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LINDA LINDA

作者ラリる=本文様子おかしい=読みづらい=読者減る=パンクロック!

心地よかったダラダラの毎日とさよならしなきゃいけない夏休み最終日


先日、課題を終わらせた俺は特にやることもなく音量マックスでSEX PISTOLSのCDを聴いている

今日はバイトもないし、作曲活動は息詰まっているし、どっか遊びに行くような気分でもない。

ただダラダラと時間を無駄に消費している


こんなんでいいのか?俺


全然 ロ ッ ク じ ゃ ねぇ !!



「ぬぁぁー!!」




謎の大声を上げ、CDも掛けっぱなしで部屋から飛び出る



「奈緒ぉ!バリカンどこだー!?」


「えー?なんてー?」


パタパタと部屋から出てくる奈緒


「どうしたの?お兄ちゃん、バリカンなんて何に使うの?」


「えぇい!バリカン使うって言ったら髪切る意外になに使う!?早よ持ってきてくれい!!」


「はいはい…」


奈緒はめんどくさそうに戸棚からバリカンを出す


なんじゃその態度は!?早よするのだ!俺の気が変わる前に早く!



「はい。どーぞ。お兄さま。」


奈緒からバリカンを受け取り、電源を入れる


ヴィィィン


ふむ。作動は問題ないようだな。



「南無三っ!!」



気合いを入れ右サイドの髪の毛にバリカンを当てる


アテテテ!髪挟まった!

鏡越しに奈緒の『なにしてんだ?コイツ』という、冷たい視線を感じる


奈緒の視線と髪が挟まった痛みで涙目になりながら髪の毛を刈り落とす


「よしっ!髪型はオッケー!後は…」


右サイドの髪の毛を刈り、2ブロックにしたかったのだ。

ふむ。なかなかだ!


バリカンと刈り落とした髪の毛を片付ける



「お兄ちゃん、その髪型… 変だよ!」


変で結構!普通よりマシじゃ!!


「だまらっしゃい!次は安全ピンと氷を持ってきてくれい!」


「は、はい!」



俺の鬼気迫る表情にたじろぎなから奈緒は俺に言われた物を用意する



「よくやった。誉めて遣わす。」


まず氷で耳を冷やし神経を麻痺させる

そしてライターで安全ピンを炙り消毒する



「貫け!俺のATフィールド!」


意味不明な気合いと共に耳の軟骨を安全ピンで貫通させる


ミチッ ミチッという何とも不快な音と痛みが俺を襲う



「いてぇーっ!!」


「きゃあああ!お兄ちゃん、なにしてんの!?」



奈緒が俺の手を掴み止めようとする


ちょっ!止めないで!まだ貫通してないんだから!中途半端に刺さってる方が痛いって!!



奈緒の手をどかし、針を貫通させる


まず一個…



「親愛なるシド・ヴィシャス様。今一度、俺に力を!ぬん!!」


「お兄ちゃん!?」


さらにもう一個安全ピンを耳の軟骨に突き刺す


しゃあ!2個目!


耳、真っ赤だっつーの!


「これでラストォォ!」


バスッと躊躇せずに針を刺す


ウヒョー!超いてぇ!!


「ぶふぉ〜!どーだ?かなりパンクな感じになっただろ?」


「バカじゃないの!?急にそんなことして!!」


奈緒は瞳に涙を溜め俺を怒鳴る


しかし、急にスイッチが入ったのだ。

かつてシドがライブ中に自分の胸をナイフで切ったように、甲本ヒロトがエキセントリックな行動をとったりするように謎の衝動が俺にもキタのだ



「ビックリさせて悪ぃ。上手く言えないけど『何か』が降りてきた」


「お兄ちゃん…危ないクスリとかやってないよね?」



ジャンキー扱いかよ!?つーか、そんな泣きそうな顔すんなよ!


「あいにくクスリは嫌いなもんでね。」


耳から垂れる血を拭きながらタバコを口にくわえる


自分で言うのもなんだが、なかなかイカしてんじゃん!俺!!

奈緒には変って言われたけど…



「さて…晩飯の買い物に行きますか。一緒に行く?」


「え…う、うん。」


一瞬嫌そうな顔しやがったな!嫌なら来なくてけっこう!


