表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/55

Viva la Vida

はうあ!ばんちょー!!←地獄甲子園より

学祭もいよいよ明日って事で我がクラスの準備も大詰め

教室の飾り付けやら、看板付けたりの大忙しです。

ババア喫茶なんて謎な物の正体なんざ、結局コスプレ喫茶ね。


外観のインパクトはあるよ。

なんて言ったって看板が明らかに、漫★画太郎先生の絵を意識してるからね。

ババアって言ったら漫★画太郎だよね。

って皆さんにとっては、マジどーでもいい話だよね。



がしかし!


俺にとっちゃあどーでもよくねーんだよ!


んだよ?コスプレ喫茶って!なめんな!

考えた奴誰よ?殺すぞ!


おかげさまで俺は……




「なんでブチャラティのコスプレなんだよ!?」



「いいじゃん。アクマ、ジョジョ好きじゃん」



確かにジョジョは好きだけども!

これはない!つーか、この衣装めっちゃハズい!

完璧に再現されてる!

そして、このズラ!

なにこれっ!?

もう完璧にブチャラティじゃんか!



「チェンジだ!」


「だが断る!」


俺のチェンジコールをあっさりきっぱり拒否するタマ


コイツはタイガーマスクの格好してるし…


他の連中は男子はショッカー戦闘員の格好してるし、女子はミニスカポリスだし…


なんだこのカオスな喫茶店は…

統一感ねーだろ!



「うぃー。ポスター貼ってきたぞーぃ」


ポスター張りに出ていたミスターとかっつん、カオルが教室に戻って来た


「あ。木村カエラだ」


「ちげーよ!ブチャラティだよ!!」


俺を指差すかっつんに激しいツッコミを入れる俺

髪型しか似てねーよ!


「つーか、かっつんとミスターの衣装は?」


「え゛!?俺達も着るの?その変な衣装…」



ものっそい嫌そうな顔してんね。君ら…


が…ダメッ……!



「やっておしまい!」


『イーッ!!』


タイガーマスクの号令で2人に飛びかかるショッカー軍団



「「やーめーれー!!」」



悲痛な叫びも虚しく、おかしな衣装を纏っていく2人



はい。完成。


具志堅用高と銭形警部の出来上がりです



「「ダーハッハッハ!なんじゃそりゃー!?」」


大爆笑です。ミスターの具志堅とか腹いてー!!


あとちっちゃい銭形警部!チビ形警部だ!



「「なんだよ…これ……」」


うなだれるミスターとかっつん



「具志堅さん!似合ってますよ!」


「ちょっちゅねー」


そこはノってくれるんだ!

マジツボ入った!



「俺、ぜってぇーヤダー!木村カエラの方がマシだ!」


ゴネる銭形君

つーか、木村カエラじゃねーっつーの!



「かっつん、顔の見えないショッカー戦闘員と銭形警部。どっちがマシかね?千夏先輩が俺達のクラス見に来ても、かっつんを見つけられなかったらショックだろうな〜」


かっつんの耳元で囁く俺


「ルパーン!逮捕だー!!」


はい。洗脳完了。

恋の力は偉大だね。



「あんた達なにやってるのよ!早く準備手伝ってよ!」


背後から声が聞こえたので後ろを振り返る


美鈴、玲奈、カオルがミニスカポリスの制服を着て立っていた



「な、なに見てるのよ…」


俺達4人は3秒くらい呆け、顔を見合わす


「なんつーか…」


「お前らの…」


「その格好…」


「めっちゃ…」



「「「「反則じゃねー!?」」」」



ミニスカポリスは男の夢と誰が言ったか…


生で見ると



可愛いのだ!それでいてエロいのだ!

つまりエロカワイイのだ!!




「恥ずかしーよ…この格好…」


頬を赤く染めもじもじとする玲奈


「私だって恥ずかしいわよ!」


同じく頬を赤くし文句をいう美鈴


「銭形警部!事件ですかっ!?」


ノリノリなカオル



クラスの男子の目は釘付けです。



全員鼻の下が伸び伸びです



「スティッキーフィンガー!!」


コラコラ!チャックを下ろすな。タイガーマスク


ナニする気じゃ?ボケ!!


