけに可愛さが2割増です



「しかもこの前写真嫌い とか言ってたのに、あの女の子達とは笑顔で撮ってるし!」


「ファンサービスですよ…ちゅーか、睨むなよ」


「むー!」


頬を膨らませながら俺を睨む玲奈



「悪かったよ。許しておくれ」


「じゃあ、今度私とプリクラ撮りに行こうね!あ、もしお寿司がダメだったら鉄人くんにご飯ご馳走してもらおう!」


プリクラだぁ?勘弁してくれよ…嫌いなんだよな。アレ、すぐ無くすんだよな。



「イヤなの…?」


俺の顔が引きつったのを見て、玲奈の瞳が心なしか潤んできてる気がする


「りょーかいしましたよ。姫」


「やった!約束だよ!!」


ぱあっと表情が明るく玲奈


プリクラ撮るのかぁ…俺…



「ハハハ!鉄人がプリクラか。ファンが泣くぞ?ボーカル」


「うるせぇ。ギター。お前こそファンの子と腕組んで写真なんか撮ったら愛菜ちゃん泣くぞ。」



ビッと中指を立ててミスターに反論する



「そんな関係じゃねーっーの!」


照れながら言ってんじゃあねぇよ。モジャ毛が。


「ミスター君も恋してるんだ!お互いガンバローね!」


ミスターに笑顔を向ける玲奈

ミスターもにこやかに返事をする


「ミスター君もって玲奈も恋しちゃってるガールズなのか?」


「え!?あ、あぅ…」


俺の問いに顔を真っ赤にしてうつむいてしまう玲奈

そして俺に呆れ顔をするミスター

なんだよ?この空気…



「はぁ…お前はホントによくわかんねー奴だな… にしても、客の来ねー店だな。こりゃ寿司は絶望的だな。」


ため息をつき、伸びをしながら言うミスター


金城先生がサーモン食えなくて乱心する姿が目に浮かぶな





***


ライブ開始一時間前


客寄せに出てたクラスメートが戻ってきたが、どことなく諦めた表情…って言っても男子はショッカーマスクしてるから顔わかんねーんだけど



「ダメだ。2年生も3年生もクォリティー高いもん。ウチの店なんか来ないよ。」


と客寄せ部隊隊長のメガネ君が言う

諦めんなよ!メガネ!!

なんのためにメガネかけてんだ?


「使えぬクズがっ…!何をしとったのだ!?お前たちは…!!」


「落ち着けミスター。喋りがカイジ風になってきてる」


熱くなってきてるミスターを落ち着かせる



「そ、そんな事言ったって君たちだって何もしてないじゃないか!!僕達だって一生懸命やったんだ!」


お前も熱くなんなよ。メガネ。

なんのためにメガネかけてんだ?


客寄せに言ってたクラスメート達もミスターに反論する



「ゴチャゴチャうるせえな!コンチキショウ!焦ってんじゃないよ!!まだウチのクラスには切り札があるでねぇか!そう俺達インブルがっ…!そう俺達インブルがっ…!」


「なんで2回言った?」


小さい声で言うメガネ

重要だから2回言ったんだよぅ!


「つーわけでメガネ。君には俺達に協力してもらうぞ!」




「……」



なんだその腐ったコッペパンみたいな顔は!?

不満か?不満なのか!?


「この仕事をこなしたらお前モテちゃうよぉ!モテモテだよぉ!」


「やるですっ!!」


やるですっ!!いただきました〜!





ちゅーわけで次回もメガネ登場

2話連続メガネ!!

でも、俺はコイツの名前は知らん!調子のるな!このやろう!

メガネに名前を与えるべきか否か……


迷うね!!



つーか、学祭ライブ引っ張りすぎ!キモッ!! lml(゜Д゜)lml

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