と思ったけどお兄ちゃんは口に出さないよ。1人じゃ寂しいからね!




「そーいやぁ、里緒どこ行った?」


「里緒なら昼くらいに出掛けたよ。どこに行ったのか知らないけど」


晩飯の食材を買い終わり、テクテクと家路を歩く


喜べ!今日はマーボー豆腐よ!


「お兄ちゃん、アレ。里緒じゃない?」


服の袖をクイクイと引っ張り、指を指す奈緒


うーん。眼が悪いから見えましぇん

里緒っぽい女の子が歩いてるのは見えるんだけど…


あ。誰かに話し掛けられた。


あ。シカトして歩きはじめた。


前に回られて、また話し掛けられてる。


でも、無視してる。



うん。完璧、里緒だね。



「ありゃ里緒だな。アイツ、ナンパされてんのかなぁ?」


「そうっぽいね。って、お兄ちゃん!?」


「待ぁぁて!コラァァ!!」



うちの妹になにしてくれてんじゃあ!


俺は里緒の元へ猛ダッシュをかます

そして、買い物袋から品物を取り出しブン投げる


投げたモノは真っ直ぐに里緒をナンパしてた奴に飛んでいく



――ベチャ



うし!ナイスコントロール!俺!!



「うげっ!なんだコレ!?」


「兄ちゃん?」


里緒は驚いた顔をし、こっちを見る

里緒に話し掛けてた奴は飛んできたモノの正体がわからずオタオタしてる



「里緒、無事か?うちの妹をお前みたいな冴えない野郎がナンパするなんて一万年と二千年早えぇ!!」


見た目ちょいデブのギャル男気取りを指差し、バシッと言ってやる。身の程を知れ!豚がぁ!!


「はぁ!?関係ねーだろ?あんた誰だよ?つーか、なんだよコレ!?」


俺にギャーギャーと質問攻めしてくるモサイ男


お前の服に付着しているのは


「水に浸した大豆をすりつぶして煮た汁を布でこして豆乳を作り,にがりなどを加えて凝固させたヘルシー食品お豆腐だ!そして俺はコイツの兄貴だ!」


「ふざけんな!クリーニング代と慰謝料だせや!!」


豚がぁ!!金か!?金が望みか!?金はなぁ、命より重いのだ!

俺の胸ぐらを掴みブヒブヒ言う豚

うっとーしーぜ!汗くせーんだよ!



「圧倒的冷や奴!」


「ブヒッ!」


袋に入っていた豆腐をもう一丁、豚の顔面にぶつける

ホントに豚だな。コイツ。それでナンパする度胸は誉めてやるよ!豚がぁ!!


が、しかし相手が悪かったな!

俺の妹と謎の衝動により覚醒した俺に関わったことを後悔しろ!



「ノーマネーでフィニッシュだ」


マネーの虎の名言と共に、ボディーブロー一発


ま、うずくまって沈むわな。



「豚インフルエンザに気をつけな。奈緒、里緒、帰るわよ」


「お兄ちゃん、やりすぎ…」


「トドメ…」



呆れ顔をする奈緒と転がってる豚にベシッとローキックをかます里緒


双子なのにこうも性格が違うかね?


「兄ちゃん、その髪型なに?」


「オシャレでしょ?」


「微妙… 前の方が良かった」


「私もそう思う。頭悪そうに見えるよ。って、頭悪いんだった!」


憎たらしい妹たちだこと!

俺はけっこう気に入ってるっつーの!



「うるせーやぃ!つか、さっきの豚に豆腐ぶつけたから今日はマーボーナスに変更!」


「「えー!!」」


文句垂れる妹たち。好き嫌いすんでない!

ナスは体にいいんだよ!


「バカ兄貴が豆腐ダメにしたくせに…」


「横暴だ…」


まだ言うか!激辛にして明日、痛い目に合わせてやろうか?

ま、痛いのは目じゃなくてアナルなんだがね!

久しぶりに自分の小説を読み直してみた。第二話目くらいから。                          なんか…キモかった………lml(゜Д゜)lml

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