「閉じろ!ジッパー!!」


「ズブァラッシュア!」


タマが下ろしたチャックを高速で上げる

が、途中である感覚が走る

男なら誰もが経験したことのある、モノがチャックに挟まれる『例の奴』


まさか他人のモノでやってしまうとは……



タイガーマスク悶絶!

おーっと立てない!色んな意味で勃てない!


男子生徒全員でタマに合掌する



「タマ、ホントすまん…」


「電流走る……!」


アカギネタ?

確かにそんぐらい痛いよね…



「なんかスゴい悲鳴だったけど、タマ大丈夫?」



美鈴が心配そうな顔でタマを見る

まぁ大丈夫か大丈夫じゃないかで言ったら大丈夫じゃないよね。



「大丈夫じゃなさそうだから、さすってやれば?」


「アクマ…余計な事…言ってんじゃねー……」



照れちゃって〜。

ま、あんまり引っ張るネタでもねぇか。



「ほいで、俺らは何を手伝えばいいの?」



「んとね〜。あのババアを吊して欲しいの」


言葉が足りないぞ。カオル

ダークな発言に聞こえるわ。ババアに追い込みでもかける気か?



脚立に登り天井からババアのモニュメントを吊す



う〜ん。マキシマムザホルモンの『ロッキンポ殺し』のジャケットのババアだからイカす。



「ちゅーか、わざわざ衣装着る必要あったの?」


「それはモニュメント飾ったら記念にみんなで写真撮ろうと思って」


俺の質問に玲奈が答える。

なるほどね。



「ほいじゃあ俺が写真撮ってやるよ。」


「え!?鉄人君も一緒に撮ろうよ!」


「俺はいいよ。写真嫌いだし。それに写真には写らない美しさがあるって言うべ?」


「知らないよ!いいから一緒に撮るの〜!」


知らないって、リンダリンダの精神を分からぬと申すか!

この巨乳ミニスカポリスめ!



玲奈に腕を引かれ列の中に入る

ちゅーか、男子みんなショッカーのマスクしてるからキモイ…



「おー。準備終わったか〜?」


教室のドアを開けだるそうに入ってくる金城先生



「おー!いいじゃないか!イカしてるイカしてる!それにしても、ショッカー軍団気持ち悪っりぃなぁ〜」


あんたは口が悪いよ…

彼らだって一生懸命やってんだよ!たぶん…



「なんでお前ら4人だけ違う格好してんだ?タイガーマスクと銭形と具志堅用高と………………田嶋陽子?」



惜しいっ!

いや!惜しくねぇよ!髪型だけじゃねぇか!!


「ブチャラティです!」


「あ〜。おかっぱだから、田嶋のババアかと…」


言い過ぎだ!ばーろぉ!

怒ったらうっとしいじゃすまねぇぞ!



爆弾を踏みかねない金城をクラスメート全員で睨みつける



「そんな睨むなよ…ま。なんにしてもコレでサーモンはいただきだな!あとはタイガーマスクと銭形と具志堅とふかわりょうがイカしたライブをやれば…」


カチーン。

ブチャラティって言ったよね?

バカかな?教師なのにバカなのかな?

サーモンの事しか頭にないのかな?

呆れ顔で金城を見る。



「佐久間、お前失礼な事考えたろ?」


あら!?ものスゴい殺気!!

つーか、俺が悪いの?



「やっておしまい!」


『イーッ!』


金城の号令で俺に襲いかかるショッカー軍団


あれ?さっきも見たな。この光景…



つーか、キモッ!ショッカーキモッ!!飛びかかってくんな!


殺るしかねぇ!



「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!」


スタンド能力を身につけた俺に一組織の構成員が勝てるワケねぇだろ!



『お〜!』


ショッカー全員を叩き落とす

女子からの拍手。

どうもどうも!



「タイガースープレックス!」



ショッカー軍団に気を取られてた俺にタイガースープレックスをキメる金城



佐山式かよ……

つーか、あんたタイガーマスクじゃ…ねぇだろう…



『お〜!強いぞ!タイガーマスク!』



薄れいく意識で見えたのは、タマからタイガーマスクを奪って清々しい笑顔で俺を見下す金城と、タイガーマスクを失って必死に顔を隠すタマだった……








佐久間 鉄人―――死亡



いや!死んでねぇよ!たぶん…

もうマニアックなネタは自重します……

ごめんなさい。田嶋さん……






ケケケ!  lml(゜Д゜)lml

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