Basket case.
タイトル、サブタイトルは本文と全く関係ござぁーせん。
俺の通ってる学校は、全校生徒1000人くらいの割りと大きめな高校だ。
嬉しいことに6:4で女子の人数の方が多い。
何で女子が多いかは知らねー。
っと、読者様に高校の説明をしてるうちに教室に着いちまった。
つか、ミスター。早よ教室入れよ。
「鉄人、先に入ってくんね?」
あー。みすた君照れ屋だからね〜。
OK。みなまで言うな。
「あいよっと。」
――ガラッ!
クラス中の視線が俺に集まった。
つか、なに見てんのさー?
照れるべや。
ははーん。みんな、俺のボケに期待してるんだな?
鉄人お兄さんに任せなさい!
この教室を爆笑の渦に巻き込んでやんぜ!!
「ほほぅ。佐久間。私の授業に遅れて来るとは、いい度胸だな。」
ん!この耳をつんざく、この声は…!!
あれ、みんなの視線が『可哀想だけど明日の朝にはお肉屋さんに並ぶ運命なのね。』って、豚を見るような感じになっちょる!!
おのれ!ミスター!!計ったな!!
「遅れて来た理由と死ぬ前に言い残して置きたい言葉を合わせて5文字で言え。」
えー。5文字は無理でしょー!
「それは無理。 グホッ!」
地獄突きしやがったよ。教え子に地獄突きしやがったよ!!この教師!
チョー痛ぇ!
このブッチャーばりの地獄突きを放ったのが、我が担任の、金城 早苗。
年齢は26歳。デラベッピンのスタイル抜群の姉御さん。
黒のロングヘアーで後ろで束ねてる。
性格は…ねぇ…。
言わんくてもわかるしょ?
「佐久間。とっとと席に着けぃ!」
まぁ!世紀末覇者みたいな教師だこと!
つか、何で俺だけ?
他の奴らは?
アイツら席着いとるやん!
しかも、かっつんとタマ大爆笑してやがる!
ミスターは目閉じて瞑想してやがる!
アイツは何がしてーんだ?
ムカつくから後で殴ろっと。
喉を押さえながら席に戻ると、隣りの席の女子が話しかけてきた。
「大丈夫?先生の指、喉にめり込んでたけど…。」
俺の顔を心配そうな表情で覗き込んできたのが、明石 玲奈。
顔は相当可愛い。
肩くらいの髪でちょっと赤毛。
性格も良いし、巨乳だし言うことなしだね。
「派手に痛かったよ。血ぃ出るかと思った。」
「だって、声がドラえもんみたくなってるよ。」
マジかよ!?金城めー!!
ちなみに、金城の担当教科は数学だ。
力の加減もできねー奴が数学なんか教えんなよ!!
おわっ!!がっつり睨んでるよ!!あの人。
勘弁してくださいよー!